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Google Colaboratoryによるネット
ワーク分析?可視化
東京工業大学 村田剛志
murata@c.titech.ac.jp
http://www.net.c.titech.ac.jp
自己紹介
? 村田剛志(むらたつよし)
? 東京工業大学 情報理工学院
? 人工知能、ネットワーク科学、機械学習
– グラフニューラルネットワーク
– 時系列データの分類?予測(桜島噴火予測)
– 社会ネットワーク分析
? http://www.net.c.titech.ac.jp/
? murata@c.titech.ac.jp
2
「Pythonで学ぶネットワーク分析 -- ColaboratoryとNetworkX
を使った実践入門」村田剛志, オーム社 (2019)
ネットワーク(グラフ)構造の分析?理解
? 中心人物の検出
? 将来の友人関係の予測
? 派閥やその関係の理解
? 口コミ情報伝搬、感染拡大の理解?制御
3
社会ネットワーク
代謝ネットワーク
食物連鎖
Jupyter Notebook, JupyterLab
? オープンソースのWebアプリケーション
? コード、数式、可視化結果、説明文を含む
文書を作成して共有できる
? データのクリーニング、データ変換、数値
シミュレーション、統計モデリング、データ
可視化、機械学習なども利用可能。https://jupyter.org/
Jupyter Notebook JupyterLab
Google Colaboratory
? Googleのクラウド環境で動作する無料の
Jupyter Notebook
? ブラウザを介してPython コードを対話的に
実行できる(スマホのブラウザでも可)
? コードも計算結果もGoogle Driveを介して共
有できる
https://colab.research.google.com/
Google Colaboratoryによるネッ
トワーク分析
6
? 人工知能学会のAIツール入門講座を昨年5
月に開催
–https://www.ai-
gakkai.or.jp/no14_jsai_tool_introductory_course/
? スライド?pythonコードを公開
–https://github.com/atarum/20190523
Real partition Partition based on modularity
star graph
Petersen graph
cycle graph
complete graph
complete bipartite graph
wheel graph
Draw in the 1st area of 2(rows) x 3(columns) areas
random graph
scale-free graph
complete graph
Karate club graph
Info of each graph
degree distribution
病気感染のネットワークモデル
? 4つの要因
10
ネットワーク
感染者数
感染確率
回復確率
SIR model
? S : 未感染
? I : 感染
? R: 回復 (or 死亡)
11
S I R
? ?
???
1-???
S
I
R
NDlib - Network Diffusion Library
https://ndlib.readthedocs.io/en/latest/
NDlibによる感染シミュレーション
? NDlib: Network Diffusion Library
–https://ndlib.readthedocs.io/en/latest/
? 入力
–対象とするネットワーク
– ?0 (時刻t = 0 における状態Iの割合)
– ?(状態Sから状態Iに変化する確率)
– ?(状態Iから状態Rに変化する確率)
? 出力
–状態Sの割合(?)、状態Iの割合(?)、状態Rの割合
(?)の時間変化/各時刻での増減量
NDlibによるシミュレーション例
? https://ndlib.readthedocs.io/en/latest/tutor
ial.html
Jupyterでは!pip
Jupyterで必要
Ndlibをimport
「Pythonで学ぶネットワーク分析」
(オーム社)
? 第1章 分析できる環境を用意する-ツールや言語の把握
? 第2章 ネットワーク分析の流れを知る-小説の人間関係を
紐解く
? 第3章 必要な用語を学ぶ-ネットワークの基礎知識
? 第4章 中心を見つける-さまざまな中心性
? 第5章 経路を見つける-ネットワークの探索
? 第6章 グループを見つける-分割と抽出
? 第7章 似たネットワークを作る-モデル化
? 第8章 似た頂点を見つける-将来の構造予測
? 第9章 病気や口コミの広がりをモデル化する-感染、情報伝
搬
? 第10章 ネットワークを俯瞰する-可視化による分析
? 第11章 リファレンス
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人工知能学会誌の解説記事
? 「COVID-19とネットワーク」, 村田剛志
? 人工知能, Vol.35, No.5, pp.654-660 (2020)
http://id.nii.ac.jp/1004
/00010709/
15
読みたい方は
murata@c.titech.ac.jp
までご連絡下さい
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ワーク分析?可視化
東京工業大学 村田剛志
murata@c.titech.ac.jp
http://www.net.c.titech.ac.jp

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