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若手企画シンポジウム2014
~新顔学への挑戦~
日本颜学会若手交流会 有志
1
第19回 日本顔学会大会(フォーラム顔学2014)
2014年10月25日
本シンポジウムの趣旨
1. 日本颜学会若手交流会の有志(=『新顔』の集い)
が、フォーラム顔学2013以降に展開してきた活動を
報告します!
?定期交流会で実施したワークショップの実演もあります!
2. その上で、会員の皆さんと『新しい顔学の創造』に
向けた意見交換や議論を行っていきたいと思います。
?懇親会でも引き続き…!
2
本シンポジウムの流れ
1. 日本颜学会若手交流会とは?
2. 運営委員会の設置について
3. 若手交流会(第4~6回)の活動報告
4. 対外発表?広報関連活動報告
5. ホームページの設置について
6. 第7回若手交流会のお知らせ
7. 今後の活動戦略について
司会進行
武藤 祐子
(大阪樟蔭女子大学)
※若手交流会
運営委員会副代表
3
1.日本颜学会若手交流会とは?
日本颜学会若手交流会運営委員会 代表
中洲 俊信(株式会社 東芝)
若手交流会のあゆみについては、
『特別寄稿論文』もご覧ください?
4
背景:日本顔学会とは?
1995年3月 発足
『従来の枠組みを超えたネットワークの創造』
主な活動
?学術大会:フォーラム顔学(年1回)
?講演会:イブニングセミナー(年数回)
?各種研究会、支部会(年数回)
会員数:約750人
顔に関する研究の発展を期し、あわせて「顔学」の普及を図ることを目的に、顔の
研究者、顔の研究に興味がある人が結集して、日本顔学会が発足しました。発足
後5年の間に、国立科学博物館を中心とした大?顔?展を企画するなど、世界的に
見ても類のない、新しいかたちの学会の活動が新たな波紋を社会に投じています。
(日本顔学会HPより)
(2009年12月末の時点)
?発行:日本顔学会誌(年1回)、ニューズレター(年3回)
従来の専門化?細分化してきた研究の流れとは逆の、
統合化?総合化の動き
5
背景:最近の顔学会で気になっていたこと
普通の学会になってきている
(昔は突飛なネタも多かった)
他分野の発表がわからない
仲の良いメンバーが固定化
してきている
(拒否反応、見る気にならない)
気軽なノリでアイデアを
出せる環境
知り合いの研究発表なら
他分野でも見てみたくなる
交流できる環境
6
参加条件
?若手である(自称可)
?自己紹介資料の作成
若手交流会の趣旨
?顔の面白さをみんなで感じ、語れる
?これを機に何か勉強できる、スキルを身につけられる
?知り合いが増える、仲間ができる
?堅苦しい研究発表というよりもオープンな形での「話題提供」
例えば
?研究アイデアの練り上げ
?論文とは違う形のアウトプットの方法
?既発表ネタのさらなるフィードバックの獲得
☆ まずは身近な顔研究者(顔に興味のある人)を知ろう!
顔学の未来を作る若手研究者の交流?議論の機会
☆ 交流を通じて顔学の将来像を考えていく
(とりあえずは)担当者が発表し、自由に議論する形式で進める
7
自己紹介資料の見本
名前: 上田彩子(うえださやこ)
所属: 理研BTCC認知行動科学連携ユニット
プロフィール:
学歴:
2000年3月 日本女子大学附属高等学校 卒業
2004年3月 日本女子大学人間社会学部 卒業
2006年3月 日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程前期 卒業
2009年3月 日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程後期 卒業
職歴:
2004年4月~2005年3月 日本女子大学 TA
2008年4月~2009年3月 日本学術振興会特別研究員DC2
2009年4月~2010年3月 日本学術振興会特別研究員PD
2009年4月~現在 日本女子大学 非常勤講師
2012年4月~現在 東京理科大学 非常勤講師
2012年4月~現在 理化学研究所 理研BTCC 研究員
メールアドレス:● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
趣味:体を動かすこと、食べること、寝ること、旅行
特技:マンガを描くこと
研究テーマ:
興味のある研究領域:
フリースペース:
? 認知スタイルなどの個人差
? 視覚運動協応
? 顔知覚
? 化粧の効果
? 顔の運動情報の計測や分析
? CGを用いた顔の情報の操作
? プログラミング
自分の研究の詳細や、今後の抱負、その他主張したいことをお書き下さい
8
1年目の主な活動(フォーラム顔学2012~2013)
第1回 定期交流会(2012.11/24)
似顔絵作成ワークショップ
第2回 定期交流会(2013.6/16)
フェイスストレッチングワークショップ
第3回 定期交流会(2013.9/28)
美容医療、顔の美に関する議論
フォーラム顔学2013の若手企画(2013.11/10)
若手交流会の活動報告、若手によるパネル討論
9
交流会参加者からの声
? 色々な分野の人と知り合いになれたのが収穫
? 知り合いがいることで、顔学会大会参加の心理的ハードルが
かなり下がった
? 若手の会を続けることにより、顔学会大会の継続参加のモチ
ベーションになる
? 「皆、忙しい中で大変な研究をしていてすごいな」と刺激になる
? 自分のフィールドではなかなか得られない異分野の知見を
得ることができて有益
? 学会よりも気軽かつインタラクティブに質問できて良い。
若手によるフランクな空間ならではの強み。
? 年1度の学会以外でも会えるのは交流を深めるのに重要
? 異分野の関連研究が自身の研究の応用先になることがある
新たな(気軽な)
つながり
新たな
知見
新たな
刺激
モチベーション
の向上!
( 第1回~第3回 定期交流会 )
10
「顔学 × 若手」の可能性
誰もが関連する
注目度も高い
様々な分野の専門家がいる
可能性がある
今後を担える
自由な発想が可能(責任がない)
イノベーションの可能性!!
顔学(顔学会) 若手
これを活かすには、自由に発想し続ける仕組みが必要
11
理想像: 顔学でイノベーションを起こすサイクル
交流?議論 発表仲間での活動
若手交流会
フォーラム
顔学
研究会
これまで
フォーラム顔学
若手企画
… 展示
学会発表
特許
イベント
活動報告
…
フィードバック
活動アイデアの議論
サイクルの起点!
若手交流会で仲間を作ってどんどん活動してください!
各自の研究
+α
若手交流会
の運営
12
この1年間の目標
<理想のサイクル>
若手交流会
(交流?議論)
仲間での
活動
対外発表
つながり
知見 刺激
個人のモチベー
ション向上
1年目にできた部分
①運営体制強化
②交流会での新たな試み継続
③分野融合による成果
交流に
よる
④広報強化
?運営マニュアル共有、分担など
?交流会に関してアイデア検討
(楽しい雑談から討論を深める仕組み作りなど)
?HPの設置
?20周年イベント
?他学会への周知
?仲間での有志活動推進
13
この1年間の目標
<理想のサイクル>
若手交流会
(交流?議論)
仲間での
活動
対外発表
つながり
知見 刺激
個人のモチベー
ション向上
1年目にできた部分
①運営体制強化
②交流会での新たな試み継続
③分野融合による成果
交流に
よる
④広報強化
?運営マニュアル共有、分担など
?交流会に関してアイデア検討
(楽しい雑談から討論を深める仕組み作りなど)
?HPの設置
?20周年イベント
?他学会への周知
?仲間での有志活動推進
[昨年] 4名で場当たり的な運営
[今年] 運営委員会の設立
? 8名体制
? 定期的な運営会議
14
この1年間の目標
<理想のサイクル>
若手交流会
(交流?議論)
仲間での
活動
対外発表
つながり
知見 刺激
個人のモチベー
ション向上
1年目にできた部分
①運営体制強化
②交流会での新たな試み継続
③分野融合による成果
交流に
よる
④広報強化
?運営マニュアル共有、分担など
?交流会に関してアイデア検討
(楽しい雑談から討論を深める仕組み作りなど)
?HPの設置
?20周年イベント
?他学会への周知
?仲間での有志活動推進
[昨年] 参加メンバーは固定
[今年] 定期交流会ごとに新規参加者を募集
?様々な分野からの参加者が!
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この1年間の目標
<理想のサイクル>
若手交流会
(交流?議論)
仲間での
活動
対外発表
つながり
知見 刺激
個人のモチベー
ション向上
1年目にできた部分
①運営体制強化
②交流会での新たな試み継続
③分野融合による成果
交流に
よる
④広報強化
?運営マニュアル共有、分担など
?交流会に関してアイデア検討
(楽しい雑談から討論を深める仕組み作りなど)
?HPの設置
?20周年イベント
?他学会への周知
?仲間での有志活動推進
活動報告が増加!
ホームページの設置
?ニューズレター、論文誌、ポスター、動画公開など多様
?顔学会には浸透し、顔学会を超えた範囲へもアピール
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この1年間の目標
<理想のサイクル>
若手交流会
(交流?議論)
仲間での
活動
対外発表
つながり
知見 刺激
個人のモチベー
ション向上
1年目にできた部分
①運営体制強化
②交流会での新たな試み継続
③分野融合による成果
交流に
よる
④広報強化
?運営マニュアル共有、分担など
?交流会に関してアイデア検討
(楽しい雑談から討論を深める仕組み作りなど)
?HPの設置
?20周年イベント
?他学会への周知
?仲間での有志活動推進
活動に向けた提案は出たが、
手がまわらず……
→ テコ入れが必要
17
2.運営委員会の設立
日本颜学会若手交流会運営委員会 代表
中洲 俊信(株式会社 東芝)
18
運営委員会の設立
新しいことに挑戦し、これまで以上に勢いを増して盛り上げていく!
→ 運営体制の強化 & 運営会議の開催(年3回程度)
運営委員 8名
代表:
副代表:
幹事:
中洲 俊信(株式会社東芝)
武藤 祐子(大阪樟蔭女子大学)
牛山 園子(フェイスストレッチング協会)
瀬尾 香代子(M&C せおかよこビュウティサロン)
高橋 翠(東京大学)
月岡 成志(千葉工業大学)
前島 謙宣(早稲田大学)
山南 春奈(株式会社資生堂)
19
運営会議
?メンバー: 運営委員+自主参加者
?今年は3回開催(3月、6月、9月)@大崎
?議題: 定期交流会の具体化、有志活動の企画、活動報告検討
お菓子を囲んで
気軽な雰囲気に
ホワイトボードで
アイデア検討
20
3.若手交流会の活動報告
若手交流会では《異分野に対する無関心やアレルギーを
減らすことで、若手会員の交流を活性化しよう!》という
狙いの下、毎回、メンバーが講師役となって様々な分野に
おける最先端の顔研究や顔に関わる実践活動の一端を教え
てもらう『ワークショップ』を開催しています。
ここでは、昨年のフォーラム顔学2013以降の若手交流
会で行われたワークショップの様子(ダイジェスト版!)
を、講師役となった若手メンバーからご紹介します。
21
第4回定期交流会
2013年12月15日@シティータワー大崎
ワークショップ講師:渡邊伸行(金沢工業大学)
22
第4回若手交流会(定期交流会)
心理学における顔の測り方
~SD法を中心に~
金沢工業大学
情報フロンティア学部 心理情報学科
渡邊 伸行
23
発表の経緯と意図
? フォーラム顔学2012 (@東京電機大学)
若手企画セッション
– “「顔学」において心理学ができること”
(上田彩子?髙木幸子?安田孝?渡邊伸行)
?心理学における顔研究
?心理学研究法
?他領域とのコラボの可能性
? 第4回若手交流会にて、具体例の紹介 24
発表の経緯と意図
? 心理学における顔の測り方
~SD法を中心に~
? 心理学的な顔の評価方法を
紹介したい
–SD法の概要
–顔学会誌におけるSD法の論文
–研究例:表情、アニメーションの顔、
萌え顔?声、
V系バンドのメイク 25
SD法の概要
? 用途:様々な対象に対する印象や
イメージの測定
?色彩、形、デザイン、映像、建築、
音楽、香り、味、食感など
? 形式:形容詞対を用いた尺度
5件法 or 7件法
? 結果の処理
? プロフィール作成
? 因子分析による因子(潜在変数)の抽出26
形容詞対、プロフィールの例
(大山?瀧本?岩澤, 1993; 和田他, 2003より引用)27
よく使われる形容詞対
? 評価性 (Evaluation)
? 良いー悪い、好きなー嫌いな、
美しいー汚い
? 活動性 (Activity)
? 騒がしいー静かな、動的なー静的な、
派手なー地味な
? 力量性 (Potency)
? 重いー軽い、強いー弱い、
硬いー柔らかい 28
29
研究例:V系バンドのメイクの印象 (渡邊?橋本, 2011)
30
使用した形容詞対と因子分析の結果
(渡邊?橋本, 2011)
評価性
活動性
女性性
31
因子空間における顔の布置
(渡邊?橋本, 2011)
?メイクのカテゴリーが与える印象がほぼ
一貫している。 32
まとめ
? 顔画像の心理学的印象評価の意義
– 顔の相貌的 (物理的) 特徴と
心理的評価の関係を明らかにする
– 作家の経験則の裏づけ
– 顔の情報処理モデルの構築、精緻化
– アニメ、エージェントへの応用 etc.
33
第5回定期交流会
2014年4月20日@早稲田大学理工学術院
ワークショップ講師:前田謙宣 (早稲田大学)
※現所属OLMデジタル
34
第5回若手交流会
最先端顔画像合成技術のご紹介
前島 謙宣
早稲田大学 理工学術院※
2014.4.20
※ 现所属:株式会社翱尝惭デジタル
本日は
? 過去にSIGGRAPHで発表された代表的な顔画像合成技術の紹介
フェイシャルアニメーションの分野にフォーカス
? ここ数年の技術トレンド:
ブレンドシェイプ and/or パフォーマンスキャプチャ
過去10年のSIGGRAPH
に見る合成技術の変遷
2009
“Digital Emily Project”
O. Alexander et al
2010
“High-Quality Single-Shot
Capture of Facial Geometry”
T. Beeler et al, ETH/DRZ
“Example-Based Facial Rigging”
H. Lit et al, ETH/Zurich/EPFL
2011
“Interactive Region-Based
Linear 3D Face Models”
J. R. Tena et al, DRP
“Realtime Performance-Based
Facial Animation”
T. Weise et al, EPFL
2012
“Lightweight Binocular Facial
Performance Capture under
Uncontrolled Lighting”
L. Valgaerts et al, MPI
2013
“Realtime Facial Animation
with On-the-fly Correctives”
H. Li et al, ILM
2014
“Facial Performance
Enahncement using
Dynamic Shape Space”
A. H. Bermano et al, ETH/DRZ
“Automatic Determination of
Facial Muscle Activations
From Sparse Motion
Capture Marker Data”
E. Sifakis et al, Stanford
2005
2004
“Universal Capture:
Image-based Facial
Animation and Rendering
for the Matrix sequels”
G. borshukov et al, Stanford
“Spacetime Expression Cloning
for Blendshapes”
Y. Seol et al, KAIST/WETA Digital
https://www.youtube.co
m/watch?v=Eb7zzrtgdEE
過去10年のSIGGRAPH
に見る合成技術の変遷
2009
“Digital Emily Project”
O. Alexander et al
2010
“High-Quality Single-Shot
Capture of Facial Geometry”
T. Beeler et al, ETH/DRZ
“Example-Based Facial Rigging”
H. Lit et al, ETH/Zurich/EPFL
2011
“Interactive Region-Based
Linear 3D Face Models”
J. R. Tena et al, DRP
“Realtime Performance-Based
Facial Animation”
T. Weise et al, EPFL
2012
“Lightweight Binocular Facial
Performance Capture under
Uncontrolled Lighting”
L. Valgaerts et al, MPI
2013
“Realtime Facial Animation
with On-the-fly Correctives”
H. Li et al, ILM
2014
“Facial Performance
Enahncement using
Dynamic Shape Space”
A. H. Bermano et al, ETH/DRZ
“Automatic Determination of
Facial Muscle Activations
From Sparse Motion
Capture Marker Data”
E. Sifakis et al, Stanford
2005
2004
“Universal Capture:
Image-based Facial
Animation and Rendering
for the Matrix sequels”
G. borshukov et al, Stanford
“Spacetime Expression Cloning
for Blendshapes”
Y. Seol et al, KAIST/WETA Digital
ブレンドシェイプ Blendshape
?1 × + ?2 × + ?3 × … =
表情の基本となるシェイプ(ターゲットシェイプ)をそれぞれ
重みを付けて足し合わせることにより任意の表情を合成する手法
ターゲットシェイプの基準としてFACSにより定義される表情を使うことが多い
Image from
http://download.autodesk.com/global/docs/maya2013/ja_jp/index.html?url
=files/Blend_Shape_deformer.htm,topicNumber=d30e319104
パフォーマンスキャプチャ Performance Capture
アクターの演技
Apeの演技アバターの演技
アクターの演技
Avatar, Lightstrom Entertainment (2009) Rise of the Planet of the Apes, WETA Digital (2011)
変換 変換
演者(アクタ)の演技時の表情を取り込み?変換しキャラクタの表情づけを行う技術
“Realtime Performance-Based Facial Animation”,
T. Weise, S. Bouaziz, H. Li and M. Pauly, SIGGRAPH2011
ユーザ自身の演技によりリアルタイムでキャラクタの顔表情をコントロールする
マーカレスなパフォーマンスベースのキャラクタアニメーションシステム
入力は3Dセンサー(Microsoft Kinect など)で撮影されたユーザの表情
FaceShift (http://www.faceshift.com/) として最低 $800/年から利用可能
ユーザA
ユーザB
ユーザAの
キャプチャされた表情
ユーザAの表情が
写されたキャラクタの表情
3Dセンサー
“Realtime Performance-Based Facial Animation”,
T. Weise, S. Bouaziz, H. Li and M. Pauly, SIGGRAPH2011
?Kinect等の低品質な色?奥行き情報から個人特有のターゲットシェイプの組を作る
奥行きと色の積層 + テンプレートのフィッティング
+ Example-based Facial Rigging (15表情→39表情)
?登録時に記録した顔のアニメーションを事前知識として、
テクスチャと形状双方の位置合わせによる顔のトラッキング
オンライン処理:
データ獲得?前処理?位置合わせ?表示:5ms 以下
非剛体位置合わせ:45ms/frame
Intel i7 2.8GHz with 8GB MEM
オフライン処理:
各表情に対する特徴点指定:2分/表情
ユーザ入力に対する表情モデルの計算:10分以下
アニメーションの事前知識計算:10~20分
まとめ
? 2010年辺りからの顔画像合成技術の進歩が目覚ましい
? ブレンドシェイプに基づくパフォーマンスキャプチャは、
テンプレートモデルをうまく利用することで、特別な計測機器を
使わずに演者の表情を反映したCGキャラクタのアニメーショ
ンをリアルタイムで生成可能に
ワークショップ
(?-ω-`)?
工学×颜
工学×颜
=平均顔
平均顔作成ワークショップ
前島 謙宣
早稲田大学 理工学術院
内容
? 今ここにいるみなさんの平均顔を作ってみましょう。
? お持ちいただいた画像から平均顔を作ってみましょう。
? 作った平均颜の印象をみなさんで评価してみましょう。
サンプル: A サンプル: B
(交流会参加メンバーの平均顔) (某アイドルユニットの平均顔)
公開用に削除しました
平均顔の印象評価
※ 結果は後日掲示板にupしたいと思います。
指示する記号をお書きください
結果
Ex. 明るい (7) - 暗い (1) 交流会参加メンバー 某アイドルユニット
明るい-暗い 3.5 (0.9) 5.3 (1.2)
若々しい-老けた 4.2 (1.0) 6.1 (0.8)
女性的な-男性的な 4.6 (1.1) 6.4 (0.6)
強い-弱い 4.1 (1.2) 3.6 (1.2)
魅力的な-魅力的でない 4 (0.9) 5.6 (0.7)
子供っぽい-大人っぽい 3.4 (1.5) 4.2 (1.4)
優しい-厳しい 4.4 (1.4) 5.1 (0.7)
品のある-品のない 5.1 (0.7) 5.1 (0.8)
固い-柔らかい 4.6 (1.5) 2.9 (1.4)
外交的-内向的 3.6 (1.1) 4.8 (1.3)
優秀な-無能な 5.6 (0.7) 4.4 (1.0)
目立ちやすい-目立ちにくい 3.2 (1.3) 5.3 (1.0)
(N=14, 平均値 (標準偏差))
平均顔の破綻した部位(鼻の穴のぼけ、目のぼけ)を修正
頬、目尻、唇の細部の凹凸(高周波成分)を付加
平均顔のその後:パッチ近似による平均顔のぼけ補正
M. Kawai and S. Morishima, “FOCUSING PATCH: Automatic Photorealistic
Deblurring for Facial Images by Patch-based Color Transfer”, MMM2014.
フォーラム顔学2014の
参加者の平均顔を
求めてみましょう。
平均顔の作成
? 今からお顔を撮らせていただきます。
スクリーンにご注目下さい。
第6回定期交流会
2014年8月30日@東京大学本郷キャンパス
高橋 翠(東京大学大学院)
56
“イケメン”の謎に迫る
ー男性顔の魅力をめぐる進化?文化ー
? イケメンって、結局どんな顔?
キムタク?キスマイ?世界の三船??
? 実は、言葉それ自体が曖昧
少なくとも3つの語源?3つの意味
イケメン
概念
57
顔の魅力に関する心理学研究
? 蓼食う虫も好き好き、ではない!
?ヒトの魅力評価には共通性
? 顔の魅力に対する進化心理学モデル
相互作用によって生存?繁殖が有利になる人物の
手がかり(シグナル)に魅力が知覚されるような
心理的メカニズムが、過去の進化史を通じて獲得され
てきた
58
共通性と個人差、進化と文化
? シンメトリー性などの健康(=感染症リスクの低さ)
の手がかりには、共通して魅力が知覚される
? どのような人と相互作用すべきかは人によって異なる
?状況?文脈、個人の生理的状態に応じて、どのような手がかり
(顔の特徴)に魅力を感じるかということが変化
?社会や文化???どのような人物と相互作用すべきか?という情報
を提供;ある要素の流行り廃りに影響?
59
4.対外発表?広報関連活動報告
瀬尾 昌孝(関西学院大学)
60
この1年の発表?広報活動
? 発表?広報関連
– 若手交流会HP設置(月岡、前島)
http://www.jface.jp/wakate/
– フォーラム顔学2013若手企画の動画を公開(武藤、牛山、中洲)
http://www.youtube.com/playlist?list=PLUYEd4S7hvF9I818dAdvoDfxXUVKFZVgZ
– 顔学会誌の特別寄稿にて、若手交流会の紹介と活動報告(高橋(翠))
タイトル:『若手が作るこれからの「顔学」~日本颜学会若手交流会の活動を通して~』
– 顔学会ニューズレターにて、第4回交流会の活動報告(牛山、武藤、瀬尾(香))
– 日本学術会議 の交流会(@大阪大)にてポスター発表(武藤、瀬尾(昌))
日本颜学会若手交流会を他学会にアピール
– 顔学会ニューズレターにて、第5回交流会とポスター発表の活動報告(牛山、武藤、
瀬尾(昌))
? その他
– フォーラム顔学2014の特別講演者をアレンジ
61
Youtubeで
「顔学会」を
検索?
シンポジウム:概要
日本学術会議公開シンポジウム
「社会に対する若手研究者の責任 -科学者倫理と若手研究者- 」
日時 平成26年7月26日
会場 大阪大学中之島センター
? 講演
若手研究者の研究倫理について、専門家による講演及び討論会
研究倫理についての欧米の取り組みと
? 若手研究者ネットワーク参加者によるポスター発表
若手の会を有する学会メンバーが集まり、それぞれの若手会の活動内容や
研究内容等を紹介
62
シンポジウム:ポスター発表
? 若手の会を有する学会メンバーが集まり、それぞれの若手会の
活動内容や研究内容等を紹介
63
シンポジウム:ポスター発表
? 参加者からいただいたご意見
– 学際の幅広さが特徴的、発想から開発まで全部できそう
? 顔学会の学際性の高さは大きな特徴
? 実際に顔学会での出会いから共同研究が始まることも多い
? 一つのテーマについて、全く違う視点で討論できそう
– 専門家、研究者でなくても気軽に参加できそう
? 幅広く、皆が関心を持てるテーマである
? 研究者でない方も若手交流会には多く参加されている
– 共同研究パートナーが見つかりそう
? 毎年のように共同研究についての話し合いが行われている
64
5.ホームページの設置について
月岡 成志(千葉工業大学)
顔学会HPのURL末尾に
「/wakate」を入れると見れます!
65
6.第7回定期交流会のお知らせ
瀬尾 香代子(せおかよこビュウティサロン)
塚本 陽子(メイクアップコンサルタント)
ワークショップ
『“化粧による印象変化”を体感する
–Before化粧 vs. After化粧‐』
やります!
66
第7回 若手交流会 案内
日時:2015年1月10日(土) 10:00 - 13:00
対象者:顔に興味のある若手(自称若手)
内容
場所: 東京大学本郷キャンパス 教育学部棟 4階
教育学研究科409号室 (赤門の近くです)
参加費:500円(飲み物、お菓子代)
? 若手交流会の紹介
? 参加者自己紹介
? ワークショップ『“化粧による印象変化”を体感する–Before
化粧 vs. After化粧‐』(担当:瀬尾 香代子/ 塚本 陽子)
?各種活動の報告と議論
?丸ノ内線 本郷三丁目駅から徒歩10分
?大江戸線 本郷三丁目駅から徒歩10分
?千代田線 湯島駅から徒歩12分
?南北線 東大前駅から徒歩15分
ここです
<本郷キャンパスの地図>
参加申込先: http://www.jface.jp/wakate/
※ 参加ご希望の方は、上記ホームページ内、「参加方法」をご覧の上、
2015年1月5日(月)迄に必要事項(氏名、所属、連絡先、自己紹介資料)を、事務局にご送付下さい。
なお、自己紹介用資料は名簿として交流会メンバーに共有させて頂きます。
67
7.今後の活動戦略【野望】
中洲 俊信(株式会社 東芝)
68
今後1年間の目標
<理想のサイクル>
若手交流会
(交流?議論)
仲間での
活動
対外発表
つながり
知見 刺激
個人のモチベー
ション向上
交流に
よる
①交流会での新たな試み継続
?この調子で(+議論を多く)
②広範囲に広報
?他の媒体も
?他学会も
?学術系以外も
③有志活動推進
?フォーラム若手企画以外の活動1件
?顔学会20周年イベント
?交流会での活動?WSを他へ展開
(個人活動も可)
特に重視!
69
そのための戦略は……
若手交流会の2年間で実感したこと
?強み/可能性 : メンバーの多様性、顔業界の面白さ
?皆、本業の傍らで活動している
なかなか一緒に集まれない、多くの作業はこなせない。
しかし、先延ばしにはできない
(メンバーの状況はすぐ変わっていく)
学生、研究者、実践家、会社経営、工学、美容、心理、整体、微表情、顔ハメ……
楽しむ&効率化の意識
?走りながら考える
?外部の資源をまきこんで進めていく
?強みが活かせることをやる
?モチベーションが出ることをやる
楽しむ + 小さな成功体験が重要
まずは、将来の野望でも
あげてみる?
70
第3回若手交流会運営委員会にて???
? 今後の野望(取り組みたいこと、やりたいこと)につ
いてブレインストーミングしました!
71
内容は懇親会でご紹介します
(お楽しみに!)
72
ちなみに???
今回の若手企画は『三本立て』です!
?各企画にはそれぞれ狙いがあります。
? 多くの方に活動を知ってもらいたい!①講演(シンポ)
? 一人一人と意見交換したい!
②外会場での
ポスター&デモ
? お酒を囲んで夢や可能性を語りたい!③懇親会企画
NEW!
NEW!
~これ以降も、引き続き若手企画をお楽しみください!~73
ご清聴ありがとうございました!
『②外会場でのデモ&ポスター』の宣伝
? 平均顔作成デモ @実演?デモ会場;26(日)
? フォーラム顔学2013での輿水賞の賞状と副賞展示もあります!
? 若手交流会紹介ポスターの展示
@ポスター会場; 25(土)、26(日)
外会場企画まとめ役
牛山 園子
(フェイスストレッチング協会)74

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Editor's Notes

  • #14: そして、昨年のフォーラムでは、2年目の目标を掲げました。つまり、この1年间の目标です。
  • #63: 若手研究者による学际交流を推进するシンポジウム