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Interior Grounding, Reflection,
and Self-Consciousness
2018/02/15 第14回EM塾
?俣
https://web.media.mit.edu/~minsky/papers/Internal%20Grounding.html
The myth of “Grounding in Experience.”
1
?間発達の理論では,すべての知識は世の中の経験に“基づいている”と仮定することが多い
全ての知識は経験から始まるということについては疑う余地はない.?間の感覚を左右する物体以外の
?によって,認知能?が働き出し,ある時は感覚がそれ?体で表現を作り,またある時は?間の知?を
?動へと導く.ー つまり,これらを?較したり,接続したり,分離したりする.ー そうすることによ
り?間の感覚という素材を,物体についての知識に変える.このようなことが,どうして可能なのか.
しかし,経験から全ての知識が?まれるということではない.逆に,?間の経験的知識は,印象
(impressions)を通して受け取る知識,そして経験とは全く無関係な[付加的な知識]との組み合わせであ
る可能性が?い.
イマヌエル?カント
感覚は学習のきっかけを与えてくれるが,学び?を学ぶことは,
経験からだけでは学習することのできない
なぜなら,私たちの脳は,《表現を作り》,そしてそれらを《接続する》ために必要となる
《付加的な知識》を,最初に持っていなければならないからだ.
“私たちは感覚的状況を認識することを(なんらかの形で)学ぶことから始めます.それから,私たちの反応
が失敗と成功につながるかどうかを関連づける.そして,発達の次の段階で,私たちが知覚する状況の中で,
オブジェクトとその関係性を表現する抽象的な?法を学ぶようになる”
いくつかの疑問が浮かぶ
?どのようにして感覚的状況を認識するのか
?どのようにしてそれらを表現するのか
?どのように反応するかを決めるのは何か
?’成功’と’失敗’を構成するのは何か
?どのようにしてこういったものの相関関係を作るのか
このような機械をどのように設計するかについて
多くの新しいアイディアが必要になるだろう
2
A Theory of “Interior Grounding”
古いphysical grounding hypothesisでは?次の認知レベルは,それより低次の
レベルが?分に学習されていないと発達できないと考えられていた.
1. 最も低いレベルの反応系が,外界に関
する知識を得るプロセスから始まる
2. 次のレベルの学習を始めるにはそれよりも下
のレベルが学んだ?台に基づいて構築される
伝統的な考え?
しかしながら,脳の個々の部品は接続した他のいくつかの部品とだけ相互作?していると考えると,こういっ
たいくつもの部品は,それぞれのローカル(局所的)な環境に対処する複数の?法を同時に学習できるだろう
→脳の各部位には独?の’local world’が存在する
new hypothesis
進化によって,各local worldsに,役に?つ可能性のある?動を
遺伝的に備えている”mini-worlds”と呼べるようなものを提供で
きるようになった
3
A Theory of “Interior Grounding”
最終的にこれらのほぼ独?したシステムは,脳内のそれぞれのレベルが,隣の階層が学んだ能
?を利?するために,より強?な?法を発達させることを続け拡?していく.
External mini-worldでは,指や?などで構成される.
そして,指の動きがどのような?の感覚をもたらすのか
を予測することを学ぶことができる.同様にして四肢の
動きや,?の動き,?を動かす視覚の影響を予測するで
きるようになる.(ここまでは従来の?解と同じ)
同様のプロセスが脳内のより?いレベルでも機能するこ
とも想像することができる.異なる?連の?動がどのよ
うに組み合わされるのか,あるいはそのような変更の影
響はどうかなど.
最も単純な仮説:脳の主要な認知的部分のそれぞれが、既に存在す
る構造の変異コピーに基づいている
新しいレベルには,想像した?動の結果を予測するための
先天的で原始的なゴールを備えた古い学習機械の変異バージョンが
含まれている可能性がある.
そして,初期の?のいくつかの部分は、それぞれの「ローカル環
境」を予測し制御する複数の?法を同時に学ぶことができる。
どのように進化するのか?
4
Representations of Knowledge
どのような学習の理論も,学習機械(the learning machine)が獲得する知識をど
のように表現するかについて考えていかなければいけない
伝統的な理論のほとんどは,学習はコネクションをベースにしていると仮定しているが,
それでは接続されている物事の性質を?唆することはほとんどない
CSのコンテキストにおける議論の例
“物事を論理で表すことが常に最善の?法だ”
“違う.論理はあまりにも柔軟性がない,ニューラルネットを使う
ことだ”
“違う.ニューラルネットはもっと柔軟性がない.ニューラルネッ
トは抽象概念ではなく数値で物事を表現している.単純に?然?
語を使ったらどうか”
“違う.概念によって様々なアイディアが結びつけられる意味ネッ
トワークを使うべきだ.このようなネットワークは?章よりも優
れており,曖昧さが少ない.”
“違う.意味ネットワークは柔軟すぎて(制約が少ない)?盾を招く
可能性がある.論理だけが私たちを?盾から守ってくれる”
EM8章では,さまざまな種類の知識を表現するために異なる複数の?法で
表現しなければならないと結論づけている

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  • 4. 3 A Theory of “Interior Grounding” 最終的にこれらのほぼ独?したシステムは,脳内のそれぞれのレベルが,隣の階層が学んだ能 ?を利?するために,より強?な?法を発達させることを続け拡?していく. External mini-worldでは,指や?などで構成される. そして,指の動きがどのような?の感覚をもたらすのか を予測することを学ぶことができる.同様にして四肢の 動きや,?の動き,?を動かす視覚の影響を予測するで きるようになる.(ここまでは従来の?解と同じ) 同様のプロセスが脳内のより?いレベルでも機能するこ とも想像することができる.異なる?連の?動がどのよ うに組み合わされるのか,あるいはそのような変更の影 響はどうかなど. 最も単純な仮説:脳の主要な認知的部分のそれぞれが、既に存在す る構造の変異コピーに基づいている 新しいレベルには,想像した?動の結果を予測するための 先天的で原始的なゴールを備えた古い学習機械の変異バージョンが 含まれている可能性がある. そして,初期の?のいくつかの部分は、それぞれの「ローカル環 境」を予測し制御する複数の?法を同時に学ぶことができる。 どのように進化するのか?
  • 5. 4 Representations of Knowledge どのような学習の理論も,学習機械(the learning machine)が獲得する知識をど のように表現するかについて考えていかなければいけない 伝統的な理論のほとんどは,学習はコネクションをベースにしていると仮定しているが, それでは接続されている物事の性質を?唆することはほとんどない CSのコンテキストにおける議論の例 “物事を論理で表すことが常に最善の?法だ” “違う.論理はあまりにも柔軟性がない,ニューラルネットを使う ことだ” “違う.ニューラルネットはもっと柔軟性がない.ニューラルネッ トは抽象概念ではなく数値で物事を表現している.単純に?然? 語を使ったらどうか” “違う.概念によって様々なアイディアが結びつけられる意味ネッ トワークを使うべきだ.このようなネットワークは?章よりも優 れており,曖昧さが少ない.” “違う.意味ネットワークは柔軟すぎて(制約が少ない)?盾を招く 可能性がある.論理だけが私たちを?盾から守ってくれる” EM8章では,さまざまな種類の知識を表現するために異なる複数の?法で 表現しなければならないと結論づけている