GPU の分析への応用などの基礎技術の進化とクラウドの爆発的な普及に伴い、だれもが使いたいときに使いたい時だけ高性能なマシンリソースを使える時代が到来し、家電、スマホ、ビジネスアプリケーションなどありとあらゆるものに AI が搭載されているとうたわれ、一部のデータサイエンティストが担っていた高度な分析や深層学習のフレームワークもエンドユーザーで使いこなす人も少なくありません。
一方で、AI や深層学習という言葉が独り歩きし、まず AI 導入ありきでプロジェクトが始まり、目的が失われ頓挫するようなケースや、予測した結果についての妥当性について説明がつかず、結果がうまく利用できないようなケースも見られるようになってきました。
今回のセミナーでは、AI や高度な分析についての最新トレンドと、その使いどころについて、実際の事例や経験などを踏まえお伝えします。
GPU の分析への応用などの基礎技術の進化とクラウドの爆発的な普及に伴い、だれもが使いたいときに使いたい時だけ高性能なマシンリソースを使える時代が到来し、家電、スマホ、ビジネスアプリケーションなどありとあらゆるものに AI が搭載されているとうたわれ、一部のデータサイエンティストが担っていた高度な分析や深層学習のフレームワークもエンドユーザーで使いこなす人も少なくありません。
一方で、AI や深層学習という言葉が独り歩きし、まず AI 導入ありきでプロジェクトが始まり、目的が失われ頓挫するようなケースや、予測した結果についての妥当性について説明がつかず、結果がうまく利用できないようなケースも見られるようになってきました。
今回のセミナーでは、AI や高度な分析についての最新トレンドと、その使いどころについて、実際の事例や経験などを踏まえお伝えします。
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【ITフォーラム2023 AITCセッション】
ウェルビーイングを実現する
『空気を読む家』
2023年2月3日
先端IT活用推進コミュニティ
空気を読む家 スタジオ
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本日のアジェンダ
①『空気を読む家』のこれまでの取り組み 13時00分~13時30分 松山 憲和
② AIを活用したウェルビーイングを測定 13時30分~14時10分 道村 唯夫
(休憩)
③『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 14時20分~15時20分 中川 雅三
③ 井出 将弘
井出 将弘
④ 技術視点でウェルビーイングを考える 15時20分~15時50分 飯沢 篤志
(休憩)
⑤『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース?Web3 16時00分~ 飯沢 篤志
道村 唯夫
中川 雅三
井出 将弘
松山 憲和
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先端IT活用推進コミュニティ
ご紹介
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先端IT活用推進コミュニティ(AITC)の系譜
Windows
コンソーシアム
日本経営協会
XMLフェスタ
Java
コンソーシアム
XML部会
Javaコンソーシアム 1998年05月27日設立~2001年05月24日終了
?XMLコンソーシアム 2000年07月03日設立~2010年03月26日終了
?先端IT活用推進コンソーシアム 2010年09月08日設立~2021年10月22日終了
? 先端IT活用推進コミュニティ 2021年10月22日設立~
先端ITの普及啓発、利用推進に注力
~IoT、AI、ブロックチェーン、量子コンピューティング等~
DXの啓発活動に注力
2018年6月1日 「気象庁長官表彰」を受賞
?「XML利用実態俯瞰図」経済産業省「CIO戦略フォーラム
IT経営ロードマップ」の参考?付属資料として掲載
?気象庁と連携し気象庁防災情報のXML 仕様策定開始
?国土交通省「情報化月間推進会議議長表彰」受賞
?TravelXML,VoiceXML等の標準化勧告と実証実験を実施
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コンソーシアムの蓄積を活かして次のフェーズへ
活動の主体は、企業から個人へ
会員の一人一人が責任をもって、
自由にのびのびとやりたいことに取り組み、
未来に繋がり、未来を拓くコミュティに
https://aitc.jp
問い合わせは、staff@aitc.jp (コミュニティ事務局)へ
11年間に亘るコンソーシアム活動の終了に伴い、
成果物を管理し、人の繋がりを保持する後継団体として、
2021年10月22日、AITCはコミュニティに生まれ変わりました
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先端IT活用推進コミュニティの活動分野
人
データ メタ
モノ コト
ナチュラルユーザーインターフェース
ユーザーエクスペリエンスデザイン
コンテキスト
コンテキスト コンピューティング
セキュリティ
クラウド コンピューティング
ビッグデータ AI
AR?MR?VR?XR
ブロックチェーン
IoT ロボット
量子コンピューティング
DX
メタバース
Web3
ウェルビーイング
黒字:コンソーシアム時代の活動分野
朱字:コミュニティで取り組み開始した分野
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活動状況
XR(ビジネスAR改名)
「空気を読む家」スタジオ
グループ活動
(コンソーシアムからの継続活動)
コンテキスト?
コンピューティング
クラウド?テクノロジー
新しいグループ活動
勉強会
AITC
AITC
オープン
ラボ
(随時)
ITフォーラム
学会
AITC主催
活動発表会
勉強会
UX/NUI
【活動中】
月例:
オンライン会議
日々:専用
会員SNSで
情報交換や議論
会員からの提案?希望
随時受付
【随時開催】
【実施中】
【随時開催】
会員の活動
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【ITフォーラム2022 AITCセッション】
『空気を読む家』
これまで取り組み
2023年2月3日
株式会社PFU 松山 憲和
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スタジオ(1)
スタジオ
コンテキストコンピューティング
ビックデータ
メタバース
マンガ駆動開発
ナチュラルユーザーインターフェース
XR
空間OS
クラウドコンピューティング
IoT
AI
ロボット
Web3
ウェルビーイング
量子コンピューティング
ブロックチェーン
AITCで取り組んでいる様々な先端ITの具体的活用を検討?実践
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スタジオ(2)
日常生活に
役立つもの
人と機械の
協働
暗黙知の
形式知化
社会問題の
解決にトライ
ハードウェア
&
ソフトウェア
テーマ
コンセプト
グループ活動 活動意義
先端ITに
チャレンジ
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空
気
を
読
む
家
テーマ
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コンセプト
居心地の良さを考えて、実現する家
空気を読む家は、私たちに必要なことを考え、それを実現する家。
赤ちゃんが泣いていたら、お父さんお母さんは何故泣いているの
かを考え、ケガをしていないか確認して、オムツを替えたり、ミ
ルクをあげたり、あやしたりします。お父さんお母さんは、赤
ちゃんに対して常に目を配り、微妙な変化を読みとります。赤
ちゃんにとって、お父さんお母さんは、安心できる、居心地のい
いところです。
家は私たちを守る、居心地のいいところです。空気を読む家は、
私たちが泣いている時に私たちが笑えるように手助けをします。
お父さんお母さんが赤ちゃんに何故泣いているのか説明を求めな
いように、空気を読む家も私たちに説明を求めません。私たちの
行動を見て、世の中の知恵を取り入れて、空気を読む家は私たち
といっしょに成長し、変化します。
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技術コンセプト
?CC
機械学習
?DeepLearning
? : ?時系列DB
?RDF
?SPARQL
? :
?家電
?住宅設備
?ロボット
? :
?センサー
?カメラ
?マイク
? :
? 感情や状況の取得
? 家の中だけではな
く、家の外の出来
事も含めたコンテ
キストセンシング
? 行動を分析し、
居心地の良さを
定義する
? 何をすると居心
地が良くなるか
? 居心地が良くなる
空間
OS
?標準的データ形式
?データ永続性
?セキュリティ
?分散台帳型
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『空気を読む家』の建て方:全体
ひと部屋ずつ作っていきます
部屋毎に:課題(as is)→ありたい姿(to be)→実装
大黒柱は空間OS
利用シーンや機能は『マンガ駆動開発』
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『空気を読む家』の建て方:個々の部屋
①
課題とゴールの設定
②
マンガ駆動開発による
設計
③
実装と評価
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①課題とゴールの設定
?家の中の課題を体験を交えて具体的にヒヤリング
?理想とする解決イメージ(ゴール)を議論
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②マンガ駆動開発による設計
快適な目覚め
2nd
寝室
4th
リビング
失くし物/忘れ物
5th
キッチン
(シナリオ)
賞味期限切れ
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③実装と評価
1st
玄関
2nd
寝室
3rd
寝室
4th
リビング
5th
キッチン 6th
家全体
7th
家全体
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良かったこと
① コンソーシアム(コミュニティ)による活動→様々な知識や技術を集積
② 先端ITへのチャレンジ→苦労や失敗も含め、大きな知見を獲得
③ 家の中というプライベートな空間→多様な課題、価値観、考え方を認識
④ マンガという分かりやすい表現方法→ゴールイメージを共有
⑤ 空間OSを媒介した疎結合→分散した環境での共同開発で威力を発揮
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課題
①
課題とゴールの設定
②
マンガ駆動開発による
設計
③
実装と評価
特定のペルソナや特定の条件で課題設定
→より多くの問題意識や価値観に対応
→多くの人が参加できる組織
現実の『家』でのスクラッチ&ビルドが困難
→一部のプトロタイプで終わってしまった
→ウォーターフォール開発をアジャイル開発に
『空気を読む家』の評価が困難
→刹那的な課題解決だけでなく
継続的なウェルビーイングの実現を評価
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この後のセッション
活動の振り返りで出てきた課題に対する取り組み