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astah* SysML Plug-in 導入手順と
要求図と図要素(プレゼンテーション)を作成
公立大学 産業技術大学院大学
産業技術研究科 創造技術専攻 (M2)
斉藤 之雄
2014/07/23
astah* SysML API サンプルアプリケーションの実行方法 1/4
http://astah.change-vision.com/ja/product/astah-sysml-api-sample-run-method.html
株式会社チェンジビジョンより、 SysML API について詳細な案内が掲載されているのだが???
この案内でも実行ができない方がおられるとのこと。
■動作環境:
Windows 8.1 Pro (x64) において、次の環境導入および環境変数を指定済み。
JAVA_HOME=C:?Program Files?Java?jdk1.7.0_55
ASDK_HOME=C:?astah-plugin-SDK-1.2
■Plug-in SDK 入手先:
http://astah.net/features/sdk
■サンプル入手先:
https://github.com/ChangeVision/astah-sysml-api-sample
astah* SysML API サンプルアプリケーションの実行方法 2/4
http://astah.change-vision.com/ja/product/astah-sysml-api-sample-run-method.html
■すべての環境変数 PATH が認識されていれば、コマンドプロントから ‘asdk’ 入力すると、プラグイン?バージョンが
表示される。 → 例:astah* Pluh-in SDK version: 1.2
■要求図と図要素(プレゼンテーション)は、github から次の場所へ格納しているものとします。
C:?astah-plugin?APICreateRequirementDiagramSample
この場所をカレントディレクトリとして、コマンドプロンプトから ‘astah-build’ 入力すると、
MAVEN リポジトリから最新スナップショットを読み込み
サンプルが自動ビルドされ「BUILD SUCCESS」表示となる。
※記述した用語意味が不明な方は、今すぐに開発はできない。
まずはサンプルを動作させ挙動理解に努めてください。
astah* SysML API サンプルアプリケーションの実行方法 3/4
http://astah.change-vision.com/ja/product/astah-sysml-api-sample-run-method.html
■ビルド状態のカレントディレクトリのまま、コマンドプロントから ‘astah-mvn -q exec:exec’入力すると
その場所へサンプルアプリケーションが生成され、(exec 以降に格納パスを指定もできるが、ここでは as is 場所となる)
「Create SampleSysmlRequirementDiagram.asml Project done.」表示となる。
■コマンドプロンプトから ‘dir’ 入力すると、新たに
SampleSysmlRequirementDiagram.asml が
生成されていることを確認できる。
astah* SysML API サンプルアプリケーションの実行方法 4/4
http://astah.change-vision.com/ja/product/astah-sysml-api-sample-run-method.html
■実行してみよう
これは自動車 (HSUV※)の
要求事項をパッケージごとに
要求図にしたものと理解できる。
アクセラレーションに対して
refine
derive request
verify
がどの方向に求められ、powerに
対する Power Subsystem は
satisfy が根底にあることがわかる。
SysML はただの描画道具ではない。その配置
構造から、「何」が「どの」ために表現できる。
要求分析で 5W2H に触れていれば、基本要求、
そして要求パッケージ概要を考えることが可能となる。
※SUV
Sport Utility Vehicle
最後に
(大学生なら1ヶ月もあれば、基本要求は書けるようになって欲しい)
■検索サイトから、このスライドを探し出した方で要求図を書けないと悩んでいる方へ。
それは、悩んでいません。正しい理解をしていないだけです。何をモデル化したいのかが見えていない、あるいは思考不足でしょう。
(説明を簡素にするため要求と要件は、ほぼ同一とします)
システムは複数の機能から構成され、機能要求については具体要求しません。
抽象化を高めた要求分析を行うには 5W2H で、どんな基本要求とされるか書き出してみましょう。
基本要求から、システムが使用されるシナリオを想定すれば、次にユースケース図が書けます。
そしてイベントとドリブンと期待結果が見えてくれば、他のダイアグラム(図)を使ったモデルが必要となり書けるでしょう。
こうして、母国語が異なる方であっても標準言語としてシステムモデリングが完成します。
最適設計プロセス(観測、分析、設計、実装を繰り返す)によって品質、機能を向上させたい意欲をお持ちであれば
いかに設計が大事であるか、自動生成する開発ツールは多々あれど、何故設計ツールが少ないのか自ずと理解できるでしょう。
以上

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