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ディレクションG勉強会 vol.1
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Kazuaki Hidaka
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クックパッドレシピ事業開発部ディレクショングループ 第1回勉強会 発想について
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ディレクションG勉強会 vol.1
1.
強いアイデアの出し方 ディレクションG勉強会 vol.1
2.
agenda ● 強いアイデア、とは ● 周囲の使い方 ●
思考テクニック ● アイデアの数を出す、とは
3.
強いアイデアの定義 実現することによって目指す未来が近づくもの 周囲への悪影響が少ない、もしくはいい影響が期待できること 軸があること。多少の懸念が発生しても微調整で前を向けること
4.
強いアイデアを作るためのHow 思考の積み重ねが重要。 強いのは一見シンプルなアイデアに見えるものでも多くの考慮がされた結果である。 裏にある論理の重なりが説得力になり話を進める力になる 最初と最後だけ見れば一見そんなの簡単な話に見えるくらいでちょうどいい (逆に風が吹けば桶屋、みたいなのは厳しい。どこかでコケる) 正攻法はないと思っていい。 でもテクニックはある
5.
思考を積み重ねる、とは? 例えば長い時間煮詰まって考えるのは、同じ場所を考えてるだけなので積み重ねていない 多くの視点から叩く、鍛えるイメージを持つ 思考のステップを意識して進めていく よく考える=元になるアイデアをいろんな観点から考え、進化させていく
6.
積み重ねた強み 立案時点ですべてを考慮することはできないしそれは証明できない。実現中に新たな障害は発生する しかし積み重ねた思考の経緯があれば、どこで方向転換して対処できるか、という考え方ができる。 これがフラッシュアイデアにすぎないと思考経路全体が否定されてしまう。対処策を探すのが難しい=ボツになりやすい 認知していなかった障害とは、見落としていた視点、ともいえる これによってさらに効果が大きく発展したアイデアにもっていけるチャンスでもあり、実際よくある それまで考慮外の問題への対応はこれまでの思考の範囲外への対処であり、話のスケールを大きくできる可能性が高い ピンチと思ったら当初の案以上に好転することは実際よく起きる
7.
深さと太さ 深さ 目標達成のために積み重ねるもの どうすればインパクトのある施策になるか、について積む 太さ 実現のために懸念をつぶすこと アイデアを施策にする段階で必要になる そもそも効果の期待が小さいなら太さはムダ。まずは効果を上げる方法から。
8.
他人の脳みそを使う 違う視点からの検討をするシンプルで確実な方法として、他人を使う。 自分で多方面から検討したところで方向性は近くなりがちなので、他人に共有し印象を聞く 人の目にさらして視点のバリエーションを取り入れアイデアを鍛えていく 慣れてくると他人からの意見の半分以上は既に考慮済みになっている 集中して考える=視野がせまくなる。それを理解した上での対処策が必要でその方法としての他人。
9.
周りの人を使う時の注意点 周りの人の意見というのは、そのアイデアに盛り上がっている自分とは異なり 冷静な視点を提供してくれる しかし、あなたほどそのアイデアに対して取り組んでいないし、内容も軽く説明されただけ。 参考になる意見がでてくることを期待するのは間違っている
10.
人の意見を聞くことで平凡化するのではないか それは軸になるものが足りていない どの意見を参考にするかは自分次第。アイデアをファシリテートしていく そもそも全方位の意見を集めるのは無理、一部を聞いているだけにすぎない
11.
思考のためのテクニック 発想手法というのは世の中にいくつもあるので好きなものを。 どの手法にもメリットデメリットはあり、パッケージ化されるほどその傾向は強くなる。 パッケージ化の効果として誰でも安定した効果を感じやすい、取り組みやすくなっている 同じ手法ばかり使うのは得意になる反面パターン化していくので注意。 道具は長所と短所を理解して使う
12.
テクニック例 postit+KJ法 ブレインストーミング デザインスプリント オズボーンのチェックリスト マンダラート シックスハット 色々ある。見比べていくと共通する要素があったり。
13.
ひらめきとは? 人間、偶然すごいことは思いつかない。 思いつくために必要なのは事前準備。 脳に周辺情報をインプットして整理させて、新しいこと考える習慣を覚え させて、なんらかの考えにたどり着く準備をしておく。 直感は経験と訓練ときっかけから。
14.
数を出せ、といわれるのはなぜか 強いアイデアが発想の積み重ねとするなら、数を出すことに意味はあるのか? 訓練としては大きな意味がある 数を出す=違うことを考え続ける=発想を転換しつづけること、ということ。 現時点でアイデアなくても解決策はいつでも出せる、考えられる、というメンタリティを得られる。 アウトプットとしてはあまり意味はない。
15.
数を目的として出したアイデアの扱い 数を出そうとして出されたアイデア自体は弱い。なにも積み重なっていないから浅い。 100案考えました!とかで人に持っていくのはやめよう。 もしその中にすごいアイデアが奇跡的にあったとして誰がほぼゴミの中からそれを見つけるのか? それを人にさせるのか?
16.
まとめ いつもうまくいく方法なんてないけれど、方法はいくつもある。 とにかく考え続ける泥臭さが必要。 なにが正解かわからないし、どこまで考えればいいかもわからない。そんな世界。 アイデア自体に価値はない。見切りをつける勇気も大切。
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