狠狠撸

狠狠撸Share a Scribd company logo
Case 1. 母平均についての Z 検定(母分散が既知の場合)

    【目的】 想定された母平均の値 ?0 と標本平均 x の間に、有
      意な差があるかを検討する。
    【制約】
         1. 母分散 σ 2 が既知であること。σ 2 が未知の場合は、
            case7 へ。
         2. 母集団が正規分布に従うならば、これは正確な検定で
            ある1 。正規分布に従わない場合でも、近似的な指標
            を与えるだろう。
    【方法】 想定された平均値 ?0 と既知の分散 σ 2 をもつ母集団
      から、標本サイズ n の標本を無作為に抽出し、標本平均 x
      を計算する。
                          x??0
              検定統計量 Z =     √
                          σ/ n

         が標準正規分布に従うことを用いて、有意水準 α に対応す
         る棄却域を指定し、片側あるいは両側検定を行う。
     1
         近似検定ではない

                                      1/4
疑问点

      I   どうして Z?
      I   母集団の分散が既知ということはあるのか?
                                 √
      I   統計量 Z の意味は?分子は平均の差、分母は? n はどうし
          て出てくる?




                                      2/4
R でやってみる

   Case1(標本平均, 母平均, 母分散, サンプル数, 片側 or 両側2 )


   Case1<-function(x,w,y,z,v){
   z1<-(x-w)/(sqrt(y/z))
   z2<-abs(z1)
   if(v==1)p1<-pnorm(z2,lower.tail=FALSE)
   else p1<-2*pnorm(z2,lower.tail=FALSE)
   sprintf("Z = %.3f , p = %.3f",z1,p1)
   }




     2
         片側検定の場合は 1, 両側検定の場合は 2 を入力



                                            3/4
R でやってみるーコマンドの解説

   pnorm(q, mean=0, sd=1, lower.tail = TRUE, log.p = FALSE)
   I   累積確率分布関数値 P [X <= x] もしくは P [X > x] を
       返す。
   I   引数 q: 確率分布関数を求める位置 (のベクトル)
   I   引数 mean: 平均 (のベクトル) デフォルトは 0
   I   引数 sd: 標準偏差の (ベクトル) デフォルトは 1
   I   引数 log.p: もし TRUE なら確率は対数値 デフォルトは
       FALSE #このオプションを使うのはどんなときなんだろう。




                                                         4/4

More Related Content

001 z test

  • 1. Case 1. 母平均についての Z 検定(母分散が既知の場合) 【目的】 想定された母平均の値 ?0 と標本平均 x の間に、有 意な差があるかを検討する。 【制約】 1. 母分散 σ 2 が既知であること。σ 2 が未知の場合は、 case7 へ。 2. 母集団が正規分布に従うならば、これは正確な検定で ある1 。正規分布に従わない場合でも、近似的な指標 を与えるだろう。 【方法】 想定された平均値 ?0 と既知の分散 σ 2 をもつ母集団 から、標本サイズ n の標本を無作為に抽出し、標本平均 x を計算する。 x??0 検定統計量 Z = √ σ/ n が標準正規分布に従うことを用いて、有意水準 α に対応す る棄却域を指定し、片側あるいは両側検定を行う。 1 近似検定ではない 1/4
  • 2. 疑问点 I どうして Z? I 母集団の分散が既知ということはあるのか? √ I 統計量 Z の意味は?分子は平均の差、分母は? n はどうし て出てくる? 2/4
  • 3. R でやってみる Case1(標本平均, 母平均, 母分散, サンプル数, 片側 or 両側2 ) Case1<-function(x,w,y,z,v){ z1<-(x-w)/(sqrt(y/z)) z2<-abs(z1) if(v==1)p1<-pnorm(z2,lower.tail=FALSE) else p1<-2*pnorm(z2,lower.tail=FALSE) sprintf("Z = %.3f , p = %.3f",z1,p1) } 2 片側検定の場合は 1, 両側検定の場合は 2 を入力 3/4
  • 4. R でやってみるーコマンドの解説 pnorm(q, mean=0, sd=1, lower.tail = TRUE, log.p = FALSE) I 累積確率分布関数値 P [X <= x] もしくは P [X > x] を 返す。 I 引数 q: 確率分布関数を求める位置 (のベクトル) I 引数 mean: 平均 (のベクトル) デフォルトは 0 I 引数 sd: 標準偏差の (ベクトル) デフォルトは 1 I 引数 log.p: もし TRUE なら確率は対数値 デフォルトは FALSE #このオプションを使うのはどんなときなんだろう。 4/4