Om Kriget Kommer (1961)
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スウェーデンが第２次世界単线后に発行した2番目の民间防卫ブックレット。核戦争に限定しない幅広い记述となっている。2番目でかなりイラストにも凝っているが、凝り过ぎて読みにくくなっている。なお、これは全戸配布された。
Om Kriget Kommer (1961)
- 1. Wilh Anderssons Annonsbyr? AB / Bengt Mellberg /Nordisk Rotogravyr スウェーデン市民のためのガイダンス もし 戦争が 起きたら もし 戦争が起きたら、皆さんがこの冊子で得た助言や指示が、 生き残る機会にとって決定的になるかもしれない。この冊子を重要 書類とともに保管すること、いつか、必要となるかもしれない。 スウェーデン内務省
- 10. 病院 避難は、戦時に国民を守る、最も重要な措置のひとつであ る。避難は、1万人を超える住民が居住する都市部、および 一部の小規模な地域、および空襲あるいは地上から侵攻さ れる可能性が高い地域について計画されている。 避難はどのように行われるのか？ 状況が可能なら、避難は緊急事態避難として開始される。 または突然に戦争の脅威が起きた場合は、即時避難として 実施される。 避難 - 宿泊施設 避難場所 原則的な避難計画 受付場所 避難拠点 救援場所 病院 宿泊地域 学校 学校 16 17
- 11. 緊急事態準備は 段階的に実施され、16歳以下の子供と母親や親族などその面 倒を見る人、老人や病人など介護を必要とする人々、その他働 いていない人々など、無職の人々が対象となる。有償雇用されて いる人々で、主として人口3万人以上の都市住民など避難が必 要な場合、後の段階である最終避難で、避難対象となる。 緊急事態避難では、当局は避難方法について詳細な指示を行 う。 即時避難では 残留を命じられた人以外は、招集をかけられていない徴集兵も含 め、全員が迅速に避難する。誰が残留するかは、予め当局あるい は雇用主から通知される。 即時避難命令はラジオや広報車やポスターで広報される。 即時避難では、当局からの詳細指示を待つことなく、行動できる ように備なえておかなければならない。即時避難が準備されている 場所に住んでいる場合は、これは予算配分からわかるが、皆さんと 家族の準備を明確にしておく必要がある。 避 難 に 際 し て 絶対に必要だと考え るものだけを持って 行く。 用心のため、暖かい 服やレインコートや 丈夫な靴を用意して おく。 荷物は家族が自分で 運べる大きさにする こと。 現金と重要書類と健康保険証と組合員証 と配給カードと防護マスクと認識票 18 19
- 12. 家を出る前にー 火災の危険を減らすため、カーテンを外 し、ベネティアンブラインドを降ろす。ロールブラインド を上げる。バスタブに水を入れる。 まず荷造りするも の 毛布か寝袋 下着 靴下 靴 ウ ー ル の セ ー ター 救急箱 リネン タオル ア メ ニ ティ テ ィ ッ シュ ハンカチ 少なくとも2日分 の飲食物 プレート マグ フォーク スプーン 懐中電灯 シースナイ フ マッチ さらに持って行くも の ラバーマットレ ス ラバーブーツ 余分の服 魔法瓶 電池ラジオ キッチンロール 便箋 切手 ビニールシート 裁縫道具 21
- 15. 攻撃に対する防護 現代の戦闘手段は壊滅的な影響を与える可能性がある。 それらから身を守る可能性はまだ大きい。しかし、皆さんにど んな可能性が適用可能か知っておく必要がある。皆さんの 自宅と職場から最も近いシェルターの場所を調べること。近 くにシェルターがない場合、どうやって自分自身を防護する か考えること。 標準防護シェルターは、1945年以降に建設された大都 市の集合住宅すべてに設置されている。標準防護シェル ターでは、一般に利用可能な最高の防護が得られる。建 物の倒壊に対応し、毒ガスおよび放射性降下物に対して 防護できる。爆心からある程度、離れていれば、原爆の影 響からも防護できる、 堅牢シェルターは、さらに抵抗力がある。しかし、それらは最 大規模の都市など限られた場所にしかない。 普通の地下室は、放射線に対しては優れた防護力を持っ ているが、倒壊や火災には対処できない。 標 準 シ ェ ル ター 堅 牢 シ ェ ル ター 地下室 シ ェ ル ター 最も身近なシェルターがどこにあるか、どこまで防護できるのか、 そして、どうやって自宅および職場からシェルターまで行くのか、 常に明確にしておくこと。 緊急時の備えを強固にする場合、シェルターを用意する必要がある。 シェルターのない家では、防護を改善する必要がある。 それから、誰もが助けを得られなければならない。そして、誰もが 自分自身と家族のために準備をしなければならない。 数日間続けてシェルターや地下室に滞在する必要があると想定して、 自分の準備をすること。 避難後に残留することになっていて、住んでいる家に標準シェルターがな い場合、シェルターのある親戚や知人の家に移動できるよう手配すること。 ただし、都市中心部は避けること。外縁地域では、はるかに容易に、自 分自身を防護でき、何か起きた場合にも助けを得られる。より広域では、 最良のシェルターが使えるように、当局は避難後に残留する人々の移転 を準備している。 26
- 19. 放射性降下物からの放射線は爆発直後では非常に強いが、 急速に減衰する。爆発から1時間後の放射線と比較して、7 時間後にはわずか1/10になる。 2日後には放射線量は 1/100に減衰し、2週間後に1/1000に減衰する。このため、 初期の防護が重要である。 皆さんと放射性降下物の間に、土やコンクリートやその他の 物質が多くあれば、それだけ防護を高められる。 シェルターがない場所では、地下室が最善の防護手段となる。 扉や窓やシャッターなどの開口部を土嚢などで覆うと、防護が 高まる。ダストが中に入り込まないようにする必要がある。 7時間後 2日後 2週間後 無防備な状態で被曝するのに比べ、住宅の地下室では放 射線強度は1/20になり、大きなレンガの住宅の地下室では 1/100になり、標準防護シェルターでは1/000になる。通常 の地下室も防護手段となる。 あらゆる状況で入室する場合： 顔、首、髪、手など、体の 露出部分を慎重に洗う。 シェルターや居室に入るときは、 放射性ダストが付着している こと考え、上着や靴を脱ぐこと。 34 35
- 21. 生物兵器に対する防護 戦時に、そしておそらく戦争勃発前に、侵略者は意図的に 人間や動物や植物に害を与えるために戦争の一部として 感染性病原体を使用する可能性がある。 攻撃にはさまざ まな方法がある。 感染症はあらゆる手段で確実に阻止しなければならない。 誰もが、感染拡大防止に参加しければならない。 最も重 要なことは徹底的な各人の衛生である。 1 特に食事の前やトイレに行っ た後は、石鹸と水で手をよく洗 うこと。 3 手を洗わずに食べ物に触れた り、調理したりしないこと。 5 汚染の恐れがある場合は、洗 濯用や洗浄用を含む絵、家 庭で使う水はすべて10分間 煮沸すること。 2 感染症に備えて、できれば消 毒剤で、手を洗うこと。 4 感染が疑われる場合は、食品 を煮ること。 揚げたり、焙ったり、 焼いたりしても、必ずしも感染 源を破壊できるわけではない。 6 飼育している動物も、汚染し た水を飲まないように注意する こと。 38