地域イノベーターアカデミー 小値賀2011
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長崎県小値賀町
小値賀みらいづくり会議
地 域 イ ノ ベ ー タ
アカデミー2011
提案チーム名:小値賀組
提案者名:草野
下屋
横田
梶村
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概要
地域の特徴:
①漁業が盛ん。タチウオやイサキが地ブランドに。
②五島列島のなかでも農業に適している?伝統産業や加工製造業は栄えなかった。
③島内では「おすそわけ」の交換経済が色濃く残っている
④人情が豊か
自分たちが注目した地域の課題:
①島のヴィジョンが具体化されていない
②島の産業の新たな成功ヴィジョンが描けていない
提案事業アイデア名:
小値賀みらいづくり会議
提案事業アイデアを通して地域に与えたい効果:
①島の将来ヴィジョンを立てる→暮らしに誇りが持てる。
②産業の将来ヴィジョンやコンセプトを構築&共有→産業間の連携。
③コンセプトに沿った事業を興す環境を整え、仕事と雇用を生み出す。
④若者の増加(定着?転入の増加)。
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地域紹介
懐かしい日本。
島ぐるみ、もてなしの島。
ーアイランドツーリズム協会HPより
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町の概要
アクセス:
博多港から5時間半(フェリー)
佐世保港から3時間(フェリー)
佐世保港から1.5時間(高速船)
人口:
2,885名(H23.9末現在)
高齢化率(65歳以上人口率):
42.8%→長崎県ワースト
But???
《鮑の水揚げ
町のキャッチフレーズ:
量》
自然と産業と人間の調和のとれた美しいまちづくり
S62=92t
H23=443
コーディネーターの語る島の魅力:
kg
おすそわけの交換経済が色濃く残っていて、
(25年で99.5%
昔の日本人の人情に触れられる。 減)
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人口構成
(10年後のコミュニティ維持は絶望的?)
2011年3月時点 2009年10月時点
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伝えたい地域の魅力
「遠いけど近い島、おぢか」
1.人との距離が近い
2.コミュニティとの距離が近い
3.自然との距離が近い
関わりを閉ざして無関心でも生きられるけど、
おぢかには社会の中に自分の居場所をもって
活躍できる舞台がある。
町の人同士のつながりの強さや、
お互いに対する暖かさ、
そしてそれらが当たり前にあるところ、
町を好きだという人の多さが魅力。
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コーディネーターからのお題
お題
若者を増やす
?お題の背景(地域の現状、コーディネーターの問題意
識)
1. 人口減少、少子高齢化、人口構成いびつ(20~40代少な
い)
2. 若者がいないことで、5年後10年後にコミュニティの機能
が保てなくなる可能性がある。
3. 雇用の受け口が少ない(農業?漁業の衰退)
→高校卒業後に島外へ流出、UIターンを受け入れられない
4. 物産が苦戦(商品開発と市場への供給方法がネック)
5. 観光以外でも雇用創出したい(観光では雇用を創出できる
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チームが考えた「課題」
1. 島のヴィジョンが描けていない
→一人ひとりが明るい「将来ヴィジョン」を具体的に描けて
いない
→次世代に島での暮らしを勧められない
2. 島の産業の新たな成功ヴィジョンが描けていない
→新しい仕事を生み出せない、
島の産業の新しいコンセプト?戦略が描けない、
異なる産業間で連携できない
→雇用がない、増えない
→若者の流出
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地域に起こしたい変化
1. 「小値賀島」や「島の産業」の将来ヴィジョン、コンセ
プトが打ち出され島内へ浸透。島の目指すべき指針を得
る。
2. 産業間での連携で部分最適から全体最適な取り組み方へ。
3. 新しい仕事と雇用を生み出す。時代にあった事業への転
換を促す。結果として外貨の獲得機会が増える
4. 島での暮らしを次世代にも誇りをもって薦められるよう
になる。
5. 若者が島に戻る(定着?転入の増加)。
- 10. おぢかの「人のつなが
10 り」「島が好き」を活か
地域への提案内容 すと??
提案タイトル:小値賀みらいづくり会議
1. 島の人たちが、主体性を持って自立の道を探る仕組み
事業の目的 をつくる。
2. 島に若者を増やす。
1. カンファレンスの企画?実施
2. 課題解決策の構築?提言
事業内容
3. 導き出した課題解決策の実施へ向けた働きかけ
4. 取り組みの島内外への広報
担い手候補 株式会社小値賀観光まちづくり公社
事業規模 初年度年間予算:300万円→「まちづくり公社」に委託
(想定) (別途「食と地域の交流促進対策交付金」250万円の活用も視野に)
地域への効果 『2025年に20代~40代人口を1,000人に!!』
(目標) (現状:531人 2011年3月時点)
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実施のステップ案
島の暮らしの将来ヴィジョンの
構築と共有
カンファレンス
産業のあるべき姿
の構築と共有、 教育の 福祉の
教育の
教育の
産業間の共通課題 あるべき姿のあるべき姿の
あるべき姿の
あるべき姿の
の解決 構築と共有 構築と共有
構築と共有
構築と共有
例:開業?起業へ
ソリューション
開業?起業への
向けた
開業?起業への
島ぐるみ支援の
島ぐるみ支援の
島ぐるみ支援の
仕組みづくりと
仕組みづくりと
仕組みづくりと
実践
?
教育の
教育の
あるべき姿の
あるべき姿の
?
構築と共有
構築と共有
実践実践
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本事業内容案
((株)小値賀観光まちづくり公社)
内容 詳細
カンファレンスの企画?開催 ■島の暮らしの将来ヴィジョン
*企画(5W3H) ■産業ヴィジョン?コンセプト
*告知&参加者募集 その他、教育や介護など島の課題に
*開催&報告書作成 ついて島民が主体となって考える
*町民への経過報告
ワークショップを実施する。
*次期企画~開催×複数回
*最終報告書作成、報告
課題解決策の作成?発信 カンファレンスの結果を受けて
課題解決策を作成し、島内外に発信。
課題解決策の提案?実施へ向け 町議会や各種業界団体などへの
た働きかけ 具体策の提案、および実施への道筋づ
くり。
- 13. 13 課題解決策案
(当面は小値賀町役場で実施、
事業としての目途が立った時点で民間へ委託)
内容 詳細
開業?起業支援 【資金】開業資金の調達支援(マイクロファウンディングのた
サービスの提供
(※ソリューション
めの契約
として採択された 支援、情報作成支援、町内外広報など)
場合)
【場所】レンタルオフィス、レンタル販売スペースの提供
(商店街活性、既存インフラの有効活用)
【情報】公共の開業支援制度の紹介および提案
開業希望者を助言する島内外のサポーター(OB?OG
など)の
マッチング
(将来的事業として???)
①事業ニーズの調査研究
②事業プランの成功確度評価
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担い手(候補)について
株式会社小値賀まちづくり公社
《設立趣旨》
小値賀の歴史や自然、食、文化、人などの魅力にひかれてやってくる
「大人の旅人」を迎えるべく、古民家ステイ?古民家レストラン?体
験プログラムを核とした観光まちづくり事業をスタートさせました。
私たちは、島の多くの人々とともに、島の文化?自然?景観などを未
来に残し伝え、新たな雇用を創出し、町全体が活性化することを目指
してまいります。
《ミッション》
「これからも、この島で人が暮らしていけるように。」
「自律した地域」の実現を通じて、新たな価値観、多様な社会像を発
信?
提案していく。それが小値賀の、私たちの「地域ツーリズム」です。
「住んでよし、訪ねてよし」の島にするため
提案
に、
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プロジェクトのマイルストン計画案
基本計画立案
(by町推進室)
委託先の公募?決定
プロジェクトの内容、
目標、実施計画の策定
カンファレンス実施
(島のヴィジョン)
島のヴィジョンの確定
と島内外アナウンス
カンファレンス実施
(産業ヴィジョン)
産業ヴィジョンの確定
と島内外アナウンス
開業?起業支援
メニューの検討
開業?起業支援サービ
スの発表と実施
プロジェクトの 2015/4?
中間評価(by島民)
開業?起業支援サービ
スの民間への委託
2012/4 2012/7 2012/10 2013/1 2013/4 2013/7
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提案事業を実現?持続するために
地域でつくるべき基盤
スタート時???
推進室の設置。目標値や事業目的を設定。見直し、改善ができる仕組み決
め
将来的???
まちづくり公社が町に対して施策提言を行ったり、「開業?起業支援サー
ビス」を受託できるように町と連携をとって町民との対話や交流を進めて
もらいたい。
高砂氏(コーディネーター)???
まちづくり公社の受託に向けた社内の意見調整や準備。
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島の暮らしコンセプト案
1. 農業や漁業で自給しながら、1つまたは複数の仕事を
掛け持ちして生計を立てる暮らしを推進する。
2. 人との距離、コミュニティとの距離、自然との距離が
近い暮らしを奨励する。
3. 島外との経済交流は密にしつつ、島内あるいは五島列
島域内の経済循環を高めることを志向する。
4. 子どもは島の宝。子育てには、家族や地域が積極的に
参加することを旨とする。
5. 自治、自立を維持し、島民ひとり一人が島全体のこと
を考えて行動する参加意識をもつ。
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将来の産業ヴィジョン案
1. グローバリゼーションへの対応ではなく、ローカライ
ゼーションを志向し、島内あるいは五島列島内の需要に
応えることを優先する。
2. ターゲットを島民→観光客→島外市場と段階的に拡大
していく持続可能な開発スタイルを第一とする。
3. 人との近さ、コミュニティとの近さ、自然との近さを
売りにした産業を推進する。
4. 半○半Xのライフスタイルを実現する「小さな事業」の
創出を奨励する。