4. コンピュータによるタンパク質の振る舞いの予測
QM/MM法 (1970年代 M. Levitt, A. Warshel, M. Karplus)
2種類の計算方法 (QM計算とMM計算)を組み合わせ、
タンパク質など複雑な系の振る舞いをシミュレーション
QM:
QM計算
MM計算MM:
量子力学に基づく計算
信頼性の高い結果を与えるが時間かかる
古典力学に基づく計算
計算の精度は落ちるが速い
Computer-Aided Drug Design (CADD)
コンピュータによる計算で
医薬品候補分子を絞り込む
特にバイオ医薬品の開発での貢献が期待される
タミフル
5. K. N. Houk, D. Bakerら
計算化学に基づいて人工の酵素を設計
2008年 Retro-Aldol酵素、Kemp脱離酵素
2010年 Diels-Alder酵素
コンピュータによる人工タンパク質の設計
Houk, K. N.; Baker. D. et al. Science 2008, 319, 1387–1391.
Houk, K. N.; Baker. D. et al. Nature 2008, 453, 190–195.
Houk, K. N.; Baker. D. et al. Science 2010, 329, 309–313.
天然酵素に比べると活性は低い
“Diels-Alderase”