Om Krissen eller Kriget Kommer 2018
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スウェーデンの冷戦后?21世纪の民间防卫ブックレット。久しぶりに全戸配布。これまでのバージョンはスウェーデン语のみだったが、このバージョンは多言语対応。
Om Krissen eller Kriget Kommer 2018
- 2. 緊急時の備え 総合防衛 警報体制 スウェーデン居住者の皆さんへ このブックレットは、スウェーデン政府の要請によりスウェーデンの 全世帯に配布されている。スウェーデン市民緊急事態庁(MSB)が内 容を担当した。このブックレットの目的は、重大事故や極端気象天 候やサイバー攻撃や軍事衝突などのあらゆる事態に対して、ス ウェーデン居住者がより良く備えができるよう支援することである。 不確実な世界に直面すると、多くの人々が不安感を感じるだろう。 スウェーデンは他の多くの国々より安全が、我々の安全と独立への 脅威は存在する。平和と自由と民主主義は、日常的に擁護し、強化 しなければならない価値観である。行政機関?ラスティング（県）?コ ミューン（市町村）?企業?団体は社会の機能を構成する。しかし、我 が国の安全保障と安全は、我が国に住むすべての住民の責任であ る。我々が脅かされたときに、最も重要な利点は、我々が互いに助 け合う意志である。 皆さんに備えがあるなら、我が国を助け、深刻な緊張状態にも対処 できる。 このブックレットを保管しておくこと！ 目次 緊急事態対策 皆さんの緊急事態対策 5 誤情報 6 テロ攻撃の場合 7 家庭での対策のヒント 10 総合防衛 スウェーデンの防衛 8 スウェーデンに対する攻撃 12 厳戒態勢 13 警報体制 重要情報公報 14 緊急警報 16 シェルター 17 このブックレットはdins?kerhet.seで複数の言語版を ダウンロードできる。 ブックレットについてのQ&Aはdins?kerhet.seにある。 スウェーデン 市民緊急 事態庁 MSBは、スウェーデンの事故や緊急事態の防止と対処能力 を向上させるために活動する中央政府機関である。 重大事 故や緊急事態が発生した場合には、責任者を支援する。 スウェーデン市民緊急事態庁 (MSB) 651 81 Karlstad www.msb.se グラフィックデザインと 制作: Kreab AB イラストレーション: Arvid Steen 印刷: Stibo Graphic A/S
- 3. 日常生活が根底から覆ったら、 どうすればいいだろうか？ 緊急事態が起きると、我々の慣れた方法では社会が機能し なくなるかもしれない。気候変動により、洪水や森林火災が より起きやすくなるかもしれない。世界のどこかで発生した事 件により、特定の食料品不足が起きるかもしれない。重要な ITシステムのトラブルが電力供給に影響を与える可能性があ る。ほんのわずかの時間で、皆さんの日常生活は支障をきた す可能性がある。 ? 暖房が止まる。 ? 調理や食料の保存が困難になる。 ? 店舗から食料などの在庫がなくなる。 ? 蛇口やトイレか水が出なくなる。 ? 自動車にガソリンを入れられない。 ? クレジットカードの認証やATMが機能しなくなる。 ? モバイルネットワークとインターネットがつながらない。 ? 公共交通機関やその他の交通手段が停止する。 ? 医薬品や医療機器を入手するのが困難になる。 緊急時の備え 緊急時の備え 社会の正常なサービスが、いつものようには機能 しないとき、皆さんとまわりの人々がどう対処でき るか、考えてみよう。 皆さんの緊急事態の備え たとえ社会的緊急事態においても、皆さんのコミューンが、老 人介護や水の供給や消防救急や学校などの継続を保証す る責任を負っている。個人として、皆さんにも責任がある。正 しく備えることで、いかなる原因によるものであれ、困難な状 況に対処可能となる。 社会的緊急事態においては、最も支援が必要な人々に、ま ず支援が行われる。大多数の人々は、しばらくの間は、自分 自身で対処できるように準備しておかなければならない。備 えができていれば、支援が必要な人々を手助ける機会も多く なるだろう。 最も重要なことは、水と食料と暖を取る手段があり、当局とメ ディアから情報を得ることができることである。 家族や親戚と 連絡がつけられるようにしておく必要がある。 10頁と11頁に、 自宅に備蓄しておくとよい食料品や備品のチェックリストがあ る。 皆さんとお住まいの地域に、どのようなリスクが及 ぶか考えておこう。地滑りや洪水の起きやすい地 域に住んでいるか？ 地域に、知っておくべき危険 な工場などがあるか？
- 4. 虚偽情報か否か調べる 他国や組織は、我々の価値観と行動に影響を及ぼすべく、 誤解を招く情報を既に使っている。その目的は、我々の回復 力をそぎ、自国防衛の意志を弱めることである。 ? 虚偽情報と敵対的プロパガンダに対する最善の防御手段 は批判的に情報源を再評価することである： ? それは事実情報か、意見か？ ? その情報の狙いは何か？ ? 誰がその情報を出してきたのか？ ? 情報源は信頼できるか？ ? その情報は、他の情報源からも入手できるか？ ? その情報は新しいのか古いのか？ なぜ、いまこのとき、 その情報が出てきたのか？ 緊急時の備え 緊急時の備え ? 情報を探す。プロパガンダや虚偽情報に対抗す る最善の方法は、自ら動くことである。 ? 噂を信じない。その情報が正しいか判断するた めに、複数の信頼できる情報源を使う。 ? 噂を広めない。情報が信頼できないなら、人に 広めない。 テロ攻撃が起きたとき テロ攻撃は、個人や集団や一般市民や、電力や交通機関な ど社会基盤を標的にする。テロ攻撃の方法は多くあるが、そ れでも多くの状況に適用できる助言がある。 ? 安全な場所に移動し、群衆を避ける。 ? 112で警察を呼び、重要なことを知っている場合には、そ れを伝える。 ? 危険な状態にいる人々に警告し、支援が必要な人々を助 ける。 ? 携帯電話をサイレントモードに死、危険地域へ電話をか けない。着信音で、隠れている人の位置を知られてしまう かもしれない。 ? 必要な場合以外に、電話を掛けない。ネットワークが過負 荷になれば、必要不可欠な連絡がつかなくなる。 ? 警察や消防や救急や当局の指示に従う。 ? 未確認情報をオンラインでシェアしたりしない。 詳細情報は dins?kerhet.se 参照
- 5. 総合防衛 総合防衛 スウェーデンの防衛 スウェーデンの総合防衛は、国と我々が選択した自由と生存権 を守るために存在する。我々は全員、スウェーデンが脅かされ たときに、行動する義務を負っている。 総合防衛 「総合防衛」とは、スウェーデンが戦争を行うための準備に必要 な活動全てを意味する。スウェーデンの総合防衛は軍事防衛と 民間防衛から構成される。 軍事防衛 スウェーデンの軍事防衛は、郷土防衛隊を含むスウェーデン軍 と、スウェーデンの軍事防衛を支援することを主たる任務とする 公的機関から構成される。スウェーデン軍は我が国の領土と国 境線を防衛する。 民間防衛 民間防衛は、戦争の脅威があるとき及び戦争のときに、社会全 体の回復力を担当する。民間防衛は、中央政府機関とコミュー ン（市町村）とラスティング（県）と地域、民間企業とボランティア 団体の仕事である。その任務は、戦争の脅威があるとき及び 戦争のときに、民間人を防護し、医療体制や交通機関を 維持することになる。戦争の脅威があるとき及び 戦争のときに、スウェーデンの民間防衛は軍を 支援できる必要がある。 長年にわたり、戦争及び戦争の脅威に対するス ウェーデンの準備は非常に限定的であった。代わり に、公的機関や地方自治体は、洪水やIT攻撃などの 平時の緊急時の準備態勢を構築することに重点を置 いてきた。しかし、世界情勢が変化したため、政府は スウェーデンの総防衛を強化することを決定した。そ れがスウェーデンの民間防衛計画が再開された理由 である。その全容を再構築するには時間がかかる。 同時に、平時の緊急事態に対する準備態勢は、戦争 の際の回復力の重要な基礎となる。 スウェーデン総合防衛に寄与の義務 スウェーデンでは、総合防衛に寄与する義務がある。 これは16～70歳のスウェーデン居住者が、戦争の脅 威があるとき及び戦争のときに、支援要員として動員 できることを意味する。 総合防衛に寄与する義務には次の３つ形態がある ? スウェーデン軍の徴兵 ? 政府が管理する組織への動員 ? 争の脅威があるとき及び戦争のときに機能しなけ ればならない組織に従事する一般国家労働。これ は、通常業務の継続、ボランティア団体での活動、 スウェーデン総合防衛に特に必要な仕事を行う雇 用労働である。 スウェーデンの総合防衛へ招集される場合、戦時配 属が命じられる。戦時配属が命じられると、戦時配属 命令書あるいは何らかの確認書が職場経由で届く。 dins?kerhet.se の指示に従う
- 6. 詳しくは dins?kerhet.se の家庭での備えの ページ参照 家庭での備えのヒント 皆さんの前提条件と必要性は、例えば、田舎か都市部のどちらに住んでいるか、戸建てか集合住宅のどちらに住んでいるかにより異なる。ここ では、一般的な家庭の備えのヒントを紹介する、自分の状況にあったものを参考にすること。共有したり、互いに貸し借りするのもよいことである。 食料 十分なカロリーが摂れるように、余 分の食料を備蓄しておくことが重要 である。簡単に調理できたり、調理 に水がいらなかったり、調理する必 要がない保存食を備蓄する。 ? ジャガイモ、キャベツ、ニンジン、 卵 ? 長期保存パン、例えば。トル ティーヤ、ハードパン、クラッカー、 ラスク ? チーズスプレッド、ソフトホエイ チーズ、チューブ入りプレッド ? オート麦ミルク、豆乳、粉ミルク ? クッキングオイル、ハードチーズ ? クイッククッキングパスタ、米、穀 類、インスタントマッシュポテト ? 調理レンズマメ、豆、野菜、フム ス缶詰 ? チョップトマト（例えばパスタを作 る） ? ボロネーゼソース、マッケレル、 イワシ、ラビオリ、サーモンボー ル、ゆで肉、スープ ? フルーツピューレ、ジャム、マーメ イド ? 調製ブルーベリーとローズヒップ スープ、ジュースまたは室温保 存飲料 ? コーヒー、紅茶、チョコレート、エ ネルギーバー、ハチミツ、アーモ ンド、ナッツ、ナッツバター、シー ズ 水 清潔な飲料水が不可欠である。 1日 あたり成人1人当たり少なくとも3リッ トルが必要である。品質が不明な場 合は、水を沸かす必要がある。 トイレが機能いない場合は、丈夫な ビニール袋を便器に置くことで代替 できる。手の衛生を良好に保つのは、 感染を避けるために重要である。 ? ボトル ? 蓋つきのバケツ ? 水を凍らせるプラスティックボト ル（割れるので満タンしないこと） ? ミネラルウォーター ? ジェリカン、できればタップ付きで、 給水を受ける等ために使う。数 個のジェリカンに予備の水をた めておく。これらは冷暗所に保管 する。 暖をとるもの 寒い時期に停電すると、家の中はす ぐに寒くなる。暖を取るために、一つ の部屋に集まり、窓に毛布を掛け、 床に敷物を敷き、テーブルの下にね ぐらを作る。火災の危険性を考える こと。眠る前に、ろうそくや代替暖房 器具の火を消す。酸素を取り入れる ために、定期的に部屋を換気する。 ? ウールの服 ? 暖かい全天候アウトドア用衣類 ? 帽子、手袋、スカーフ ? 毛布 ? スリーピングマット ? 寝袋 ? ろうそく ? ティーライト ? マッチあるいはライター ? 代替の熱源、例えば。 プロパン ストーブ、石油ストーブ 通信手段 深刻な事態が発生した場合は、当 局からの重要情報を、まずもってス ウェーデン?ラジオP4から聞けるよう にしておく必要がある。また、メディ アによる事態の報道に従い、親戚 友人との連絡を保ち、緊急時には消 防救急などと連絡が取れるようにし ておく必要がある。 ? 電池や太陽電池や手巻きよって 電力を供給できるラジオ ? カーラジオ ? 紙に書いた重要な電話番号のリ スト ? 携帯電話などの機器用の余分な バッテリー?電源バンク ? 車で使える携帯電話充電器 その他 ? 蒸留酒とコンロと燃料 ? 懐中電灯?ヘッドライト ? 電池 ? 小額紙幣による現金 ? 救急箱と予備の薬品 ? ウェットワイプ ? 除菌用ローション ? おむつと月経用品 ? 保険証書、銀行通帳、登録証 明書などの情報を紙に印刷した もの ? タンク内の燃料
- 7. 総合防衛 総合防衛 スウェーデンが攻撃されたら、抵抗 が必要になる 我々は我が国に対する多様な攻撃に対して抵抗できる 必要がある。今日でも、我々のITシステムの攻撃が行わ れ、虚偽情報によって我々に影響を与えようという試み がなされている。我々に地域紛争の影響が及ぶかもしれ ない。想定される攻撃には次のものがある。 ? 我々の重要なITシステムをダウンさせるサイバー攻撃 ? インフラへの破壊工作（道路や橋や空港や送電線や 原発など） ? 多くの人々や多くの組織に影響を与えるテロ攻撃 ? スウェーデンの意思決定者や居住者に影響を与えよ うという試み ? 食料不足や商品不足をもたらす交通網の切断 ? 空襲やロケット攻撃やその他の戦争行為による、軍事 攻撃 厳戒態勢 スウェーデンの防衛の可能性を高めるために、政府は厳戒 態勢を宣言できる。厳戒態勢では、平時の法律が適用され るが、別の法律が適用される場合がある。たとえば、ス ウェーデンの総合防衛に特に重要な私有財産を徴発できる。 厳戒態勢では、社会の最重要機能を維持するために、社会 が総力を結集しなければならない。厳戒態勢では、様々な 形で動員される場合がある。 厳戒態勢についての情報はラジオやテレビで放送される。 スウェーデンラジオP4は緊急放送用である。 スウェーデンが他国から攻撃を受けたら、我々絶対 に諦めない。抵抗をやめさせようという情報はすべて 虚偽情報である。