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121017勉强会
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121017勉强会
1.
施设トマト研究会资料
平成24年10月16日(金) R. Ito
2.
昨今の気象経过
40 300 今年度 昨年度 平年値 35 250 日照時間 (10日合計時間 ) 30 25 最高気温 200 気温(℃) 20 15 150 10 最低気温 100 5 0 50 -5 日照時間 平年値 日照時間 昨年度 -10 0 日照時間 今年度 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 ? 7月下旬以降高温、晴天が続いています。 ※ 10/16時点の気象庁発表データを元に作成。 2
3.
1ヶ月予报(10/13~11/9)
1ヶ月の気象確率 気温 20% 40% 40% 降水量 30% 40% 30% 日照時間 30% 40% 30% ? 特徴的な予報は出て 0% 20% 低い(少ない) 40% 平年並 60% 80% 100% 高い(多い) いません。 1ヶ月の気温経過確率 ? 気温が高くなる確率 10/13~10/19 20% 40% 40% が若干高くなってい 10/20~10/26 30% 40% 30% ます。 10/27~11/9 30% 30% 40% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 低い 平年並 高い ※ 10/16時点の気象庁発表データを元に作成。 3
4.
3ヶ月予报(10月~12月)
3ヶ月の気温経過確率 10月 30% 30% 40% ? 特徴的な予報は出て 11月 40% 30% 30% いません 12月 30% 30% 40% (※「平年並」という意 0% 20% 40% 60% 80% 100% 味ではありません) 低い 平年並 高い 降水経過確率 ? エルニーニョ現象が 10月 30% 30% 40% 発生していますが、 11月 30% 40% 30% 冬の間も持続する可 12月 30% 30% 40% 能性は半々となりま 0% 20% 40% 60% 80% 100% した。 少ない 平年並 多い ※ 10/16時点の気象庁発表データを元に作成。 4
5.
「インプレッション水和剤」の効果
「インプレッション」使用率とうどんこ病発病葉率の関係 (うどんこ病薬剤に対する割合%) インプレッション使用割合 100 75 50 25 うどんこ病発病葉率(%) 0 50 25 0 育苗期 9月中旬 10月中旬 11月中旬 ? 初期から高頻度で使用すると予防効果大 ? 後半に少し使用してもダメ(治療効果は無い) ※ グリーンレポートNo.519(2012年9月号)より。キュウリ抑制栽培での試験結果です。 5
6.
室内気温と防虫ネットの関係
9月の温室内気温と防虫ネット設置状況の関係 平均気温(℃) 29 26 25.7 26.2 25.6 24.15 23 20 天窓: 0.4 天窓: 無し 天窓: 無し 屋外 側窓: 0.4 側窓: 0.4 側窓: 0.8 (小田原) 出入: 0.4 出入: 0.8 出入: 0.8 ? 目合の細かいネットでも気温は上昇しない。 ? 風や湿度の関係で体感温度は上がる。 ※ グリーンレポートNo.519(2012年9月号)より 6
7.
防虫ネットと害虫进入数の関係
天窓 側窓 出入り口 A 0.4mm 0.4mm 0.4mm B なし 0.4mm 0.8mm C 0.8mm 0.8mm 7 なし ※ グリーンレポートNo.519(2012年9月号)より。キュウリ抑制栽培での試験結果です。
8.
省エネ対策(暖房機の保守点検) ? 缶体の清掃 ? バーナーノズルの交換、掃除
(1シーズン、10kL、1000時間を目安に) 8
9.
省エネ対策(被覆资材の隙间チェック)
被覆資材の種類、内張の層数などによる 暖房熱量の0~2割は 隙間換気で失われる 昼間は下向き(蓄熱)、夜間は上向き(放熱) 9
10.
隙間の補修が放熱量抑制に繋がった事例 ? 全カーテン面積の0.6%の隙間を補修するこ
とで放熱量を12%抑制 ※ 施設園芸省エネルギー対策(JA全農)より http://www.agri.zennoh.or.jp/syoene/index.asp 10
11.
注意すべき隙间ポイント
カーテン肩部に仕切りフィルムを入れると 更に有効(冷気を横に下ろさない) 11
12.
天候に合わせた栽培管理(循環扇?送風機の利用) ? 結露の防止 –
湿度が高くても、空気が動けば結露は減少。トマ トの事例では早朝の結露量を70%抑制。 ? 温湿度むらの解消 – 上下の空気がかき混ぜられることで、株元で1℃ 程度の温度上昇効果。 ? 循環扇の代わりに暖房機の送風も効果有り – 1時間の送風で約12.6円の電気代(750Wとして) – ダクトの設置は早めに 12
13.
天候に合わせた栽培管理(循環扇?送風機の利用) ? 循環扇の使い方 –
連続運転が適する:灰色かび病の発生初期や、 曇天?雨天が続いて病気が蔓延しそうなとき。 – 断続運転が適する:病気などの発生が見られず、 温湿度のむら解消が目的の時は、日没から日の 出まで断続運転とし、日の出前後は結露解消の ため連続運転する。 – 日中も連続運転が適する:曇天?雨天が連続して おり、ほとんど換気ができないときは日中も連続 稼働させる。 13
14.
空気が流動することの効果(結露防止) ? 蒸発速度を決めるものは何か? 1.
空気の乾燥度合い 2. 境界層の厚さ(右図) ? 境界層が半分なら蒸発速度は倍 ? 送風は境界層を薄くする ? 夜間?曇天時は循環扇、暖房機の 送風の利用を (※矢吹萬壽「風と光合成」より) 14
15.
空気が流動することの効果(光合成促進) ? 毎秒30cm程度の風
でも光合成速度は大 きく上昇 ? なぜか? – 気孔が開き、境界層 も薄くなり、CO2を取り 込みやすくなる – 気孔を開かせるには 湿度も重要→夏は散 水など加湿も併用 (※矢吹萬壽「風と光合成」より) 15
16.
トマト斑点细菌病について
16
17.
トマト斑点細菌病(原因菌と特徴) ? 原因菌:Xanthomonas campestris
pv. vesicatoria(ザントモナス?キャンペストリス) ? 鞭毛を持ち運動性があるので、顕微鏡下で は動いている様子を観察できる。 17 http://sian.inia.gob.ve/repositorio/revistas_ci/Agronomia%20Tropical/at3446/arti/guevara_y.htm http://biowiki.kenyon.edu/index.php/Xanthomonas_campestris
18.
トマト斑点細菌病(その他の症状) 初期:下葉からそうか状の小斑点を
後期:落葉、茎だけが残る 形成、黄化 ※ 「原色野菜病害虫百科 トマト?ナス?ピーマン他」 より 18
19.
トマト斑点細菌病(その他の症状) 果梗の病斑:多少隆起する。
果実の病徴(初期):コルク化した点 が隆起。点の周囲は白く縁取られる。 ※ 「原色野菜病害虫百科 トマト?ナス?ピーマン他」 より 19
20.
トマト斑点細菌病(発生と伝染) ? 高温多湿条件が続くと、黄色の縁取り(ハ
ロー)を伴った黒褐色の斑点が急激に発生 ? 主に下葉から発生、上葉まで進展する。 ? 梅雨期の露地で多いが、施設でも4月以降に 多湿条件が続くと発生しやすい。 ? 窒素過多、排水不良、被害茎葉の土中残留 は発生し易い条件を作る。 ? 一次伝染源は種子または土壌、二次伝染は 水滴や風による分散 ※ 「原色野菜病害虫百科 トマト?ナス?ピーマン他」 より 20
21.
トマト斑点細菌病(対策) ? 排水対策と適正な栽培管理 ? 発生後の薬剤散布は効果が劣るので、予防
散布を主体とする ? 発生した場合は、登録薬剤である銅水和剤 (コサイド3000等)か、カスガマイシン?銅水和 剤(カッパーシン、カスミンボルドー)により防 除を行う。 ※ 農薬の使用にあたってはラベルに記載の使用法?登録を確認して下さい。 21
22.
カスガマイシンについて
? 1960年代、奈良の春日大社土壌から発見さ れた放線菌から産生される抗生物質 ? 菌のタンパク質合成を阻害することで殺菌作 用を示す ? 動物に対しての安全性が極めて高い ? 稲いもち病(糸状菌病)に卓効を示すが、 細菌病にも有効 ? 耐性菌は発生しやすいが、耐性菌の自然環 境への適応性が低く、放っておくと淘汰される のであまり問題になっていない ※ 農薬科学の進歩(殺菌剤)-カスガマイシンの開発 -http://homepage2.nifty.com/~tjinfom/agmini064.html 22
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