狠狠撸
Submit Search
电子出版基础讲座狈辞2
?
1 like
?
1,483 views
Hideki Hasegawa
Follow
2012/6/7
Read less
Read more
1 of 51
Download now
Downloaded 68 times
More Related Content
电子出版基础讲座狈辞2
1.
2000年の歴史を持つ册子体という基本构造が変化
使う本と味わう本
2.
× 本が電子化される ○ 新しい本の概念が成立する
? 情報の入れ物として本という構造にすべて押し込めてきただけ ? 本であったのが間違いだったもの ? 辞書 ? 地図 ? 古くは音楽 ? ……
3.
?
味わう 詩 ? 読む 小説?エッセイ ? 読む、調べる 専門書?実用書 ? 引く?調べる 辞書?事典 ?レファンス ? 使う 問題集?参考書 ? これだけの差があるのにひとつのフォーマット/アプリ/ ビジネスモデルで対応できるわけがない
4.
纸であったことが间违いの代表
5.
カシオ计算机の公表资料による
6.
? メーカー主導 ?
辞書の種類が限定される ? 英和はジーニアス 国語は広辞苑 ? コンテンツ?バンドルの問題 ? 150点収録などすでに限界に近づく ? コンテンツの別売は不調 ? 出版社が主導権を取り戻せるか ? 医学書院の「看護医学電子辞書」
7.
? カシオのOEM ?
1000台から受注 ? 成功の原因 ? 特定専門分野 ? 必要性を持つ特定ユーザー の存在 ? 営業力
8.
? 辞書?事典、レファレンス、家庭の医学… ? 「いつか役に立つだろう」商品 ?
仮想的な市場は大きい ? 従来は改訂での需要創造 ? 会員制での取り込みができると大きい
9.
? 月100円×10万人×12カ月=1億2000万円 ? 会員をやめると閲覧不可 ?
安くても継続してくれるほうがありがたい ? ランニングコスト ゼロ ? 収入の安定化 ? 法人会員などB2Bも欲しい
10.
もっとも奥别产と竞合する世界
11.
? BizRepo
http://www.datadeta.co.jp ? 総務系の記事が検索利用可能 ? 7日間5,250円~1年間28,800円 ? ルーラル図書館(農文協) ? 年間24,000円、2000頁/年
12.
? O’lielly Safari
Book Shelf http://safari.oreilly.com ? O’liellyをはじめ数社の連合サイト + 複数出版社の協力体制 ? 数千冊のコンピュータ専門書が検索可能 ? 28ドル会員なら10冊/月閲覧可能
13.
? CookPad
? :http//cookpad.com/ ? 典型的なCGMサイト ? みんなの今日の料理 ? http://www.kyounoryouri.jp/ ? NHKの番組の総まとめサイト+投稿レシピ ? 基礎講座もある ? AllAbout の料理ページ ? http://allabout.co.jp ? 基本?こだわり ? 使い慣れた料理本も捨てがたい ? 基本レシピに戻る(座標軸になる) ? メニュー数が限定されていることも大切なポイント
14.
読み物を电子化して何かいいことがあるのか?
15.
? いつでも持ち歩いているケータイ電話 ?
もっぱら暇つぶし読書←最適媒体 ? 24時間どこでも次の巻が買える←本代がたまらない ? キオスクで文庫本を買うノリ ? マンガはあまり読まないのでもっぱら活字本 ? エンタメ系はもっぱら電子書籍 ただし ? ライトノベルなどコレクション系は印刷本に限る
16.
? 私が必要な本は残念ながら印刷本しかない ?
「OnDeck」は外ではスマホ、家ではタブレットで愛読 ? 私が購入する本はたいてい横断検索が必要 ? 引用もしたいのでPCでも読め、コピペできることが必要 ? 最近買った本で検討してみた 変体少女文字の研究 /和本入門 / 舟を編む/ウェブ進化 最終形「HTML5」/フットパス?ベストコース/ EPUB 3 スタンダード?デザイン/電力会社を九つに割った男/ CGI & Perl ポケットリファレンス/クライマーズ?ハイ/ とある飛空士への恋歌 5/尾瀬植物手帳 / とある飛空士への恋歌 4/送配電の基礎 (検索?コピペが必要 別アプリ化 まあ読むだけでいいかな コレクションアイテム) ? 読み物系といっても実はさまざま
17.
叠尝/マンガの日本とアメリカの电子书籍はどう违うのか
18.
? ハードカバー/トレード?ペーパーバック/マス?
マーケット?ペーパーバック ? ハードカバー 新刊 分厚い表紙 ? トレード?ペーパーバック 一回り小さくてペラペラの表紙 ? マス?マーケット?ペーパーバック 手のひらサイズの本(消耗品) ? 平均価格(2003年) ? ハードカバー 63.33ドル ? トレードペーパバック 32.85ドル ? マスマーケット?ペーパーバック 6.37ドル ? 軽いことと安いことはアメリカでは大きな魅力
19.
? バカンスに本を抱えていくアメリカ ?
教養主義?ブッククラブ(ソーシャルな読書) ? 厚い。簡素な装丁。 ? お手軽な文庫を読む日本 ? 大衆指向 ? カラフルで凝った表紙や口絵 ? アメリカで流行ったからといって、そのまま日本 に当てはまる現象ではない。
20.
? 主流のコンテンツは何か ?
残念ながらWebがもっとも主流のコンテンツ ? モノクロ?反射型液晶でWebを見る人はいない ? 読書はあらゆる端末にあって当然の機能 ? スマホもタブレットもPCもすべて読書機能を持つ時代 ? エンタメ系の読書はガラケーで十分 ? むしろモノクロ?反射型に読書が押し込められ ることを危惧
21.
? DS電撃文庫 ?
電撃文庫の人気作をサウンドノベル化 ? 全ページバックにカラー画像 ? 効果音のみ ? 同人系のゲーム ? ヒグラシの鳴く頃 ? Fate ? コストが低い ? 新たな表現形式の可能性 ? マルチエンディング?ストーリー?
22.
? ことのは出版
+ http://www.kotonoha.co.jp/ ? ナレータによる朗読 ? ユニバーサルデザイン ? 読み上げ機能(TTS) ? 黙読に慣れた身には辛い媒体 ? 時間系を支配される
23.
? 現状では機能面ではたいした利点はない ? 流通という面では大きなメリット
? 即時性 24時間営業 いつでもどこでも ? 気楽に読書が楽しめる ? 在庫負担、絶版は原則ない ? 貸本?配信など提供手段が多様化 ? 制作コストが少ない ? 一口に読み物といっても、本の種類によって もっと分化して良いのではないか?
24.
?
味わう 詩 ? 読む 小説?エッセイ ? 読む、調べる 専門書?実用書 ? 引く ?調べる 辞書?事典 ?レファンス ? 使う 問題集?参考書 ? とりあえずは電子書籍でも良いが、長い目で見た ら電子化のそれぞれの道を模索することが大切 ? 「スライド 変化する本の世界」へ続く
25.
电子コンテンツのもたらす変化
レイアウト 場面?状況に対応 情報パッケージ概念 受け手と送り手の関係性
26.
レイアウト概念の変化
27.
? 本はなぜ縦長なのか? ?
ページをめくるのに便利 ? 字詰めが長すぎると読みづらい ? ページは必要か? ? Pageという概念の変容 ? 見開き文化? ? 印刷媒体をそのままPDFにする愚 ? レイアウトとは媒体に合わせデザインすること ? レイアウトの流動化 ? 端末にあわせてレイアウトを変更 本はなぜ縦長なのか?
28.
場面?状況に応じて コンテンツを変化させる
29.
? 情報を生産する場面では ?
情報の生産場面は大きなディスプレイの中 ? 必要な情報も大きなディスプレイの中で受け取る ? しかし通読は電車の中 ? 読むことが目的のもの ? どこで読書をするのか? ? 電車の中/寝ながら/トイレ/風呂場 ? 何かのために読むもの ? 部品化された辞書(読書端末の中の辞書など) ? 商品にビルトインされた本(HELP、電子番組表) ? 台所には台所用ディスプレイが必要だよね 場面、状況に対応する
30.
私の台所環境 ? 目の前にはiPad ?
WebページやEvernoteのレシピ ? ポケットにはスマホ ? 音声で入力できる買い物リストアプリ ? メニューの検討 ? 状況によりタブレット?スマホ?PCが使われる
31.
フロー?ピンポイント?パッケージ 情報のパッケージングを考える ばらばらにあった方がいいものと まとまっていた方がいいもの
32.
Webは情報の混沌 ? Googleはそれをピンポイントで検索する ?
情報全体はまとまりを持たなくて良い ? 非パッケージ型 ? リンクという新しいストリーム ? ここでは情報の境界がなくなる ? 情報を固定するか→情報を流動化するか ? 情報は常に最新
33.
? パッケージを外してみる
? 統合検索サイト ? Google ? リファレンス ? 小項目主義の百科事典 ? 和英辞典 ? パッケージ性を持つもの ? 大項目主義の百科事典(ex.Wikipedia) ? 学習向け英和辞典 ? 体系が必要なもの ? 小説?エンターテイメント パッケージされたほうがよい情報 されないほうがよい情報
34.
パッケージ型を見直してみる ? 教科書、入門書など ? ストリーム=体系、理解の順序 ?
適切な分量=これだけ覚えればひと区切り ? 「はじめてのCプログラミング」=パッケージ型 ? 「C言語リファレンス」=非パッケージ型
35.
情報のパッケージの別側面 ? パッケージ型 ?
従来の本と同じ構造 ? 価格を付けやすいし受け入れやすい ? 電子書籍は商品にしやすい ? 非パッケージ型(検索型サービス) ? 会費制は読者にとって敷居が高い ? 必要性?企画性がカギか? ? 情報量が重要
36.
フローとその集積 ? 流れる媒体―新聞?雑誌など ? それをまとめるとデータベースになる ?
BizRepo ルーラル図書館 ? 新聞記事検索(無料?有料へ変化) ? 広告モデル→会員制有料コンテンツモデル ? Safari?Book?Shelf ? 常に新刊 ? ひとつひとつはパッケージ型 ? ピンポイントの検索 非パッケージ型
37.
物からサービスへ 所有から利用へ 概念ではなく読者が便利と思えるサービスを考える
38.
電子書籍は物販的? ? ダウンロード型は物販的側面 ?
会員である限り読めるというDRMはサービス的側面? ? Safari?Book?Shelf?のような大量コンテンツ閲覧モデル など会員制サービスは多い ? 概念としては分かるが、よりサービスとしての側面を 打ち出してみたらどうか ? 読者を徹底的にサポート→ワンストップ?サービス
39.
蛸壺型ポータル(ワンストップサービス) ? 限定された分野のポータルは可能 ? 無料の良質な記事
? 集客がすべてに優先する課題 ? 関連するサイト(業種)との連係 ? リンク?サービス提供 ? 各種手配?物品販売($) ? 有料コンテンツ販売($) ? 読者参加 ? 広告($) ? 読者は本代の数百倍の経済行動をする ? コンテンツはさまざまな業種をコラボレーションする鍵
40.
CGM 送り手と受け手の関係が曖昧に 読者をプロモートする時代
41.
Weather?Newsの有料会員 ? 10分間天気予報 ?
ユーザーが現在の天気を 報告 ? それを集積して10分後の 天気を予報 ? 有料会員(300円/月) ? 有料会員になると天気レ ポートを送れる ? 夏にはゲリラ雷雨防衛隊 になれる ? それ以外のメリットは普通 の人にはあまりない ? にもかかわらず…
42.
送り手と受け手の関係が曖昧に ? ブログ
? ブログ本 ? ケータイ小説 ? 参加型コンテンツ ? 2チャンネル?ニコ動?クックパッド ? wisdom of crowd ? Wikipediaなど ? Consumer Generated Media(CGM 消費者生成メディア) ? 参加者をプロデュースする企画?編集を考えてみる ? 「地球の歩き方」のような本もある
43.
「電車男」に見るCGMと編集 ? 2チャンネルのスレッドを作
∧ ∧ 品化(毒男板「男達が後ろから撃たれ |1/ |1/ るスレ」) / ̄ ̄ ̄`ヽ、 / ヽ ? 「中の人」がログを編集→別サ / ⌒ ⌒ | イト化 | (●) (●) | ? “あらし”を排除(残ったのは6.4%) / | / | ? 章立て ( _| ? リーダーを入れる (ヽ、 / )| | ``ー――‐‘’“| ヽ| ゝ ノ ヽ ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ? 権利者は誰なのか? でも、友達にはよくムーミンに似てるって 言われるんですよw ? ひろゆき? 電車男? エルメス? 中の人?
44.
「地球の歩き方」にみる編集 ? ダイアモンド?ビッグ ?
就職内定者の海外研修ツアー斡旋→「自由旅行」に発 展 ? 帰ってきた学生の体験談を取り込む ? 宣伝媒体として作られた小冊子からスタート ? 若い旅行者を巻き込み新しい地域のガイドブックを増や していく ? 安全情報をめぐるバッシング ? 情報の正確さ確保―確認できた情報、クレームのあっ た安宿やレストランは基本的に載せない ? 投稿は減ったがガイドブックとして発展
45.
出版の明日へ歩きだそう
インキュナブラからの脱皮
46.
? 最初期の活字印刷物 ? 15世紀(グーテンベル
ク聖書以降、1500年 まで)に活版印刷術を 用いて印刷されたもの ? 揺籃印刷本 ? ラテン語でゆりかごの意 グーテンベルク 42行聖書 インキュナブラ incunabula
47.
?
グーテンベルクのビジネスモデル ? 写本とそっくりの本を大量に複製 ? 写本と同じようにこんな特徴を持つ ? タイトルページがない ? 1480年代に登場 ? ノンブルがない ? 1499年(アルドゥス?マヌティウス) ? 大型本 ? 八つ折半(マヌティウス) ? 奥付がない ? … インキュナブラの特徴
48.
?
インキュナブラは50年 ? 電子出版のインキュナブラ脱皮 ? 「本の電子化」からの脱却 ? その時、出版社はそれを担っているのだろうか 新しい本?―インキュナブラからの脱皮
49.
? 電子書籍/電子辞書… ? ブログ/ホームページ/携帯サイト /BBS/SNS/ゲーム…etc. ?
「電子出版」というジャンルはない ? 「電子出版」とは情報の流通革命によって現れる新し い媒体を旧来の出版社の視点から見て呼ぶ呼称 ? 出版が電子化されるのではなく、新しいメディアに出 版社が取り組む姿勢 電子出版とは??
50.
?
流行に振り回されない ? 流行に乗るのは大いに結構、でも… ? 不用意に金をかけない ? 電子出版は「貧者の印刷機」でなければいけない ? 宣伝しなければ売れるわけがない ? 紙の書店のような便利な装置はまだない ? Netは「貧者の電通」 ? まず自分が読者になる ? 本を読まない編集者やってません? 電子出版に取り組む
51.
最后に
? 情報は冊子体から自由になった ? 変化する送り手と受け手の関係 ? 変わるもの変わらないもの ? 創作という行為は不滅 ? 編集というサービスは不滅 本と人の歴史事典(髙宮利行?原田範行 柏書房)
Download