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失敗を喜ぶんじゃない!学びを祝うんだ!
~Celebration Grid~
2022/04/09
ナカサンコンサルティング
中原 慶
「失敗を恐れるな!」
「どんどん失敗しなさい!」
「考えたらわかるだろ!」
「何回目だよ!」
おこるんか~い!
なんそれ!
失敗の種類
思った通りに
ならなかった
間違い
例:
? お客さんの漢字を間違えた
? アイスクリームを冷凍庫に
入れ忘れた
例:
? 値段を1割引きにすると売れると
思ったけど逆に売れなくなった
? タイムセールを1日1回から1日2回
にしたら来店者が増えると思ったけ
ど減った
きっとこうだろう(仮説)
実験
立証された
立証され
なかった
学び
WHY
失敗じゃ
ない!
「失敗」を喜ぶのではなく、
「学び」を祝おう!
実験で得た「学び」をもとに
「うまくいくこと」を
増やそう
そのために
立ち止まって
ふりかえろう!
A learning organization should not aim to minimize the amount of failure.
Reducing failure would reduce learning.
Of course, maximizing failure also makes no sense.
What we should maximize is the understanding of our problems.
This understanding happens by experiencing both successes and failures.
There is an optimal learning rate when you think “wow, I’m brilliant!” and
“my God, I’m such an idiot!” roughly in equal measure.
Therefore, we should celebrate learning, not successes or failures.
学習する組織は、失敗の量を最小限にすることを目的にしたらあかんで。
失敗を減らすと、学習が減ってしまうからやで。
もちろん失敗を最大化することも意味ないで。
最大化するべきは、問題に対する理解なんやで。
この理解は、成功も失敗も経験することでゲットできるんやで。
「オレってほんまに天才や!」、「オレってほんまにアホやわ!」と思う時、
どっちもだいたい同じぐらいの学習速度があるんやで。
だから、成功とか失敗を祝うんじゃなくて、学びを祝わなあかんねんで
出展
Managing for Happiness
Jurgen Appelo 著
ISBN-10 : 1119268680
https://www.amazon.co.jp/dp/1119268680
注) 私のオレオレ翻訳です。間違いがあればコソッと教えて下さい
「成功」と「失敗」の両方から得た「学び」を祝うツール
Celebration Gridのご紹介
出展:Managing for Happiness
Jurgen Appelo 著
ISBN-10 : 1119268680
https://www.amazon.co.jp/dp/1119268680
間違った行動 実験 習慣
成功
失敗
成功体験に基づいた習
慣的な行動は成功する
確率が高い
間違った行動は失敗する
確率が高い
学びの量
たまに失敗する
なぜかたまに成功する
成功することもある
失敗することもある
間違った行動 実験 習慣
成功
失敗
成功体験に基づいた習
慣的な行動は成功する
確率が高い
間違った行動は失敗する
確率が高い
学びの量
たまに失敗する
なぜかたまに成功する
成功することもある
失敗することもある
Step 1. 対象期間内でやったこと(事実)を挙げる
健康のため
にテニスを
はじめた
間違った行動 実験 習慣
成功
失敗
成功体験に基づいた習
慣的な行動は成功する
確率が高い
間違った行動は失敗する
確率が高い
学びの量
たまに失敗する
なぜかたまに成功する
成功することもある
失敗することもある
Step 2. Gridにマッピングする
(実験中の場合はライン上に配置する)
健康のため
にテニスを
はじめた
肉離れ
全治3週間
間違った行動 実験 習慣
成功
失敗
成功体験に基づいた習
慣的な行動は成功する
確率が高い
間違った行動は失敗する
確率が高い
学びの量
たまに失敗する
なぜかたまに成功する
成功することもある
失敗することもある
Step 3. 行動の結果から学んだ事を挙げる
健康のため
にテニスを
はじめた
いきなり激
しく動くと
怪我をする
間違った行動 実験 習慣
成功
失敗
成功体験に基づいた習
慣的な行動は成功する
確率が高い
間違った行動は失敗する
確率が高い
学びの量
たまに失敗する
なぜかたまに成功する
成功することもある
失敗することもある
Step 4. 学びから、次の実験(アクション)を挙げる
健康のため
にテニスを
はじめた
Action
いきなり激
しく動くと
怪我をする
日常から軽い
運動をする
→ジムに行く
間違った行動 実験 習慣
成功
失敗
成功体験に基づいた習
慣的な行動は成功する
確率が高い
間違った行動は失敗する
確率が高い
学びの量
たまに失敗する
なぜかたまに成功する
成功することもある
失敗することもある
Action
次
の
実
験
プ
ラ
ク
テ
ィ
ス
化
事実
STEP1
事実
STEP2
学び
STEP3
アクション
STEP4
Management 3.0コミュニティ
改名
人にやさしい
組織マネジメント勉強会
http://management30.connpass.com https://discord.gg/DfDyxrKZbX
ご清聴
ありがとうございました

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