IoT Devices Compliant with JC-STAR Using Linux as a Container OSTomohiro Saneyoshi
?
Security requirements for IoT devices are becoming more defined, as seen with the EU Cyber Resilience Act and Japan’s JC-STAR.
It's common for IoT devices to run Linux as their operating system. However, adopting general-purpose Linux distributions like Ubuntu or Debian, or Yocto-based Linux, presents certain difficulties. This article outlines those difficulties.
It also, it highlights the security benefits of using a Linux-based container OS and explains how to adopt it with JC-STAR, using the "Armadillo Base OS" as an example.
Feb.25.2025@JAWS-UG IoT
3. 第1章 ユーザ WEB コンテンツの概要
ユーザ WEB コンテンツ機能とは、市販の HP(ホームページ)作成ツールなどよりユーザが作成した WEB コ
ンテンツ(HTML ファイル)を Web モジュールにダウンロードして SX システムのデータのモニタや設定操作
を実現するためのカスタマイズ機能です。
本資料は、ユーザ独自の WEB コンテンツにコントローラデータをアクセスする為の書式から WEB モジュー
ルへのダウンロードまでの方法を説明したものです。
1.1. 特長
WEB コンテンツ機能は次のような特長を持っています。
① ユーザ WEB コンテンツのなかにリアルタイムなコントローラデータの値
(生データ、
工業値データ、
積算値)及び単位を埋め込むことができます。
② ユーザ WEB コンテンツからコントローラデータの値を書き換えることができます。
③ JAVA アプレットを使ったコンテンツが作成できます。(JAVA アプレットからコントローラデータの
リード?ライトを行うライブラリを用意しています。)
④ WEB モジュールの標準コンテンツ(表出力、トレンドグラフ、イベント表示)を埋め込むことができ
ます。
⑤ ユーザ WEB コンテンツの WEB モジュールへのダウンロード操作は、ブラウザより容易に行うことが
できます。
⑥ ユーザ WEB コンテンツは100ページまで登録可能です。 *1,2,3
⑦ ユーザ WEB コンテンツのフォルダ階層数は3階層まで可能です。 *3
⑧ ユーザ WEB コンテンツにアクセス認証レベルを登録できます。
(作成した WEB コンテンツは「ユーザ WEB ページ作成ツール 」にて実行形式の変換が必要です。
)
*1:HTMLファイルの拡張子はhtm又はhtmlにして下さい。
*2:全ページの総サイズは1Mバイト以内までです。
*3 HTML ファイルやイメージファイルのファイル名及びフォルダ名は15
:
文字以内にして下さい。(全角使用不可、拡張子を含む)
3
4. 第1章 ユーザ WEB コンテンツの概要
1.2. ユーザ WEB コンテンツ作成手順
ユーザ Web コンテンツの作成からダウンロードは次の手順で行います。
順序 概要
Step1
コントロールデータの 必要なコントロールデータを用意しま 監視設定→コント
登録。 す。 ローラデータ設定
Step2
Web ページを作成。 ?コントロールデータのアクセスはテキ 第2章をご覧下さ
ストエディタ等を使って個別に記述し い。
ます。
?Web ページのレイアウトなど基本的な
部分は市販のホームページ作成ツール
などが使用できます。
Step3
実行ファイルの作成。 ?ユーザ Web ページの認証レベルを設定 第3章をご覧下さ
します。 い。
?Web モジュール用の実行ファイルを作
成します。
Step4
ダウンロード。 ?実行ファイルを Web モジュールにダウ 第3章をご覧下さ
ンロードします。 い。
以上の手順です。
4
5. 第1章 ユーザ WEB コンテンツの概要
1.3. 開発環境
WEB モジュールにユーザ WEB コンテンツをダウンロードする際、下記のソフトウェア及びネットワー
ク環境が必要です。
1.3.1. ソフトウェア
以下のソフトウェア及びネットワーク環境が必要です。
名称 メーカ 目的と入手について
① ユーザ WEB ページ 富士電機 ユーザが作成した WEB コンテンツを WEB モジュールで実
作成ツール 行可能な実行コードに変換するツールです。
添付 G0042H2.lzh が本ツールです。
② FTP サーバ ? 上記①で作成した実行コードファイルを WEB モジュー
ルへダウンロードする際に必要です。 開発用パソコン又
はローカルネットワークにサーバを設置してください。
?ユーザ WEB コンテンツの作成支援として、HTML/JAVA アプレット作成ツールを必要によりお使い
ください。
1.3.2. ハードウェア(接続構成)
下記に最小の開発環境の接続例を示します。
①パソコン(FTP サーバ兼用)
?IE5.5(Internet Explorer5.5)以上が動作可能であること。
?LAN ポート1CH
②SX システム
WEB モジュールの他に最低、電源モジュール及び CPU モジュールがベースボード上に装着され
ている必要があります。
③LAN ケーブル(カテゴリ5。直結する場合はクロスタイプをご使用ください)
CPU ?????? WEB ??????
電源??????
?????????
開発用パソコン
LAN ?????
5
6. 第1章 ユーザ WEB コンテンツの概要
1.3.3. 作業フォルダについて(推奨)
ユーザ WEB ファイルは任意のドライブ下に新規フォルダで「webuser」を作成し、このフォルダ
(含むサブフォルダ)内でお創りください。
本例は D:?ABC を作業フォル
ダとした場合です。
この下階層に「webuser」の
フォルダを作ります。
ユーザ WEB コンテンツは
全て?webusre 下に入れて
下さい。
?フォルダは3階層までです。
?フォルダ名は半角15文字以内にしてください。「setup」「fdsystem」はシステムリザーブ
名の為、使用しないでください。
?ファイル名やイメージデータ名は拡張子も含み半角 15 文字以内にしてください。
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7. 第2章 HTML の書式
1.4. コントローラデータの組込書式
本項では、ユーザ WEB コンテンツにコントローラデータのデータ値の表示?設定の組み込み書式につ
いて記述します。
1.4.1. HTML コンテンツにデータ値表示
WEB モジュールの SSI(Server Side Include)機能を用いてコントローラデータを HTML 文書に組み込
みます。
?書式
<!--#EXEC NAME="cdRead" PARAM="コントローラデータ名,属性"-->
?仕様
属性は、「生データ」「工業値」「積算値」「単位」を指定します。
、 、 、
コントローラデータ名には登録したデータ名を使用してください。
1.4.2. HTML コンテンツでのデータ値の書換え
1.単点(1 点)書き込み
HTML のフォームタグからの CGI コールによりコントローラデータ値を書き換えます。パラメータ転
送方式は POST で行います。
URL:/fdsystem/cgi-bin/WriteData_cgi
パラメータ 内容 記述内容
name コントロラデータ名 登録されたデータ名
Attr 属性 「生データ」「 工業値」「積算値」より選択
、 、
data 書き込むデータ
mode 応答画面の選択 「0」:閉じるボタン付応答 「1」:戻るボタン付応答
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8. 第2章 HTML の書式
2.複数点書き込み
単点書き込みと同様に HTML のフォームタグからの CGI コールによりコントローラデータ値を書き
換えます。パラメータ転送方式は POST で行います。
URL:/fdsystem/cgi-bin/WriteDatas_cgi
パラメータ 内容 記述内容
name1 コントロラデータ名 1 登録されたデータ名
attr1 属性 1 「生データ」「 工業値」「積算値」より選択
、 、
data1 書き込むデータ 1
name2 コントロラデータ名 2 登録されたデータ名
attr2 属性 2 「生データ」「 工業値」「積算値」より選択
、 、
data2 書き込むデータ 2
name3 コントロラデータ名3 登録されたデータ名
attr3 属性3 「生データ」「 工業値」「積算値」より選択
、 、
data3 書き込むデータ3
: : :
nameN コントロラデータ名 N 登録されたデータ名
attrN 属性 N 「生データ」「 工業値」「積算値」より選択
、 、
dataN 書き込むデータ N
mode 応答画面の選択 「0」:閉じるボタン付応答 「1」:戻るボタン付応答
endpara POST データの終了 endpara
l N は最大50まで。
l 1つのコントローラデータで name,attr,data の 3 つのパラメータが揃わない場合処理を行い
ません。
l データの書き込み途中にエラーが発生した場合、処理を中止します。但し、エラー以前の書き
込み処理は行います。
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12. 第3章 WEB モジュールへのダウンロード方法
本項では、ユーザ WEB コンテンツを Web モジュールにダウンロードする為の「実行ファイルの作成手
順」と、「ダウンロード手順」について記述します。
1.8. 実行ファイルの作成
はじめに
?本章の設定例は「1-3-3作業フォルダについて(推奨)」の開発環境で説明します。
本例は D:?ABC を作業フォルダとし
た場合です。
?ユーザ WEB コンテンツは全て
?webusre 下に入れて下さい。
?ファイル変更後の bak ファイル
は削除してください。
Step1.ユーザ Web ページ作成ツールを起動させます。
Windows のスタートボタンからプログラム→富士電機 Web 対応組み込み機器→ユーザ Web ペー
ジ作成ツールをクリックします。
Step2.ユーザ Web コンテンツの選択
①「Web 登録ファイルドライブ選択」よりユーザ Web コンテンツの作業フォルダが有るドライブ
を選択します。
例は D:ドライブを選択。
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13. 第3章 WEB モジュールへのダウンロード方法
②「Web 登録ファイルパス名選択」よりユーザ Web コンテンツの作業フォルダ* を選択します。
例は ABC を選択。
*本例は標準コンテンツ内の「ユーザコンテンツ」リンクを使う場合です。
ユーザ Web コンテンツを TOP 画面とする場合は webuser を選択してください。
③「新規一括登録(含むサブフォルダ)」ボタンをクリックします。
④各 Web ファイルのアクセス制限を設ける場合は、カーソルをファイル上に持っていき、右クリ
ックで“アクセス認証レベル変更”を行ってください。。
●認証レベルの ID 及びパスワード登録は Web モジュールの基本設定で登録します。
①ドライブの選択。
②フォルダの選択。
③新 規 一 括 登 録 をク
リック。
④アクセス認証 レベ
ルの変更。
【ユーザ Web コンテンツを TOP 画面とする場合のフォルダ選択】
フォルダの選択
ユーザ Web コンテンツを
TOP 画 面 と す る 場 合 は
webuser を選択します。
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