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LibreOffice拡張機能 
TeXMathsの紹介 
2014年11月23日 
第5回九州LibreOffice勉強会 
放送大学大学院修士課程情報学専攻 
松川淳一
自己紹介 
LIBRE 
LOGO 
山口市にある公共工事を主とする土木建築会社の技術 
者です。 
社会人学生をやっています。 
自分の土木建築業に関係する、OSS(オープンソー 
スソフトウェア)の中小企業への導入という研究をし 
ています。 
インタビューにご協力を(^^) 
パソコンはPC-8001(NEC)の頃からやっています。
TeXとは? 
LIBRE 
LOGO 
基本的に数学の数式を記述するために開発された数式 
記述言語です。 
アメリカ数学会では論文の投稿はTeXで書いていない 
と受け付けられないほど世界標準です。 
日本においても数式を扱う学会ではほぼ標準となって 
います。 
わたしも社会人学生のはしくれ、放送大学の友人の中 
でもTeXが話題になったので気になって調べているう 
ちにLibreOfficeでも拡張機能があるのに気づき試して 
みました。
TeXMaths結構うけます(^^) 
LIBRE 
LOGO 
OSC広島、OSC福岡に参加してLibreOffice日本語 
チームのブースでノートパソコン上のWriterにTeXで 
数式も書けますと表示してみました。何人もの学校関 
係者(先生)にこれはいいねと言われました。 
昨日のOSC福岡でも、このTeXMathsの機能を知れば 
LibreOfficeのユーザーが10,000人増えると言われまし 
た。
TeXMathsの導入1 
LIBRE 
LOGO 
Witerの「ツール」-「拡張機能マネージャー」-「ほか 
の機能をオンラインで取得」とクリックしていきま 
す。 
最新版はこちらからダウンロードできます。 
http://sourceforge.net/projects/texmaths/files/ 
これだけをインストールしても動きません。
TeXMathsの導入2 
TeXMathsは画像生成を別のソフトに外注して動作し 
ますので前もってTeX環境を作る必要があります。 
Linux debian系(ubuntuなど)の場合 
LIBRE 
LOGO 
TexLiveをインストール : sudo apt-get install texlive 
dvipng をインストール: sudo apt-get install dvipng 
dvisvgmをインストール(直に、これだけ入れるとき)     
http://roland65.free.fr/texmaths/dvisvgm_1.0.8-1rb_i386.deb 
  ★こちらでも入る。: sudo apt-get install texlive-extra-utils 
TexMathsの拡張機能をインストール 
  拡張機能マネージャーでTexMaths-0.41.oxt を追加します。 
WiterやImpresなどのツールバーからTexMathsを選びます。
TeXMathsの導入3 
Windowsの場合 
LIBRE 
LOGO 
?MiKTexをインストールします。 
   http://miktex.org/2.9/setup 
?dvisvgmをMikTex のbinディレクトリに入れます。 
   http://dvisvgm.sourceforge.net/Downloads 
?TeXMaths拡張をインストールします。 
   もし選択を聞かれたら個人のみを選びます。 
?Witerなどを再起動してツールバーからTeXMathsを選びます。 
※MikTeXなどのPATHが通っていないと動かない時があるので注意。
TeXMathsの実行 
● TeXMathsのアイコンをクリックして実行 
LIBRE 
LOGO 
パイのアイコンをクリック 
TeXを記述して「LaTeX」をクリック
成功するとこう表示されます。LIBRE 
LOGO 
SVG出力なので拡大しても綺麗です。 オブジェクトなのでコピペして使えます。 
オブジェクトをクリックしΠボタンを押すと再編集できます。 
-bpm sqrt{b^2 -4ac} over 2a (TeX入力例) 
f(a,b)=int_a^b frac{1+x}{a+x^2 +x^3} dx (TeX入力例)
成功するとこう表示されます。LIBRE 
LOGO 
SVG出力なので拡大しても綺麗です。 オブジェクトなのでコピペして使えます。 
オブジェクトをクリックしΠボタンを押すと再編集できます。 
-bpm sqrt{b^2 -4ac} over 2a (TeX入力例) 
f(a,b)=int_a^b frac{1+x}{a+x^2 +x^3} dx (TeX入力例)

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  • 8. TeXMathsの実行 ● TeXMathsのアイコンをクリックして実行 LIBRE LOGO パイのアイコンをクリック TeXを記述して「LaTeX」をクリック
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  • 10. 成功するとこう表示されます。LIBRE LOGO SVG出力なので拡大しても綺麗です。 オブジェクトなのでコピペして使えます。 オブジェクトをクリックしΠボタンを押すと再編集できます。 -bpm sqrt{b^2 -4ac} over 2a (TeX入力例) f(a,b)=int_a^b frac{1+x}{a+x^2 +x^3} dx (TeX入力例)