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南島原
ローカルITサービス創発塾
12月/ ハッカソン
ビジュアルレポート
エコ?パーク論所原
- 2 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
概要
長崎県南島原市は、地域からテーマを得てアプリ開発に挑むアイデアソン&ハッカソン「南島原ローカ
ルITサービス創発塾」のハッカソンを2泊3日(12月1日?3日)に南島原で開催した。
今回のハッカソンでは、南島原で「サービス業」「食品加工業」の事業を営む2人の方から、お題提供
者という形でITサービス創出で解決したい課題をそれぞれ提供頂いた。また昨年から引き続いての開発
を行う「フリーテーマ」もひとつのお題とし、参加者は3チームに分かれてそれぞれの課題解決に挑戦。
2泊3日のプログラムの中でそれぞれのお題を解決するための新たなサービスのアイデア創出に挑んだ。
▼日 時:2017年12月1日(金)?2017年12月3日(日)
▼場 所:長崎県南島原市
▼主 催:南島原市
▼共 催:エイチタス株式会社
▼後 援:長崎県、九州経済産業局、
公益財団法人 長崎県産業振興財団、
独立行政法人 中小企業基盤整備機構九州本部、
NPO法人 日本Androidの会、
一般社団法人 ブロードバンド推進協議会、
一般社団法人 長崎県情報産業協会、
いさはやコンピュータ?カレッジ、
長崎県立大学(順不同)
▼参加者:18名
▼プログラム構成:
12月1日(金) オリエンテーション/フィールドワーク&アイデアワーク&
開発/カレー交流会
12月2日(土) フィールドワーク&アイデアワーク&開発
12月3日(日) フィールドワーク&アイデアワーク&開発/成果発表
会場:エコ?パーク論所原
- 3 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
お題提供者
池田勝久
高校卒業後、家業の池田製麺工
場に就職。素麺作りを天職とし、
島原手延べ素麺の普及活動も精
力的に行う。
素麺作りの真髄は様々な要素の
調整にある。最高の素麺を作り、
手延素麺のブランド力を上げ、
素麺作りを新3K「かっこよ
く」「感動でき」「稼げる」仕
事にしたい!
神崎 健輔
実家の老舗クリーニング店を営
みながら、ITベンチャー「クラ
スタス」を立ち上げ、オンライ
ン受注システムを開発。洗濯の
ノウハウがつまったブログも好
評で“洗濯ハカセ”の異名を持つ。
オンライン受注システムにより
受注が急増。しかし、増加した
受注数に比例して人の手による
作業が増えていく。これを解決
してワクワクするサービスを生
み出したい!
【食品加工業/そうめん工場】 【サービス業/クリーニング店】
今村博和
長崎県南島原市でしいたけの自
社生産とキッチンを手がけてい
るサンエスファーム&みなんめ
キッチンの理事。
昨年の「いなかソンin南島原」
でも見学先として協力いただき、
今回はフリーテーマでしいたけ
の栽培キット開発に挑むチーム
との共創で、栽培管理のシステ
ム導入や栽培キット販売に挑ん
でいただいた。
【フリーテーマ/しいたけ栽培】
- 4 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【1日目】オリエンテーション
各参加者は長崎空港と諫早駅から南島原入りする途中、まずは地元の名店?鶏の白石にて昼食をとった。続く
オリエンテーションでは、参加者全員に向けて全体スケジュールの説明や、南島原からのローカルITサービス
の創発を目指し、プロダクト開発に終わらず、ユニークなサービスづくりを目指す旨、意識の共有を行った。
今回は、東京、大阪そして長崎県内から、社会人や学生が、前回アイデアソンの参加チームとして再び南島原
に集まった。各チームから、メンバーの紹介と、10月開催のアイデアソンや11月開催のブラッシュアップワー
クまでの経過の報告が行われた。
- 5 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【1日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発<チームそうめん>
このチームは南島原のそうめんの知名度向上と、主婦層の新たな顧客獲得を実現すべく、モバイルサイト構
築を中心とした展開を目指した。初日は前回のアイデアソンの振り返りと、ハッカソンでのゴールの検討を
行い、やるべきことを確認した。夜のカレー交流会の実施後には、そうめん職人?陣川氏のもとに赴き、90
分に及ぶインタビュー?撮影を行った。エコ?パークに戻ったあとは、インタビュー対象として2人目のそう
めん職人であり、今回のお題提供者である池田勝久氏へのインタビューを敢行した。
- 6 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【1日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発<チームハカセ>
このチームは「宅配クリーニングの受注?発送のオペレーション改善」、「店舗で受け取りの際のお客様の待
ち時間の使い方」、「宅配クリーニングのブランドイメージづくり」の3つに挑戦し、お題提供者の神崎氏が
自らエンジニアとして参加。地元学生がこれに加わった。
初日は、オペレーションシステム改善の開発が事前に終わっているため、マニュアル整備のための現場ヒア
リングと、お客様の待ち時間で使う会話ロボットの筐体の組み立てなどを行った。
- 7 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【1日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発<チーム栽培MEN>
このチームは、サンエスファーム今村氏との共創により、しいたけ栽培キットの販売の企画とそれにあわせ
たオンライン販売システムの開発に挑戦した。
初日は今村氏を交えてのディスカッションで、サービスの概要や、システム維持のコストも見込んだ価格設
定など、具体的な企画?仕様の詰めに関する議論を深めた。
- 8 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【1日目】カレー交流会
今回のハッカソンでは、初日オリエンテーション以降、最終日の成果発表まで参加者全員が顔を合わせる機
会がないため、初日の夕食を「カレー交流会」とし、食事を通して参加者同士の交流を図る機会として設定
した。チームそうめんは、交流会終了後にそうめん職人?陣川氏のインタビューに向けて出発した。
- 9 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【2日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発<チームそうめん>
そうめんチームの二日目は、初日に続きアイデアのブラシュアップでスタート。その後、昼食と南島原の
サービス事例の視察を兼ね、しいたけ栽培を行う農事組合法人サンエスファームを訪問。モダンな店づくり
と魅力的なしいたけメニューを堪能したあとは、有家の酒蔵?吉田屋を視察。続く土石流被災家屋保存公園
では、雲仙噴火による島原半島の被災の歴史を体感した。夕刻には3人目のそうめん職人?野内氏を訪問し、
インタビューを敢行。すべての視察を終えてエコ?パークに戻った後は明け方までプレゼン準備に没頭した。
- 10 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【2日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発<チームハカセ>
前日の現場ヒアリングの結果を受け、オペレーションシステム運用のフローを洗い出し、だれでも扱えるよ
うにするためのマニュアル制作を行った。
また、オンライン宅配サービスの顔となる洗濯ハカセのイメージアップのため、顧客ターゲットとなる全国
の女性から、Facebookで助言を募り、ヘアカットや衣装の手配を行い、ハカセ本人のビジュアルを整えた。
会話ロボットは、音声認識と自動返答の仕組みで、定型文による会話システムの開発を行った。
- 11 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【2日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発<チーム栽培MEN>
2日目は、システム開発に集中。このチームは、アイデアソンにて、センサー類を駆使したサンエスファーム
でのしいたけ栽培の管理システムを構築。そのデータを栽培キットのユーザ向けアドバイスに応用するなど
のアイデアも話題になった。
また、日本Androidの会のメンバーで地元出身の進藤氏の案内により、雲仙温泉を訪問。島原半島の魅力発掘
にも時間を割いた。
- 12 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【3日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発
最終日は各チーム、プレゼンのシナリオやスライド制作のほか、スキッド(寸劇)の練習、キャッチコピー
やロゴ制作など、時間の限り工夫が続いた。
アイデアソンから1か月ほどの間隔があったため、開発はすでにある程度進んでおり、いずれのチームもユー
ザへの価値提供の検討に時間を割くことができた。
この日の昼食には、お題提供者の池田氏から、参加者へ素麺がふるまわれた。
- 13 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【3日目】成果発表会
成果発表会では、冒頭で主催の南島原市より商工観光課の金子邦彦課長から開会メッセージが発せられ、松
本政博市長の挨拶が代読された。
その後、各チームの発表があり、昨年の「いなかソンin南島原」の参加チームからも現在の活動についてプ
レゼンが行われた。また、地元マスコミ2社からも取材が入るなどメディアの注目も集める場となった。
- 14 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【3日目】成果発表 / チームそうめん(食品加工業/そうめん工場)
製造業者が尖った個として売り出すことで、商品ラインナップや売り方に創意工夫を凝らせる状態とし、
消費者への素麺の訴求を高めることを目指した戦略を立てた。
3人の製造業者にフォーカスを当て、彼らのこだわりや特長を引き出しつつ、冬の素麺消費を促すため
に、家庭で熱い素麺を食べるための提案を、彼ら3人がサイトや諸活動を通じて行っていくなどのアイ
デアが出され、今後、サイトの実装を含め、具体的なアクションが行われる。
- 15 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【3日目】成果発表 / チームハカセ(サービス業/クリーニング)
オンライン宅配サービスの改善は、システム再構築と運用マニュアルを整備。オペレーションに従事し
ていたデザイナーを本来業務に戻す段取りがついた。
接客対応の会話ロボットも試作ができ、運用実験に入る。このロボットは、オペレーションマニュアル
のQ&Aにも導入を試みる。
洗濯ハカセのイメージアップは、東京のテレビ番組出演に間に合う形でビジュアルを作り上げた。
- 16 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【3日目】成果発表 / チーム栽培MEN(フリーテーマ/しいたけ栽培)
サンエスファームが過去に試みていたしいたけ栽培キットの販売をリニューアル。高級しいたけを自宅
で栽培できるサービスとして、育成の仕方や調理レシピ、さらにはIoTによるサンエスファームのリア
ルタイムの生育情報も整備。食育での活用などの提案も盛り込んだ。
キットの販売は、Eコマースですでに対応可能な状態でリリースされている。
CROWDFARM
https://www.crowdfarm.jp/
- 17 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
【3日目】成果発表 / チームしぃ?そう(昨年優勝チーム)
昨年のいなかソンin南島原の優勝チームの「チームしぃそぅ」からは、新企画として池田製麺とのコラ
ボによる商品開発の状況が報告された。
ワインを織り交ぜたワイン素麺と、奄美大島から持ち込まれたもずくを混ぜたもずく素麺が、それぞれ
試作品としてハッカソンに持ち込まれ、参加者による試食が行われた。今月にはもずく生産者を南島原
に招いての打ち合わせが行われる。
- 18 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
ハッカソンまとめ
今回のハッカソンでは、昨年に続けて参加をしているメンバーの熱意のもと、地元のお題提供者からも
深いコミットがあり、お題に対する具体的な課題や欲求が企画やプロダクトに反映された。その結果、
各チームが生み出したサービスの販売や実証が始まり、昨年からの継続的な活動が実を結んだ。
次回は2018年1月16日に東京で最終成果発表が開催され、各チームのさらなる進展に期待がかかる。
南島原市商工観光課の永川様、金子課長、小関様 メンターとしてご参加頂いたIoT推進ラボの春山様
長崎県産業振興財団の小島様、鷹島様、大石様 お世話になったエコ?パーク論所原の皆様
- 19 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン>
http://htus.jp
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5-20 KSビル8階
T 03-6867-1367 F 03-6867-1401 E info@htus.jp

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  • 10. - 10 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン> 【2日目】フィールドワーク&アイデアワーク&開発<チームハカセ> 前日の現場ヒアリングの結果を受け、オペレーションシステム運用のフローを洗い出し、だれでも扱えるよ うにするためのマニュアル制作を行った。 また、オンライン宅配サービスの顔となる洗濯ハカセのイメージアップのため、顧客ターゲットとなる全国 の女性から、Facebookで助言を募り、ヘアカットや衣装の手配を行い、ハカセ本人のビジュアルを整えた。 会話ロボットは、音声認識と自動返答の仕組みで、定型文による会話システムの開発を行った。
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  • 13. - 13 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン> 【3日目】成果発表会 成果発表会では、冒頭で主催の南島原市より商工観光課の金子邦彦課長から開会メッセージが発せられ、松 本政博市長の挨拶が代読された。 その後、各チームの発表があり、昨年の「いなかソンin南島原」の参加チームからも現在の活動についてプ レゼンが行われた。また、地元マスコミ2社からも取材が入るなどメディアの注目も集める場となった。
  • 14. - 14 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン> 【3日目】成果発表 / チームそうめん(食品加工業/そうめん工場) 製造業者が尖った個として売り出すことで、商品ラインナップや売り方に創意工夫を凝らせる状態とし、 消費者への素麺の訴求を高めることを目指した戦略を立てた。 3人の製造業者にフォーカスを当て、彼らのこだわりや特長を引き出しつつ、冬の素麺消費を促すため に、家庭で熱い素麺を食べるための提案を、彼ら3人がサイトや諸活動を通じて行っていくなどのアイ デアが出され、今後、サイトの実装を含め、具体的なアクションが行われる。
  • 15. - 15 -?2017 H-tus. Ltd.南島原ローカルITサービス創発塾 <12月ハッカソン> 【3日目】成果発表 / チームハカセ(サービス業/クリーニング) オンライン宅配サービスの改善は、システム再構築と運用マニュアルを整備。オペレーションに従事し ていたデザイナーを本来業務に戻す段取りがついた。 接客対応の会話ロボットも試作ができ、運用実験に入る。このロボットは、オペレーションマニュアル のQ&Aにも導入を試みる。 洗濯ハカセのイメージアップは、東京のテレビ番組出演に間に合う形でビジュアルを作り上げた。
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