2013年7月21日(日)地域活性学会 第5回研究大会
◎カレーキャラバン http://curry-caravan.net/
【はじめに】
近年、「B級ご当地グルメ」に代表されるように、地域における「食」をテーマにしたまちおこしが注目を集めている。こうした試みは、「地域資産(local assets)」の発見や評価のための「しかけ」として理解することができる。
筆者らは、2012年3月から「カレーキャラバン」という実践をすすめている。それは、カレーを題材とした「食のワークショップ」とも呼ぶべき活動で、全国各地を巡りながらすすめる社会実験を構想している。住民参加型の「協同調理」の場づくりを介して地域へアプローチし、地域における人間関係のあり方やコミュニティへの帰属感、多様性?異文化理解等の可視化を試みるものである。
本活動の実践過程を分析?考察することで、地域コミュニティのもつホスピタリティや関係変革への志向、シビックプライドの醸成などを理解するきっかけになることが期待できる。