東洋経済 製造業DXフォーラム 2022: 製造業のための Sustainability との 向き合い方
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SDGsとともに日ごろ目や耳にする回数が増えた Sustainability。皆様の会社?組織でも取り組みが始まっていると思います。 温室効果ガスとその主要素である二酸化炭素の排出といったEcologyに注目が集まりますが、経済活動を行っている企業として、それだけで良いのでしょうか？ このセッションでは、企業として取り組む観点を先行取り組み企業の事例とともに例示しながら、どう効果的にソフトウェアを活用していくかをご紹介します。
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東洋経済 製造業DXフォーラム 2022: 製造業のための Sustainability との 向き合い方
- 1. 製造業のための Sustainability と の 向き合い方 畠山 大有 | Daiyu Hatakeyama Senior Cloud Solution Architect Microsoft Japan /dahatake @dahatake /in/dahatake /dahatake /dahatake daiyu.hatakeyama@microsoft.com
- 2. 内容 1. サステナビリティへの支持表明 2. サステナビリティに関する機会と課題 3. クラウド ソリューション 4. 次のステップ
- 3. 自社でいち早く取り組んだベスト プラクティスを題材に 皆様の Sustainability への取り組みをご一緒します 2030 年までに カーボン ネガティブ 2030 年までに ウォーター ポジ ティブ 2030 年までに 廃棄物ゼロ 生態系の保護と プラネタリ コンピュー ターの構築
- 5. 製造業では、 環境的にも持続可能な 習慣に対する必要性と 成長が大きく見込まれる 62% 製造業および輸送業が CO2 排出量に占める割合1、 2 54% 世界のエネルギー消費に占 める製造業の割合1 1 World Economic Forum: 「Carbon Reduction in Manufacturing Initiative」 2 Our World in Data: 「Cars, planes, trains: where do CO2 emissions from transport come from?」2020 年
- 7. 持続的(Sustainable)じゃない! 人口増加 大量生産、大量販売、大量廃棄 を前提とした経済システムは、 豊かな暮らし 製品、サービス 生産?提供 資源?エネルギー 廃棄、環境負荷増 資源枯渇 経済的観点での Sustainability Source: 「サステナビリティの取組みを学ぶ」 グロービス経営大学院 吉田 素文 教授
- 8. 大量生産?大量販売?大量廃棄の経済システム 「Take (資源を採掘して)」 「Make (作って)」 「Dispose (捨てる)」 製品 (物的資産) の 能力を無駄にしない 無駄な活動 (＝価値を生まない動き) を減らす 必要とする資源?エネルギーを 減らす?環境への負荷を減らす 顧客体験 価値 製品 (物的資産) 製品を生み出す活 動 投入資源? エネルギー Output Input Output (価値) Input (投入資源) Sustainability の向上は の最大化 物的資産に依らない 顧客体験価値(豊かさ) の 向上機会を増やす Source: 「サステナビリティの取組みを学ぶ」 グロービス経営大学院 吉田 素文 教授 経済的観点での Sustainability
- 9. 情報による価値の比重を増やす デジタルによる Sustainability 向上機会 未稼働の物的資産の 稼働率を高める 物的資産 を その寿命 まで 使い切る 活動から無駄※を取り除く ※造りすぎ/手持ち/不良?手直し/在庫/運搬/動作/ 加工そのもの 価値を生み出す活動での資源? エネルギー消費?Co2?廃棄物等を 削減する 物的資産から 貴重な資源を 回収?再利用 Take Make Use Dispose Distribute 提供価値の 情報へのシフト 資産の シェアリング サービス化 情報による視える 化? 活動の最適化 取引コストの 低減 環境?状況の 視える化と理解 Source: 「サステナビリティの取組みを学ぶ」 グロービス経営大学院 吉田 素文 教授 Sustainability と デジタルの活用 製品 (物的資産) の 能力を無駄にしない 無駄な活動 (＝価値を生まない動き) を減らす 必要とする資源?エネル ギーを 減らす?環境への負荷を減 らす 物的資産に依らない 顧客体験価値(豊かさ) の 向上機会を増やす
- 10. 情報による価値の比重を増やす デジタル化による Sustainability 向上機会 未稼働の物的資産の 稼働率を高める 物的資産 を その寿命 まで 使い切る 活動から無駄※を取り除く ※造りすぎ/手持ち/不良?手直し/在庫/運搬/動作/ 加工そのもの 価値を生み出す活動での資源? エネルギー消費?Co2?廃棄物等を 削減する 物的資産から 貴重な資源を 回収?再利用 Take Make Use Dispose Distribute 提供価値の 情報へのシフト 資産の シェアリング サービス化 情報による視える 化? 活動の最適化 取引コストの 低減 環境?状況の 視える化と理解 Source: 「サステナビリティの取組みを学ぶ」 グロービス経営大学院 吉田 素文 教授 Sustainability と デジタル化 製品 (物的資産) の 能力を無駄にしない 無駄な活動 (＝価値を生まない動き) を減らす 必要とする資源?エネル ギーを 減らす?環境への負荷を減 らす 物的資産に依らない 顧客体験価値(豊かさ) の 向上機会を増やす Sustainability (Carbon, 廃棄物、水質、環境など) の観点で、 企業?組織の活動での ムダを 探すことにつながる
- 11. 情報による価値の比重を増やす デジタル化による Sustainability 向上機会 未稼働の物的資産の 稼働率を高める 物的資産 を その寿命 まで 使い切る 活動から無駄※を取り除く ※造りすぎ/手持ち/不良?手直し/在庫/運搬/動作/ 加工そのもの 価値を生み出す活動での資源? エネルギー消費?Co2?廃棄物等を 削減する 物的資産から 貴重な資源を 回収?再利用 Take Make Use Dispose Distribute 提供価値の 情報へのシフト 資産の シェアリング サービス化 情報による視える 化? 活動の最適化 取引コストの 低減 環境?状況の 視える化と理解 Source: 「サステナビリティの取組みを学ぶ」 グロービス経営大学院 吉田 素文 教授 Sustainability と デジタル化 製品 (物的資産) の 能力を無駄にしない 無駄な活動 (＝価値を生まない動き) を減らす 必要とする資源?エネル ギーを 減らす?環境への負荷を減 らす 物的資産に依らない 顧客体験価値(豊かさ) の 向上機会を増やす 管理のためのカギは Data
- 13. Incremental 今やっていることを、より良くする。これには、コアと なるビジネス機能を最適化する取り組みや、環境や社会 に影響を与える 既存のプロセスを改善する取り組みが含まれる Innovative 現在行っていることを別の方法で行う。これには、市場 での地位を維持?強化するために、社会的、環境的パ フォーマンスを 向上させたり、影響を相殺するようなイノベーションが 含まれる Transformative 共有価値を生み出すために異なることをする。 これに は、新しい市場、新しいマインドセット、新しいビジネ スモデルへと企業を推進するための変革が含まれる。 ネットゼロの未来と循環型経済がもたらす商業的な機会 もつかみに行く Horizon 1 Incremental improvement ? カーボン、水、廃棄物、生態系への影響を減らすためのプロ セスの最適化 ? 自動化されたサステナビリティレポート機能 ? 燃料効率を高めるルート最適化 Horizon 2 Tactical interventions ? カーボンオフセット＆カーボン インセット ? 360°サプライチェーンの透明性 ? リアルタイムのサステナビリティデータの可視化に基づく、 インサイト主導の意思決定 Horizon 3 Transformational change ? ? 循環型ビジネスモデル ? 持続可能な製品設計 ? AI 対応のインテリジェント サプライチェーン ? AI 対応の what-if シナリオ計画と気候変動リスク モデリン グ 受動的な 規制対応や 効率化?省力化 ここだけだと “負担”が増すだ け 成長の機会、 差別化の要因、 ビジネスチャン スと 捉えて、 積極的に取り組 む 受動的? or 積極的? スピード スピード
- 15. 1. 正しく把握する 2. 排出を減らす 3. 回収する 4. 相殺(オフセット)する 排出源、排出量を把握 主要排出源のマテリアルフロー、 エネルギーフローを把握 必要なエネルギー利用/入手の見 直し （エネルギー消費の抑制、活用するエネル ギーの低炭素化） 提供商品/サービスの見直し 提供オペレーションの見直し （商品/サービスの提供方法、調達?生産? 配送?販売?メンテなどのバリューチェー ン全体のCO2排出抑止） CO2の回収?固定化 (CCS: Carbon dioxide Capture and Storage) 回収したCO2の再利用 (CCUS: Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage) 排出権購入 植林によるCO2吸収 低炭素素材?原料へ の調達切替え 包装の簡素化/低炭素 素材への切替え 低炭素素材生産への 参入 i. 調達 ii. 生産 iii. 配送 iv. 販売 v. メンテ /サポート vi. 回収/処分 需要予測精度向上に よる廃棄量削減 賞味期限延長による 廃棄量削減 部材調達?輸送の合 理化、部材削減 事業所間のプロセス フロー見直し 輸送手段の低炭素化 輸送手段の動力の再 エネ化 共同配送、ネット ワークモデルによる 物流 効率化 販売チャネルの EC/D2Cシフトによ る配送回数削減 包装の簡素化 使用時の排出削減に つながる利用方法の アドバイス 関連設備/インフラの 効率化 使用済み製品や容器 の回収モデルによる 削減 「カーボンニュートラル経営戦略」ボストンコンサルティンググループ, 202 0. 適切に開示する 企業活動における “脱炭素” とは?
- 17. 製造業界における Sustainability 観点での優先度の高い施策 主要領域で行動を起こすことで、移行を加速し、お客様のリーダーシップ確 立を支援し、さらにはテクノロジの力を利用します よりアジャイルな 工場の構築 より回復力のある サプライ チェーンの構 築 イノベーションの創出 と 新たなサービスの提供 新しい方法で 顧客とつながる 従業員の変革
- 18. 製造業の機会 よりアジャイルな工場の構 築 業務効率と 資産の生産性 ? 工場、生産ライン、資産、プロセス全体の可視性の向上 ? リアルタイムの実用的な洞察を生成して、OEE (Overall Equipment Effectiveness =設備総合効率) を最適化。生産能力を最大化。そし て、消費管理を強化 ? 予測分析を使用したインテリジェント メンテナンスで 問題や廃棄物を未然に特定
- 19. お客様事例: Unilever 生産量と製品の品質を高めながらエネルギーを節約 Unilever は、デジタル テクノロジを使用して、洞察の獲 得、 サプライ チェーンの変革、顧客ニーズへの対応、サステ ナビリティへの取り組みのサポートを進めています。 Azure IoT プラットフォームを 使用して実現したのは、同社工場のデジタル ツインです。 これを使用して、プロセスの最適化、効率の向上、製品 の改良に役立つ重要な可視性と洞察を得ています。また、 同社は省エネに 取り組んでおり、すべての Dove 石鹸工場にわたる省エ ネを実現するために、コネクテッド チームとして追跡と 作業を進めています。 データの洞察の活用 機械学習と高度な分析を使用し て、有用なデータの洞察を獲得 IoT の活用 デジタル ツイン テクノロジを活用 して、 生産を最適化し、より良い製品を 製造 エネルギー消費量の削減 エネルギーを追跡して節約すると いう サステナビリティの目標を達成す るためにチームを編成して接続
- 20. 製造業の機会 より回復力のある サプライ チェーンの構築 インテリジェント サプライ チェーンの 計画と実行 ? 在庫の最適化により、サプライ チェーン全体で俊敏性と即応性を 高める ? デジタル ツインを使用してサプライ チェーンのプロセスの変化 をモデル化 ? 企業間コラボレーションや物流管理により、サプライヤーとの調 整を向上
- 21. お客様事例: Bühler Group サプライ チェーンの透明性を高めて食品廃棄を削減 Bühler Group は、食品加工機械のグローバル市場のリーダーで あり、 食品の安全とサステナビリティを向上させることに献身してい ます。 乾燥食品中の微生物汚染を除去することを目的とした画期的な テクノロジに対して、食の安全とパフォーマンスに関する重要 なデータを 提供するために、同社は Azure IoT を活用した Bühler Insights を 利用しました。顧客は、機械のパフォーマンスを監視して製品 バッチごとに 正確なレコードを生成できるようになり、食品安全性監査とサ プライ チェーンの透明性を向上させ、食品メーカーに新たな可 視化の道を開いています。 透明性の向上 すべての穀物がサプライ チェーン 全体で規制に準拠して取り扱われ ていることをデジタルに検証 アラートの自動化 汚染を特定し、リアルタイムで すべての関係者にアラートを送 信して、公共安全の問題を回避 安全性の向上 農場から食卓まで穀物の安全 を保証できる、農産業の共有 食品安全ユーティリティを開 発
- 22. 製造業の機会 イノベーションの創出と 新たなサービスの提供 持続可能な製品と デジタル サービスに よって 新たなビジネス価値を 生成 ? コネクテッド製品およびデジタル ツインを通じて、 製品設計およびプロセスを改善 ? 設計成果のシミュレーションにより、市場投入までの時間 を短縮し、イノベーションを加速 ? AI および複合現実を使用して現場の俊敏性、生産性、 安全性を最適化
- 23. お客様事例: Ecolab 水の節約、イノベーションの推進、パーソナライズされた サービスの提供 Ecolab は、顧客のグローバルな水システムからデータを収集し、よ り深い 洞察を提供してさらに価値を提供することで、企業の水利用量ネッ トゼロの 達成を支援しています。Ecolab では、Azure IoT プラットフォームを 使用して、 機会とギャップの特定、適切なソリューションの提供、水の使用を ネットゼロに 近づけるための顧客のプロセスの管理が可能となっています。Ecolab の スタッフはデータ主導型の洞察とパーソナライズされたサービスを 使用して、 運用効率を高めてサステナビリティの目標を達成する支援を行うこ とが できるので、顧客エンゲージメントがさらにプロアクティブになっ ています。 データの洞察の活用 機械学習と高度な分析を 使用して、有用なデータの洞察 を リアルタイムに獲得 さらなる価値の提供 Azure IoT ソリューション アクセラ レーターを使用して、パーソナライ ズされた新しい サービスを提供 水の消費量削減 水の使用量ネットゼロの目標 を 達成するためにチームが関与 し、 つながる
- 24. クラウドで 取り組みを加速
- 26. パフォーマンス の価値 時間短縮
- 27. ? 利用GPUの消費エネルギーを Metrics として追加 Training Cost Transparency In AzureML Studio UI https://techcommunity.microsoft.com/t5/green-tech-blog/charting-the-path-towards-sustainable-ai-with-azure-machine/ba-p/2866923
- 29. Microsoft Cloud for Sustainability INSIGHTS ACTION DATA Report Reduce, Remove, Replace Record Dynamic Calculation お客様のデータに合わせた 柔軟な計算モデルを構築 Connection Catalog リアルタイムデータのため の 包括的なコネクタ群 Common Data Model データ統合とレポーティン グ の迅速化 Partner Solutions ISVのポイントソリューショ ンによる特化した削減戦略 と 業種毎の拡張 Offset Marketplace カーボンオフセットの 調達?管理の促進 Product Allocation 透明性を実現するアロケー ション Actionable Insights アセットレベルのレポート で 問題点を明確化 Reporting, Goal Tracking, & Maturity 組織のコミットメントと規 制遵守 のための目標達成 What-if Analysis 削減計画と将来の計画を 裏付ける変数分析 Circular Design デザイン思考に取り入れら れる 水資源と廃棄物の分析
- 31. 製造業界のためのサステナビリティ ソリューショ ン: パートナーの代表的なエコシステム AppSource でパートナー ソリューションをもっと見る >>
- 33. D D D
- 34. 今すぐ始めましょう 詳細を見る Microsoft.com/sustainability 1 2 Microsoft Cloud for Sustainability を 無料で試す aka.ms/sus-preview 3 マイクロソフトのサステナビリティ ソリュー ションに 関する最新情報を受け取る aka.ms/sus-stay-informed
- 35. ? https://aka.ms/sse/learn ? Principles of Green Software Engineering ? https://aka.ms/sse/blog ? Microsoft Dev Blog on Sustainable Software Sustainability Software Engineering Resource