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helloSystem 0.5.0 をインストール
2021-08-27
Ryo ONODERA
ryo@tetera.org
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helloSystem とは ?
●
2021 年 5 月の FreeBSD Workshop でも話題になっていたかも。
●
The April to June 2021 Status Report (2021-07-24) に記載が
あった Third-Party Projects の 1 つ。
– https://www.freebsd.org/status/report-2021-04-2021-06/
●
Projects の Experimental installer のリンク先からも参照されてい
る。→ どう関係しているのかは良く分からなかった。
●
macOS 風のユーザーインターフェイスを実現している。
– https://hellosystem.github.io/
●
FuryBSD の Live image 生成の仕組みを使っているようだ。
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ダウンロードする
●
12.2 RELEASE ベースの 0.5.0 が最新のリリース
– https://github.com/helloSystem/ISO/releases/tag/r0.5.0
●
13.0 RELEASE ベースの experimental-13 もリリースされている。
●
0.5.0 を起動させ、 HDD にインストールしてみた。
– hello-0.5.0_0E223-FreeBSD-12.2-amd64.iso
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ISO イメージから起動させる
●
qemu-system-x86_64 で使ってみることにした。以下のように起動さ
せる。 Spice client で接続し画面表示とオーディオ出力させる。
●
qemu-system-x86_64 -accel nvmm -M pc -m 4G -smp 2 
-drive driver=qcow2,file=helloSystem-100GB.qcow2,if=virtio 
-net nic,model=virtio -net user 
-rtc base=utc,clock=host 
-device intel-hda -device hda-duplex 
-spice port=5924,disable-ticketing=on 
-vga qxl 
-cdrom hello-0.5.0_0E223-FreeBSD-12.2-amd64.iso 
-boot d
●
ようこそ画面ではオーディオ出力があるので、 Spice 必須。
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起動までのスクリーンショット
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起動後のスクリーンショット
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インストールで設定できる内容
●
ほとんど設定できる項目はない。
– インストールするディスク
– 氏名
– ユーザー名
– sshd でログインするか ?
– タイムゾーンを自動設定するか ?( 試してない )
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インストールのスクリーンショット
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インストールのスクリーンショット
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インストールのスクリーンショット
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HDD へのインストール後の状況
●
以下のように起動させると HDD から起動できる。
●
qemu-system-x86_64 -accel nvmm -M pc -m 4G -smp 2 
-drive driver=qcow2,file=helloSystem-100GB.qcow2,if=virtio 
-net nic,model=virtio -net user 
-rtc base=utc,clock=host 
-device intel-hda -device hda-duplex 
-spice port=5924,disable-ticketing=on 
-vga qxl
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どういう状況になるか ?
●
自動的に作成したユーザーでログインされる。
– whoami → ryoon
●
ファイルシステムは ZFS 。
●
インストールされるパッケージ
– ウェブブラウザー : falkon-qtonly-3.1.0
– テキストエディター : featherpad-0.16.0
– これらを含めて 465 個のパッケージがインストールされる。
– hello-0.5.0_0E223 と言うパッケージが独自の物のようだ。
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独自の部分
●
/System 以下にある Python スクリプトがユーザーインターフェイス
を実現しているようだ。 ( ディレクトリー構成も macOS 風 ?)
●
Python 3.7 から Qt 5.15.4 を利用している。
●
/System には、以下のようなディレクトリーがある。 ( 更に中身は
Python スクリプト )
– Dock.AppDir
– Filer.AppDir
– Menu.AppDir
– Volume.AppDir
– Welcome.AppDir
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その他のスクリーンショット
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その他のスクリーンショット
●
場合によっては、ツールバーが消えてしまう…。
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まとめ
●
GUI だけでインストールまで可能。
●
細かいインストール時の設定はできない。
●
GUI は macOS 風の見た目になっている。
●
ツールバーが消えるとか、起動しないユーティリティーがあるとか、荒
削りな部分もある。
●
日本語表示?入力の設定は標準では存在しない。

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  • 2. 2 / 16 helloSystem とは ? ● 2021 年 5 月の FreeBSD Workshop でも話題になっていたかも。 ● The April to June 2021 Status Report (2021-07-24) に記載が あった Third-Party Projects の 1 つ。 – https://www.freebsd.org/status/report-2021-04-2021-06/ ● Projects の Experimental installer のリンク先からも参照されてい る。→ どう関係しているのかは良く分からなかった。 ● macOS 風のユーザーインターフェイスを実現している。 – https://hellosystem.github.io/ ● FuryBSD の Live image 生成の仕組みを使っているようだ。
  • 3. 3 / 16 ダウンロードする ● 12.2 RELEASE ベースの 0.5.0 が最新のリリース – https://github.com/helloSystem/ISO/releases/tag/r0.5.0 ● 13.0 RELEASE ベースの experimental-13 もリリースされている。 ● 0.5.0 を起動させ、 HDD にインストールしてみた。 – hello-0.5.0_0E223-FreeBSD-12.2-amd64.iso
  • 4. 4 / 16 ISO イメージから起動させる ● qemu-system-x86_64 で使ってみることにした。以下のように起動さ せる。 Spice client で接続し画面表示とオーディオ出力させる。 ● qemu-system-x86_64 -accel nvmm -M pc -m 4G -smp 2 -drive driver=qcow2,file=helloSystem-100GB.qcow2,if=virtio -net nic,model=virtio -net user -rtc base=utc,clock=host -device intel-hda -device hda-duplex -spice port=5924,disable-ticketing=on -vga qxl -cdrom hello-0.5.0_0E223-FreeBSD-12.2-amd64.iso -boot d ● ようこそ画面ではオーディオ出力があるので、 Spice 必須。
  • 7. 7 / 16 インストールで設定できる内容 ● ほとんど設定できる項目はない。 – インストールするディスク – 氏名 – ユーザー名 – sshd でログインするか ? – タイムゾーンを自動設定するか ?( 試してない )
  • 11. 11 / 16 HDD へのインストール後の状況 ● 以下のように起動させると HDD から起動できる。 ● qemu-system-x86_64 -accel nvmm -M pc -m 4G -smp 2 -drive driver=qcow2,file=helloSystem-100GB.qcow2,if=virtio -net nic,model=virtio -net user -rtc base=utc,clock=host -device intel-hda -device hda-duplex -spice port=5924,disable-ticketing=on -vga qxl
  • 12. 12 / 16 どういう状況になるか ? ● 自動的に作成したユーザーでログインされる。 – whoami → ryoon ● ファイルシステムは ZFS 。 ● インストールされるパッケージ – ウェブブラウザー : falkon-qtonly-3.1.0 – テキストエディター : featherpad-0.16.0 – これらを含めて 465 個のパッケージがインストールされる。 – hello-0.5.0_0E223 と言うパッケージが独自の物のようだ。
  • 13. 13 / 16 独自の部分 ● /System 以下にある Python スクリプトがユーザーインターフェイス を実現しているようだ。 ( ディレクトリー構成も macOS 風 ?) ● Python 3.7 から Qt 5.15.4 を利用している。 ● /System には、以下のようなディレクトリーがある。 ( 更に中身は Python スクリプト ) – Dock.AppDir – Filer.AppDir – Menu.AppDir – Volume.AppDir – Welcome.AppDir
  • 16. 16 / 16 まとめ ● GUI だけでインストールまで可能。 ● 細かいインストール時の設定はできない。 ● GUI は macOS 風の見た目になっている。 ● ツールバーが消えるとか、起動しないユーティリティーがあるとか、荒 削りな部分もある。 ● 日本語表示?入力の設定は標準では存在しない。