8. CBT-I のエビデンス
Wu et al. (2015). JAMA Internal Medicine, 60612.
系統的レビューとメタ分析
P 不眠が併存する精神?身体疾患を有する者に対して
I CBT-I を実施すると
C 統制群(通常治療、睡眠衛生、待機群、リラクセーション)と比較して
O 不眠症状、精神症状(うつ、不安)が改善する
P 不眠症患者に対して
I CBT-I を実施すると
C 統制群(通常治療、睡眠衛生、待機、プラセボ)と比較して
O 入眠困難、再入眠困難が改善する(総睡眠時間は改善しない)
Trauer et al. (2015). Annals of Internal Medicine, 163(3), 191–204.
系統的レビューとメタ分析
39. CBGT-I のエビデンス
Koffel et al. (2015). Sleep Medicine Reviews, 19, 6–16.
P 不眠の問題を抱える方に対して、
I 不眠の集団認知行動療法は、
C コントロール群(通常治療、教育、モニタリング群)と比較して、
O 睡眠効率(=睡眠時間 ÷ 床上時間 ×100 )の改善に有効
40. CBGT-I の対象者
研究 平均年齢 性別(女性 , % ) 対象疾患
Currie et al., 2000 45.0 55.0 慢性疼痛による不眠
Epstein et al., 2007 58.2 100.0 がんによる不眠
Espie et al., 2007 54.2 68.2 慢性疼痛による不眠
Jansson et al., 2005 49.0 86.1 慢性疼痛による不眠
Mir et al., 2011ó 46.5 100.0 線維筋痛症による不眠
Morin et al., 1993 67.1 70.8 不眠症
Rybarczyk et al., 2002 67.8 66.6 慢性疾患による不眠
Vitiello et al., 2009 67.7 88.2 関節炎による不眠
Yamadera et al., 2013 61.7 44.0 不眠症
注 . Koffer et al. (2014) のメタ分析の対象となった論文に Yamadera et al. ( 2013 )を追加した。
Koffel et al. (2015). Sleep Medicine Reviews, 19, 6–16.