ATO_2014.8.16_Motoka_Kugai
- 1. 平成25年4月 3年担任として赴任 魔法のプロジェクトに採用されたものの… 対象生徒が未決定………… 環境調査→ → → 平成25年度より難聴学級が開設 ?難聴生徒の母親に趣旨説明。 ?家庭の方針→携帯は高校生から ?了解を得て、計画を立てる。 ↓ 対象生徒決定
- 2. H25年度 伊波中学校 ~魔法のランププロジェクト~ 携帯情報端末の活用によって、 QOLを高める意識を持たせる指導 ~家庭との連携を通して~ うるま市立 伊波中学校 教諭 久貝 元香
- 3. 保護者からの情報 ①部活動に入部し頑張っているが… ??練習後の迎えや練習試合及び大会に出掛け た時に、待ち合わせの場所や時間の確認に公 衆電話を活用している。 母親の声が聞こえづらく、一方通行のやりと りになっているのが困る。今後不安である。
- 4. 保護者からの情報 ②周囲が思うほど、情報を習得していない。 ??人工内耳を3歳8ヶ月に装着。それ以前の情 報や当たり前の事を知らない事もある。(情報 不足) ??男性の声や放送機器による情報入手は困難 ??テレビは字幕で視聴
- 5. 保護者からの情報 ③中学校までを「遠い」と表現している ?小学校まで…徒歩5分 ?中学校まで…徒歩20分 ??石川高等学校…徒歩7分 石川高等学校 「近いから」
- 6. 指導内容 ①颈笔补诲を活用して、メールの送受信ができる。 ②iPadを身近な物として、いつでも情報収集 できる環境にする。 ③公共交通机関(バス)で単独行动できる。
- 10. ③公共交通机関(バス)で単独行动できる。 (1)バス路線調べ 翌日には、「登校中に バス停があったよ。」 「48番のバス見たよ」 と意識の高まりを表現で きた。
- 15. まとめ(気づきとエビデンス) iPadを身近な物としたことで?????? 聴覚からの情報不足を補う方法を身につけ、知識の向 上に役立っている。 情報端末が手元にあることで、疑問に思ったことをすぐに調べられる環境とな り、楽しく検索している様子が保護者から聞き取れ、大きく変わった事は、「入 学以前と今では情報量が大きく増えた。」 自らの調べたい事等、視覚から多くの情報を簡単に得ることができるようになっ たことが大きな成果である。 日常生活に活用できるアプリ等について、考えるきっ かけとなっている。 自家用車で遠出の際にも、母子でストリートビューを利用して場所の確認や、 地図アプリで移動の様子や経路を確認したりするなど、徐々に活用の幅を母子 双方で広げる様子も聞き取りできた。
- 16. 今後の見通し ①メールの送受信を通して 単独で動くことへの母子双方にある不安解消 から、ネットワークを少しずつ広げることで、 同じ障害を持つ同年代とのコミュニケーショ ンや先輩方からのアドバイスを受けることが でき、QOLを高めようとすることができる。
- 17. 今後の見通し ②情報入手 本人の聞こえの状態をチェックしながら、情 報端末機器と地元企業との連携を図りながら、 学習保証及び社会サービスの活用等、合理的 配慮の中でどのように活用していけるかを考 えていきたい。
- 18. 今後の見通し ③公共交通機関で動ける自信によって 進級するにつれ、高校選択の進路学習が増え てくる。その時に単独で動ける自信が身に付 いていることで、進路学習へ不安なく積極的 に参加ができ、志望校を決定できる。
- 19. ご静聴ありがとうございました