2012年度卒业论文 社会背景から分析した食空间の役割―フランスの歴史を通して―/森川もも
- 2. 問題点 日本の食の空間に定着する「個食」
→食の空間とは「コミュニティの場」としてあるべきでは?
目的 現在の食の空間が持つ可能性を探る
プロセス 17~19世紀のフランスの食の空間の役割を調査
1 食に対する規制
2社会背景によって確立した食の空間の役割
2-1 仕出し屋《インフラ設備の補充としての役割》
2-2 レストラン《都市環境の改善》
3-3 ピクニック《コミュニティの場の提供》
- 4. 2-1 仕出し屋 《インフラ設備の補充としての役割》
不十分なインフラ設備
①火事防止による火の使用の規制
②下水道、上水道がない
↓
インフラ設備が必要なためその付近に住居が密集する。
そのため民衆は集合住宅に住む。
↓
①により自宅で料理ができないため
必然的に外食をせざるをえない。
↓
《仕出し屋》に通う
- 5. 2-2 レストラン 《都市環境の改善》
不衛生な都市環境
①下水道がない
②都市環境は汚染物で溢れ悪臭が漂う
レストランの様子
↓
人の健康に悪影響を及ぼす。
↓
都市環境を改善することで
市民の健康にすると共に国も改善しよう!
↓
レストランの誕生
衛生面の整った場
パレロワイヤル
(レストラン?カフェ)
- 6. 3-3 ピクニック《コミュニティの場の提供》
政治的問題の発生
①フランス革命
民衆のおける「対貴族」の 中世のピクニック
意識の強化?団結の場としてピクニック
②ベルリンの壁の崩壊
国を統合するための意識団結の場としての
ピクニック
近代のピクニック
- 7. 结论
問題点 日本の食の空間に定着する「個食」
→食の空間とは「コミュニティの場」としてあるべきでは?
×食の空間=コミュニティの場
〇食の空間=社会的役割の一部
食の空間
《仕出し屋》
コミュニティの場
健康管理の場など
《情報収集?仕事のあっせん》
社会的役割の一部
《インフラ設備の補充》
- 8. 「たなカー&ぷらねっと」
(地域貢献社会 balloon)
過疎化した街に「たなカー」でインフラ(食)を届ける(補充する)。
そうすることで食生活が潤う。
また、インフラに人が集まることでコミュニティをつくる。
社会的役割を担っている
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