Presentation in OpenStack days Tokyo 2016
Deep dive to OpenStack Congress project
OpenStack days tokyo 2016 での発表スライド Congress プロジェクトのユースケースとアーキテクチャ概要の紹介
1. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
空間OSの設計コンセプトと
先端IT
2016年2月4日
先端IT活用推進コンソーシアム
ビジネスAR研究部会
日本総合システム株式会社 中川雅三
2. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
空間OSとは
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3. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
空間OSとは
? ある場所にある様々なデバイスを連携させ
る「メタOS」
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空間OS
最初は「家」で実装開始
4. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
現在の構成
? 1個のサーバを設置
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空間OS
サーバ
エアコン
監視カメラ
ロボット
ドアロック
警備
サーバ
空気を読
むサーバ
人認識人認識人認識
空調連携空調連携空調連携
人認識人認識門番
人認識人認識執事
5. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
単純な動作例
? お父さんが帰宅するとドアが開く
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玄関
カメラ
空間
OS
ドア
ロック
人認識
門番
映像
開錠
玄関映像
玄関開けてね
玄関にお父さん
お父さんが玄関
6. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
空間OSの
目的と実装
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7. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
空間OSの目的
? 「様々なデバイスが連携して、一生?代々
にわたって、私たちの生活を支える。」を
実現したい。
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8. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
現在の課題
? でも今は連携できない
「先端IT」の潜在力を使い尽くせていない…
– 規格の非互換性による分断
? メーカー?グループによる囲い込み
? OS?プログラミング言語?ハードウエアに依存
– 規格の不在
? 新しい産業、小規模プレイヤーのための規格
? 多様性へ対応した規格
– 規格の寿命
? 規格の寿命<産業の寿命<人間の寿命<代々利用
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規格:APIやプロトコル
9. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
解決策
? API?データ?インタフェースのアーキテクチャを統
一
? メタデータによるデータやAPIの記述
– 規格の非互換による分断 → 既存規格とはアダプタで整
合
? 統一規格があればn個のアダプタですむ
– n種類の規格を直接接続するとnC2個のアダプタが必要
? 統一規格があれば、データを相互利用できる
– 規格の不在 → 現場で勝手にAPIを作れるように
? 乱立させたAPIを、デファクト規格へ収斂するエコシステム
? メタデータで自動変換
– 規格の寿命 → メタデータで自動変換
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10. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
LODの採用
? LOD: Lined Open Data
語彙の作り方?データ構造の表現?アクセスインタフェー
スを統一
(World Wide Web for Machines)
– RDFストア
? 任意のグラフ表現: あらゆるデータ構造を表現できる
– メタデータも書ける
? アダプタの自動選択?自動構成を可能にできるだろう
? IRI
– 名前空間の分離: 誰でも勝手に実装できる
– 名前空間の特定: 標準として使える(誰でも参照できる)
– インターネット上の他のデータを参照できる
– HTTP+SPARQL
? 最も普及しているプロトコル
? SPARQL言語でRDFへアクセス(やや物足りないが)
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11. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
CPLODへ拡張
? LODを拡張してCPLOD(Cyber Physical LOD)へ
– 空間OSの実現に不足している機能を拡張する
不足:
? 外界と相互作用できない
– 「API」にはなれない
? 処理オーバヘッドが大きい
– 「問い合わせに対する応答」というインタフェースしかな
い。
? データごとの権限制御ができない
– ある相手に対して、すべてをオープンするか、すべてをク
ローズにするかしか選べない。
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13. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
変化の検出と応答
? オーバヘッドの少ない監視?操作ができるように
する
– WebSocketでRDFストア内のノードの状態変化を監
視?操作できるようにする。
? 変化?判断へ即時に対応することができるようになる。
? https://youtu.be/7FYqlfmg5TM
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14. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
データごとの権限制御
? 監視?操作の権限判定
– RDFで、権限に関するメタデータを記述する。
– SPARQL処理系を拡張し、権限チェックとデータへの
アクセス許可の機能を実装する。
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15. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
空間OSの実装
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RDFストア
(Apache Jena)
拡張SPARQL
?動作指示
?アクセス制御
現在値ブローカー
?即時配信
?RDFストア反映
?時系列記録
拡張ストア
空間OS native
アプリケーション
HTTPサーバ
CPLOD
GET/POST
WebSocket
既存
アプリケーション
アダプタ
既存API
空間OSサーバ
最初は簡単な実装から
16. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
論理的な構成
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空間
ドライバ
デバイス
GUIなどのサブシステム
カーネル
アプリケーション
ドライバ
デバイス
ドライバ
デバイス
ドライバ
デバイス
HTTP
人間APIなどのサブシステム
CPLOD
(Cyber Physical Linked Open Data)
空間OS型
アプリケーション
アダプタ HTTP アダプタ
デバイスドライバ的
アプリケーション
コンピュータ
一般アプリケーション
? 一般のOSとの対比
空間OSOS
センサ?ディスプレイ ….スケジュール?掃除…
空気を読む家?オフィス?街…
17. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
論理的な構成
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空間
HTTP
人間APIなどのサブシステム
CPLOD
(Cyber Physical Linked Open Data)
空間OS型
アプリケーション
アダプタ HTTP アダプタ
デバイスドライバ的
アプリケーション
一般アプリケーション
これまでにない
ソフトウエア
↓
作り方が自明でない
既存の
ソフトウエア+α
? 開発技術
スマホ?ロボット掃除機… IoT?画像認識AI…
ルールエンジン
コンテキストコンピューティング
意思決定AI?
状況認識AI ?
対話AI?
19. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
課題
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20. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
空間OSの課題
? 語彙?オントロジーの設計
– 実用的な設計手法?
– APIやデータを自動変換できるようにするには?
– 乱立させたAPIを収斂させるエコシステムとは?
? アプリケーションの構築方法
– 「空気を読む家」を汎用的に作るには?
? セキュリティ
– どうしたら安全?安心にできる?責任の所在は?
? 実現
– 稼げるビジネスモデル?
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21. Copyright ? 2015 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
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