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2012/10/09




植物生理学 第13回
        開花
(絵とき植物生理学入門(オーム社)4章6節)




           ドラゴンフルーツ   担当:山口
花芽形成に関与する要因
●
    光
●   窒素量(過剰だと花芽形成抑制)
●   C/N比
●   齢
●   温度
●
    春化(一定期間低温にさらす、バーナリゼーション)


          多くの要因が関与している
光周性
●
    ビロキシ(短日植物のダイズ)の場合




       明期




    明暗の光の周期に反応する性質=光周性
短日植物と長日植物
花芽をつける要因の1つに暗期の長さがある

●   短日植物(限界暗期<暗期)
    ●
        アサガオ、オナモミ、コスモス等
        (秋に咲く植物)
●
    長日植物(限界暗期>暗期)
    ●   コムギ、ホウレンソウ、矢車草
        (春に咲く植物)
●   他にも、中性植物(暗期の長さ
    無関係)、中間植物(暗期があ
    る範囲内)などがある
光中断
●
    短日植物は暗期を分断しても花芽分化しない
    →光中断




●
    光中断に有効な光=明期の判断材料は?
    →660nmの赤色光
    →730nmの遠赤光を当てると打ち消す
短日植物の光要求性
短日植物は連続した暗期を与えるだけでは×
●   日光を1hr→8hrに延長していくと、花芽形成反応も
    増加
●   一定の時間で明期を設定した場合、光の強度が増
    大するに従って花芽分化も増加

●   十分な光合成が必要?
花成ホルモン
●
    葉で花成ホルモン生成→仮想物質「フロリゲン」
●
花成ホルモンの特徴
●
    葉で生成
●   移動速度は30cm/hrぐらい(推定)
●   暗期が十分でも温度が低いと効果が小さくなる
●
    師管を通る
    ●   環状剥皮すると転流しなくなる
●
    特定はされていない
    ●
        花芽形成に影響のある物質には
        サリチル酸、ニコチン酸などがある

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  • 2. 花芽形成に関与する要因 ● 光 ● 窒素量(過剰だと花芽形成抑制) ● C/N比 ● 齢 ● 温度 ● 春化(一定期間低温にさらす、バーナリゼーション) 多くの要因が関与している
  • 3. 光周性 ● ビロキシ(短日植物のダイズ)の場合 明期 明暗の光の周期に反応する性質=光周性
  • 4. 短日植物と長日植物 花芽をつける要因の1つに暗期の長さがある ● 短日植物(限界暗期<暗期) ● アサガオ、オナモミ、コスモス等 (秋に咲く植物) ● 長日植物(限界暗期>暗期) ● コムギ、ホウレンソウ、矢車草 (春に咲く植物) ● 他にも、中性植物(暗期の長さ 無関係)、中間植物(暗期があ る範囲内)などがある
  • 5. 光中断 ● 短日植物は暗期を分断しても花芽分化しない →光中断 ● 光中断に有効な光=明期の判断材料は? →660nmの赤色光 →730nmの遠赤光を当てると打ち消す
  • 6. 短日植物の光要求性 短日植物は連続した暗期を与えるだけでは× ● 日光を1hr→8hrに延長していくと、花芽形成反応も 増加 ● 一定の時間で明期を設定した場合、光の強度が増 大するに従って花芽分化も増加 ● 十分な光合成が必要?
  • 7. 花成ホルモン ● 葉で花成ホルモン生成→仮想物質「フロリゲン」 ●
  • 8. 花成ホルモンの特徴 ● 葉で生成 ● 移動速度は30cm/hrぐらい(推定) ● 暗期が十分でも温度が低いと効果が小さくなる ● 師管を通る ● 環状剥皮すると転流しなくなる ● 特定はされていない ● 花芽形成に影響のある物質には サリチル酸、ニコチン酸などがある