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NGOのナレッジの共有化に向けて
~SDGsと民間企業の連携を見据えて~
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
2017/04/24
株式会社ライフドラムラボ代表
今井健太郎
弊社紹介/代表取締役プロフィール
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
今井健太郎(いまいけんたろう)
埼玉県深谷市生まれ。
早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科卒
?専門は国際金融と開発経済
?第54回全日本大学囲碁選手権で全国制覇
野村総合研究所 金融ITイノベーション本部
?保険業界を中心とした調査?研究
?内部統制やリスクマネジメントに関わるコンサルティング
?ファンドラップ販売に関わるフロントシステム企画、営業
等
株式会社ライフドラムラボ、代表取締役
ソーシャル?インパクト?アクト 編集長
項目 内容
会社名
株式会社ライフドラムラボ
(LifeDrumLab Inc.)
所在地
〒108‐0014
東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室
ホームページ https://www.lifedrumlab.co.jp/
電話番号 080-5384-6535(代表)
事業内容
中小企業の社会的インパクト最大化を専門と
したコンサルファーム
?中小企業のビジネスを通じた社会貢献支援
??経営戦略×SDGs?~継続的な革新支援~
?マッチング支援コミュニティー?勉強会
??途上国BOPビジネス企画?支援
等
代表取締役 今井健太郎
代表取締役社長プロフィール
要旨
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
? NGOにおいては、一つ一つの活動において、素晴らしい取り組みが実施されている
一方で、活動が点になっており、そのナレッジや情報が共有されていない
– 例)ガーナで似た活動を行っている国内外のNGOの取り組みを、ミャンマーで活動しているNGOは
知らない
? 企業、 NGO、大学においては、それぞれの強みと弱みがあり、両者の特徴を活か
した連携が求められる
? また、他プレイヤー間連携については、寄付者やスポンサー向けの「成果報告や活
動の正当性」を目的としたレポートではなく、事業やナレッジの共有を目的とした
現場の洞察に基づく「インサイト?レポート」の発行が求められる
【背景】
NGOは地球規模で幅広い領域で活動する一方でナレッジ共有が乏しい
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
? アジア地域を中心に、教育領域での活動が最も実施されている一方で、活動から得
られたインサイト(洞察)や教訓に関するナレッジが共有されているとは言い難い
? 例)ガーナで似た活動を行っている国内外のNGOの取り組みを、ミャンマーで活動しているNGOは知らない
510
119
37
35
26
18 4
アジア
アフリカ
中東
中南米
欧州
太平洋
北米
活動地域(数)
※「NGOデータビック2016」に基づき、ライフドラムラボが作成
27.2
19.9
15
12.9
9
6
5.8
教育?職業訓練
環境
農業?漁業?開発
保健?医療
飢餓?災害
平和?政治
経済
人権
その他
活動領域(%)
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【背景】
企業、NGO、大学、個人はそれぞれ相互補完の関係にある
? 技術は持つが、洞察がない企業や大学と、現場のニーズや洞察はあるが技術や、リ
ソースの乏しいNGO
経営力 中小企業 NGO 大学?研究者 プロボノ
技術?テクノロジー ○ × ◎ △
洞察?ニーズ?ビジ
ネスチャンス
× ○ × ×
リソース ○ × △ ○
コミュニティー インサイト?テック?ポータル(β版)
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【背景】
相互補完を促進する、新しい働き方や専門性の活かし方が増加
【中小企業】
? 技術やテクノロジーはあるが、それを活かすビジネスチャンスの洞察や人手が不足して
いる。
【 NGO 】
? 現場のニーズやビジネスチャンスなどの洞察を得ながらも、技術やソリューションを生
み出す力が不足している。
【大学?研究者】
? 最先端のテクノロジーにアクセス可能でありながら、ビジネスに落とし込み経験、関連
のコミュニティーへのアクセスが不足している。
【プロボノ?パラレルワーカー? (旧ボランティア) 】
? プロボノやパラレルワークのように、企業や団体に属しながら、スキルや専門を生かし
て、単にお金を提供する援助や募金とは違った形での働き方が増加している。
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ご参考:インサイトテックポータル
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
ご参考:インサイトテックポータル
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ご参考:海外事例
? 社会的包括のための技術ネットワーク
(Redtisa)
– コミュニティのナレッジと科学的な洞察の創出
や交流を支援し、社会的課題の解決を推進する
南米の団体
? 社会課題に挑戦する技術バンク(ブラ
ジル財団銀行)
– ブラジル財団銀行の社会的技術省で認定され
た社会的技術を収集したデータベース
– カシューナッツや果実の加工など
http://tecnologiassociales.blogspot.jp/よりi引用
http://www.redtisa.org/es/index.php/よりi引用
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【エコシステム形成に向けて】
ソーシャルベンチャーやNGOに必要なのは「連携」の為のレポート
? 「インサイトレポート」と「活動報告書(レポート)」は発行の「目的」が違う
– SDGs(持続可能な開発目標)の達成や企業や個人、NGOやソーシャルセクターなどの垣根が、曖
昧となるなか、連携や共創に必要なのは、それを目的とした「レポート」
※「活動報告書」が不要ということではない
? 「インサイトレポート」とは
– オープンイノベーションや、ナレッジの共有、エコシステムの形成などを目的にした、現場の洞察(イン
サイト)に基づくレポート
? 「活動報告書」とは
– 応援者やスポンサーへの説明や、団体や活動の正当性を示すことなどを目的としたレポート
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【ご参考:農業】
例えば「保存」「収穫」など業務に特化した情報
? 現場での業務の詳細なインサイトレポートがナレッジ共有や協業のポイントに
– 民間企業との連携可能性についても、具体的なニーズや情報が「価値」に
– 例)保存の方法や手法は無数にあるが、そのナレッジがNGOのサービスレベル向上やビジネスチャンスに
収穫前
? 種まき(播種)、育種、管理(除草、害虫除去など)
収穫
? 収穫作業
収穫後
? 乾燥、保存作業
出荷
? 選別、包装、計量、商品運搬、帳簿記録作業
?収穫作業に用いるテクノロジーや業務
?収穫作業での課題やニーズなど
?保存作業に用いるテクノロジーや業務
?保存作業での課題やニーズなど
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【ご参考: 「持続可能な開発目標(SDGs)」】
~17の目標と169のターゲット~
? 企業?団体:「変わらなくてはいけないのは分かるが、何をすればいいのか分から
ない」
– きっかけの一つとしてのSDGsという切り口の「活用」
国際連合広報局よりi引用
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【ヒアリング内容:活動情報】
活動内容について
? 団体における活動についての情報
– 特にスタート時や、現場での経験に基づく情報
分類 内容
基礎情報 ?どこで、いつから、誰に、何を、なぜ実施しているのか
スタート ?どうゆう経路や方法でプロジェクトを開始したのか
プロジェクト ?プロジェクト実施での留意点やポイントとなった事項
成功/失敗 ?プロジェクト実施において、成功(失敗)した施策
効果?インパクト ?どのような効果やインパクトが出ているのか
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【ヒアリング内容:技術?現場情報】
技術?サービス?ソリューションや洞察について
? 現場で提供しているサービスやソリューションやそこで得られた洞察
– 民間企業との連携可能性についても
分類 内容
技術?サービス ?提供しているサービス、テクノロジーの前提、留意点
技術?サービス ?そのソリューションを選んだ背景やメリット、他との比較
現場情報 ?現場でのニーズやビジネスチャンス(実施していない理由)
現場情報 ?制度変更などリスク情報、現地企業、大学などの情報
連携可能性 ?テクノロジーを持つ企業や団体との連携可能性
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株式会社ライフドラムラボ
〒108-0014
東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室
http://lifedrumlab.co.jp
代表取締役:今井健太郎
メール:k-imai@lifedrumlab.co.jp
電話番号:080-5384-6535(代表)
連絡先
? 企業とNGOとの連携や、インサイトレポートの発行やナレッジの共有などについて、ご支援さ
せて頂いております。
? まずは、お気軽にお問合せください。

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  • 3. 要旨 @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved ? NGOにおいては、一つ一つの活動において、素晴らしい取り組みが実施されている 一方で、活動が点になっており、そのナレッジや情報が共有されていない – 例)ガーナで似た活動を行っている国内外のNGOの取り組みを、ミャンマーで活動しているNGOは 知らない ? 企業、 NGO、大学においては、それぞれの強みと弱みがあり、両者の特徴を活か した連携が求められる ? また、他プレイヤー間連携については、寄付者やスポンサー向けの「成果報告や活 動の正当性」を目的としたレポートではなく、事業やナレッジの共有を目的とした 現場の洞察に基づく「インサイト?レポート」の発行が求められる
  • 4. 【背景】 NGOは地球規模で幅広い領域で活動する一方でナレッジ共有が乏しい @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved ? アジア地域を中心に、教育領域での活動が最も実施されている一方で、活動から得 られたインサイト(洞察)や教訓に関するナレッジが共有されているとは言い難い ? 例)ガーナで似た活動を行っている国内外のNGOの取り組みを、ミャンマーで活動しているNGOは知らない 510 119 37 35 26 18 4 アジア アフリカ 中東 中南米 欧州 太平洋 北米 活動地域(数) ※「NGOデータビック2016」に基づき、ライフドラムラボが作成 27.2 19.9 15 12.9 9 6 5.8 教育?職業訓練 環境 農業?漁業?開発 保健?医療 飢餓?災害 平和?政治 経済 人権 その他 活動領域(%)
  • 5. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【背景】 企業、NGO、大学、個人はそれぞれ相互補完の関係にある ? 技術は持つが、洞察がない企業や大学と、現場のニーズや洞察はあるが技術や、リ ソースの乏しいNGO 経営力 中小企業 NGO 大学?研究者 プロボノ 技術?テクノロジー ○ × ◎ △ 洞察?ニーズ?ビジ ネスチャンス × ○ × × リソース ○ × △ ○ コミュニティー インサイト?テック?ポータル(β版)
  • 6. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【背景】 相互補完を促進する、新しい働き方や専門性の活かし方が増加 【中小企業】 ? 技術やテクノロジーはあるが、それを活かすビジネスチャンスの洞察や人手が不足して いる。 【 NGO 】 ? 現場のニーズやビジネスチャンスなどの洞察を得ながらも、技術やソリューションを生 み出す力が不足している。 【大学?研究者】 ? 最先端のテクノロジーにアクセス可能でありながら、ビジネスに落とし込み経験、関連 のコミュニティーへのアクセスが不足している。 【プロボノ?パラレルワーカー? (旧ボランティア) 】 ? プロボノやパラレルワークのように、企業や団体に属しながら、スキルや専門を生かし て、単にお金を提供する援助や募金とは違った形での働き方が増加している。
  • 7. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved ご参考:インサイトテックポータル
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  • 10. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【エコシステム形成に向けて】 ソーシャルベンチャーやNGOに必要なのは「連携」の為のレポート ? 「インサイトレポート」と「活動報告書(レポート)」は発行の「目的」が違う – SDGs(持続可能な開発目標)の達成や企業や個人、NGOやソーシャルセクターなどの垣根が、曖 昧となるなか、連携や共創に必要なのは、それを目的とした「レポート」 ※「活動報告書」が不要ということではない ? 「インサイトレポート」とは – オープンイノベーションや、ナレッジの共有、エコシステムの形成などを目的にした、現場の洞察(イン サイト)に基づくレポート ? 「活動報告書」とは – 応援者やスポンサーへの説明や、団体や活動の正当性を示すことなどを目的としたレポート
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  • 12. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【ご参考: 「持続可能な開発目標(SDGs)」】 ~17の目標と169のターゲット~ ? 企業?団体:「変わらなくてはいけないのは分かるが、何をすればいいのか分から ない」 – きっかけの一つとしてのSDGsという切り口の「活用」 国際連合広報局よりi引用
  • 13. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【ヒアリング内容:活動情報】 活動内容について ? 団体における活動についての情報 – 特にスタート時や、現場での経験に基づく情報 分類 内容 基礎情報 ?どこで、いつから、誰に、何を、なぜ実施しているのか スタート ?どうゆう経路や方法でプロジェクトを開始したのか プロジェクト ?プロジェクト実施での留意点やポイントとなった事項 成功/失敗 ?プロジェクト実施において、成功(失敗)した施策 効果?インパクト ?どのような効果やインパクトが出ているのか
  • 14. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【ヒアリング内容:技術?現場情報】 技術?サービス?ソリューションや洞察について ? 現場で提供しているサービスやソリューションやそこで得られた洞察 – 民間企業との連携可能性についても 分類 内容 技術?サービス ?提供しているサービス、テクノロジーの前提、留意点 技術?サービス ?そのソリューションを選んだ背景やメリット、他との比較 現場情報 ?現場でのニーズやビジネスチャンス(実施していない理由) 現場情報 ?制度変更などリスク情報、現地企業、大学などの情報 連携可能性 ?テクノロジーを持つ企業や団体との連携可能性
  • 15. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 株式会社ライフドラムラボ 〒108-0014 東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室 http://lifedrumlab.co.jp 代表取締役:今井健太郎 メール:k-imai@lifedrumlab.co.jp 電話番号:080-5384-6535(代表) 連絡先 ? 企業とNGOとの連携や、インサイトレポートの発行やナレッジの共有などについて、ご支援さ せて頂いております。 ? まずは、お気軽にお問合せください。