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时代のニーズに合わせた学习意欲を向上させるための
   実践的な組込みシステム教育教材の開発


        石川高専専攻科
    電子機械工学専攻2年 小島有貴
       指導教員 越野 亮
はじめに




複雑化する組込みソフトウェア開発
はじめに
      組込み製品開発おけるソフトウェア開発規模の拡大
兆円
4.5
  4
3.5                                4兆円を超えるソフトウェア開発費
  3
2.5
  2                                平均成長率は過去5年で15.2%
1.5
  1
0.5                                不足する組込み技術者は6万9千人
  0
      2006    2007   2008   2009

             ソフトウェア開発費

経済産業省, 2009年版組込みソフトウェア産業実態調査報告書より
開発経緯
石川高専でのこれまでの取り組み




Z80ボード
 1993年

         LEGOロボット
          2005年
                    PICボード
                     2006年
現在の教育教材の問題点

  学習者の興味関心を得られない教材
LEDやボタンのみなどの乏しい入出力インタフェース


    マルチメディア処理への未対応
画像や音声などのマルチメディア処理ができない


実社会で主流でない開発環境や開発手法
PIC やZ80 などのマイコンを用いた実際とずれた学習
E+
               (E plus)
Embedded + Education + Easy
 組込み         教育       手軽さ
E+(E Plus)概要




        MESボード
       ルネサスエレクトロニクス
      SH2 (7084) 80MHz
      SDRAM:32MByte
      SDスロット,イーサネット
E+(E Plus)概要




LED×8個,ボタン×8個
E+(E Plus)概要
          タッチパネル搭載
       2.2インチフルカラーLCD
E+(E Plus)概要




MP3?WAV
デコーダIC

音声入力
E+(E Plus)概要
温度,照度,可変抵抗,赤外線,距離
    各种センサを搭载
E+(E Plus)概要

 8bitDAC
圧電ブザー
E+(E Plus)概要
ブレッドボード領域
  拡張用 I/O
E+の特徴
       E+(E Plus)概要
① マルチメディア処理対応、学生の意欲喚起できる教材




 画像表示プログラム     音楽再生プログラム
E+の特徴
           E+(E Plus)概要
② 実社会で主流のCPUやツールによる実践的内容




 SuperH SH2ファミリ    統合開発環境HEW
E+の特徴
               E+(E Plus)概要
③ ボード1枚で実験まで行える効率的な教育教材


  圧電ブザー                    可変抵抗




                                  赤外線センサ
  LED / スイッチ




      温度センサ        照度センサ          距離センサ
E+の特徴
        E+(E Plus)概要
④ 豊富なマニュアルとサンプルで学習者をサポート


スタートアップマニュアル



  基本マニュアル



  応用マニュアル
スタートアップマニュアル
  E+(E Plus)概要




   ?E+の概要
   ?開発環境の構築
   ?プログラム転送/実行   (全23ページ)
基本マニュアル
   E+(E Plus)概要




?組込みシステム概論 / マイコン制御の概論
?搭載モジュール解説
?サンプルプロジェクト解説         (全34ページ)
応用マニュアル
E+(E Plus)概要




?応用サンプルプロジェクトの解説

                   (全13ページ)
評価実験



  対象:電子情報工学科3年 38名
     コンピュータアーキテクチャ

  事前プレゼンテーション
  学生の興味関心をアンケート調査
評価実験

? ARCS動機付けモデル
 – Attention      注意
 – Relevance      関連性   教育前
 – Confidence     自信
 – Satisfaction   満足    教育後


ジョン?ケラーが提唱した動機付けを説明するための理論。
学習者の教育効果を高めるために必要な要素のモデル。
評価実験

? ARCS動機付けモデル
  – Attention 注意
  – Relevance 関連性               教育前
  – Confidence 自信
A:注意
A1:知覚的喚起
              このボードによる応用例は面白いか
              このボードでできることは予想以上だったか

  – Satisfaction 満足
A2:探究心の喚起     このボードに好奇心をそそられたか
A3:変化性      このボードでできることは変化に富んでいるか
R:関連性       このボードの技術は自分に関係のある技術と思うか
R1:親しみやすさ   このボードは気軽に触ってみたいと思うか
R2:目的志向性    このボードでの学習内容は将来役にたつと思うか
R3:動機との一致   このボードで学習できる内容を身に着けたいと思うか
評価実験
質問項目          従来教材 E+
応用例は面白いか         4.24    4.34
出来ることは予想以上か      3.84    4.24
好奇心を持ったか         3.89    4.21
変化に富んでいるか        3.87    4.24
自分に関係があるか        3.92    4.13
気軽に触りたいか         3.92    4.13
将来役に立つか          4.26    4.26
身につけたいと思うか       4.03    4.26
平均値             4.00    4.23
                       5段階評価

従来教材に比べて,E+の方が高い評価を得た。
E+
Ver 2
E+の改良




              モードセレクトスイッチ
USBシリアル変換実装
              リセットスイッチの実装

      利便性?操作性を改善
まとめ
? 時代のニーズに合わせ,実践的な内容を学ぶことが
  でき,学習者の意欲喚起できる組込み教育教材の開
  発を行った。

? アンケート調査によって,学習者の興味関心を高めら
  れていることを実証した。

? 現在行っている学生の自由演習のサポートを行いつ
  つ,さらにドキュメントを充実させていく。
时代のニーズに合わせた学习意欲を向上させるための
   実践的な組込みシステム教育教材の開発


        石川高専専攻科
    電子機械工学専攻2年 小島有貴
       指導教員 越野 亮

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