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めざせ!蚕驳颈蝉活用ティーチャー
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Junyu Ujita
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foss4g tokyo 2015.10.12
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めざせ!蚕驳颈蝉活用ティーチャー
1.
めざせ!QGIS活用ティーチャー -教員養成学部における実践- 氏田洵悠 (大分大学?院 / NPO法人伊能社中)
2.
アウトライン 1. 自己紹介 2. 高校「地理」の動向 3.
大分大学におけるGIS活用の取り組み 4. 課題および今後の展望
3.
自己紹介 氏田 洵悠 (うじた じゅんゆう) 大分大学大学院教育学研究科1年 専攻:自然地理学 NPO法人伊能社中ボランティアスタッフ 大学院卒業後は高校教員を志望
4.
アウトライン 1. 自己紹介 2. 高校「地理」の動向 3.
大分大学におけるGIS活用の取り組み 4. 課題および今後の展望
5.
ご存知でしょうか?
6.
日本の地理教育において、「失われた20年」があることを
7.
日本における地理教育の転換点 ?1989年度高校学習指導要領改訂 「社会科」から「地理?歴史科」、「公民科」へ ↓ 「世界史」必修、「地理」と「日本史」は選択必修へ ↓ 地理を履修せず高校を卒業する生徒は多い
8.
でも、もうすぐ必修になるんでしょ?
9.
「地理」必修化へ ? 文科省 教育課程部会
教育課程企画特別部会 において、2016年度より改訂される次期学習指 導要領の骨子案が出される(2015年8月5日) ? 「地理歴史科」において、「世界史」の必修を 見直し、「歴史総合」、「地理総合」などの新 たな教科が必修科目として新設される
10.
文科省 教育課程部会 教育課程企画特別部会(第7期)(第13回)
配付资料
11.
必修になったんなら、いいじゃん?
12.
失われた20年の結果 ? 30代以下の高校地歴科教員の中で高校 時代「地理」を履修しない先生が存在 ↓ 教員の確保、指導レベルの向上が必要 ? 現状として、現職教員や教員養成学部に おいて、GISを学ぶ場というものは限ら れている
13.
アウトライン 1. 自己紹介 2. 高校「地理」の動向 3.
大分大学におけるGIS活用の取り組み 4. 課題および今後の展望
14.
大分大学地理学教室について ? 大分大学地理学教室 指導教官2名(土居?小山) M1:1名、学部4年3名、3年3名 さまざまなことにチャレンジしています!! 地理教育 地理教育 育地理教育 地域防災 防災教育 大分県佐伯市において 「防災?減災ボランティア」 (避難訓練参加?家具固定) 大分県大分市において「めざ せジュニア防災マスター」 臼杵市において「防災スタン プラリー」(防災教室) 現職教員、教員志望者向け の「GISワークショップ」 (QGIS,Google
Earth)
15.
GIS活用の取り組み ? 学外講師を招いてQGISワークショップ(2013) ? NPO法人伊能社中との共催で Google
Earthワークショップ(2014) ? 教員免許状更新講習会において QGIS、MANDARA実習(2014,15) ? 教職志望者へのQGISワークショップ(2015)
16.
教職志望者へのQGISワークショップ ? 学部1年生対象の必修科目「地理学概論」の授業の1コ マでおこなった ? 参加人数
20人 社会科選修 学部3年生 4名 2年生 4名 1年生 7名 社会文化コース 4年生 1名 1年生 2名 立命館アジア太平洋大学からも4名参加
17.
教職志望者へのQGISワークショップ ? テーマ 「GISにさわってみよう」 →QGISの基本的操作を解説したのち、参加者自身 で「大分市の高齢化率マップ」を作成 「教育現場におけるGISの活用を考えてみよう」 →GIS活用のディスカッションを当初予定 時間の都合上、伊能社中の電子地図教材を紹介
18.
蚕骋滨厂の基本的操作の解説
19.
大分市高齢化率マップの作成
20.
大分市高齢化率マップの作成
21.
電子地図教材の紹介 ? 伊能社中教材共有プラットフォーム 「OpenTextMap」を利用 ? 電子地図教材をGoogle
贰补谤迟丑上に表示
22.
アウトライン 1. 自己紹介 2. 高校「地理」の動向 3.
大分大学におけるGIS活用の取り組み 4. 課題および今後の展望
23.
事後アンケートより ? 社会科選修の学生においても、ワークショップ 以前にGISの存在を知らなかった学生が9割 ? ワークショップ以後、参加者全員から、GISに 対し好意的な回答が得られた ?
GIS操作に不安を感じる回答も... ↓ 継続的に学習機会が必要
24.
まとめ 教員志望者のGIS活用に関する興味?関心は高い ↓ 教育現場におけるGIS活用を恒常的に学ぶ場が必要 ↓ 日本の現状として教育環境は整っているとは言い難い ↓ フリーでオープンなソフトウェアである QGISなどの存在は大きい ↓ 日本全国に「QSIS活用ティーチャー」を!!
25.
すごい地理教育トーク ? 「地理はすごい!」 という テーマのもと国内外の GISを使った事例紹介や 高校教員の地理教育の 取り組みを紹介します。 ?
10月16日(金)青山学院大学アスタジオ 18:00~20:00 ? 詳細は、「すごい地理教育」 で検索を!!
26.
最後に... 大分大学では、意欲的な学生が集まっています。○○講習会等、今後 ご協力していただけることがありましたら是非よろしくお願いします。 oitageo@gmail.com
Editor's Notes
めざせ蚕骋滨厂活用ティーチャー教员养成学部における実践ということで,大分大学大学院,伊能社中に所属しております,氏田洵悠です。発表させていただきます。
本日の発表のアウトラインはこのようになっております,まずは自己绍介をさせていただきます。
氏田洵悠と申します。普段は大分大学大学院教育学研究科という所に通っており,専攻としては自然地理学のゼミに所属しております。 卒論では,写真の通り,九州北部豪雨に関する河川災害に関する研究をやりました。 そして,ひょんなきっかけでNPO伊能社中にもかかわっています。 大学院卒業後は,高校教員の道を目指しており,教員養成学部ですので,小学校への教育実習などにもいったりしています。
次に高校「地理」の动向について简単ですが,お话しさせてください
参加されている皆様はご存知でしょうか?
日本の地理教育においても「失われた20年」があることを
日本の教育は良くも悪くも,国の意向に左右される部分があります。日本における地理教育の転換点としては,1989年の学習指導要領の改訂が挙げられます。 これまで,地理も歴史も社会科学一般として高校「社会科」の中で教えられてきた教科が,指導要領の改訂により,「地理?歴史科」,「公民科」としてそれぞれの道を歩むようになりました。その際,「地理?歴史科」の中でも「世界史」が必修になり,「地理」「日本史」が選択必修になりました。 大学入試との兼ね合いなどもあり,地理を開設しない高校もあり,地理を学ばす高校を存在する生徒は多いことが現状となっています。
このような话をすると,でも,もうすぐ必修化されるんでしょ?って声が闻こえてきます。新闻报道などをご覧になっている方は,ご存じの方が多いと思われますが,今年の8月に地理必修化の流れへと动いている报道がなされました。
今年の8月5日にに文部科学省教育課程部会の中で2016年度より改訂される次期学習指導要領についての骨子案が出されました。 その骨子案の中では,世界史の必修を見直し歴史総合,地理総合などの新たな科目が必修科目として打ち出されています。
部会の中で出された資料を見てみると,新科目のイメージとして,持続可能な社会づくりに必須となる地球規模の諸課題や,地域課題を解決する力を育む科目とされています。 特に地理情報システムの汎用的な地理的技能の育成であったり,現状の課題においても,GISという文言がみられるなど,GIS活用にかかる期待が大きくなっている一面がみられます
では,地理という科目が必修になり,骋滨厂活用も謳われるようになったんだから,それでいいじゃないかと思う人もいらっしゃるかもしれません。
地理総合という新しい教科に向かっていく際,先ほど,申し上げた失われた20年の結果,弊害というものが出てきます。 30代以下の高校地歴科教員の中で高校時代「地理」を履修しない先生が出てきます。 私の通う大分大学の社会科という枠組みのなかでも,地理を履修しているのは全体の中の1割程度です。 つまり,今後を考えていく上で,教員の確保,指導レベルの向上は必須になってきます しかし,教員免許状更新の際,現職の教員の先生方と話す機会がありますが,現状としてGISに関する学習機会は無く,大分大学のような教員養成学部においては,GISのカリキュラムはなく学ぶ場は限られているのが現状です。
このような,地理の动向も踏まえながら次に本発表の本题である,大分大学の教员养成学部における骋滨厂活用,実践について报告させていただきます
まず,私の所属する大分大学地理学教室が活動主体となっています。地理学教室と名乗っていますが,大学の公式の学科ではありません(笑) あくまでも,公的な位置づけとしては,社会科選修というコースのゼミの一つであり,地理学ゼミの土居小山両教授のゼミ生が活動しております。 これまでの活動としては,地域防災において家具固定ボランティア,防災教育において小学生を対象に模型を使った防災訓練,GIS活用のような地理教育の分野でも今回報告させていただく,GISワークショップなど様々な活動にチャレンジしております
大分大学においてこれまでのGIS活用の取り組みとしましては, 小学生向けの防災ワークショップを行う際,一昨年の学外講師を招いてQGIS講習会を始めたことが最初になります。 地理教育の関連で,伊能社中ともつながりができ田村理事長がワークショップを開催したこともあります。 また,現役教員の教員免許状講習会において,QGISやMANDARAの実習をおこなっています。 そして,今回私が講師役を務めました,教職志望者へのQGISワークショップを今年の7月に開催しており,詳細を述べていきます。
今回おこなった教職志望者へのQGISワークショップは,学部1年生の必修科目地理学概論の授業の1コマを利用しておこないました。 参加人数は20人程度,教職を志望する社会科選修の学生が多く,教授の学外講師の関係でGISに興味を持った立命館アジア太平洋大学の学生さんも参加してくれました。立命館アジア太平洋大学の学生さんは一般企業への就職を望んでいる学生がほとんどです
今回のワークショップのテーマとしては,2つを用意しました。 1つめは,GISにさわってみようです 初心者が多い為,QGISの基本的操作を解説したのち,各種データを重ね合わせながら,参加者自身で大分市の高齢化率マップを作成してもらいました 2つめは,教育現場におけるGISの活用を考えてみようです,GIS活用のディスカッションを当初予定していましたが,時間の都合上おこなうことができませんでしたので,伊能社中作成の電子地図教材を紹介しました
高齢化率マップの作成は基础的な主题図作成であり,まずは,当日使った资料を用いて绍介していきますが,座标系の设定,地図の表示,情报の重ね合わせなど基本操作を解説していきました
大分市の高齢化率マップの作成については,国勢調査などのデータの入手法,加工,データの結合,各地区の高齢化率の計算まで行いました。 国勢調査のデータをcsvtファイルを作成し,文字列型ではなく,数列型として加工する所に少し戸惑った学生がみられました
最终的に段阶的に色分けをおこない,进度の差はあったものの,参加者それぞれ,大分市の高齢化率マップを作成することができました。
そして,教育现场における骋滨厂活用を考えてみようというテーマのもと,电子地図教材は伊能社中の教材共有プラットフォーム翱笔贰狈罢贰齿罢惭础笔を利用し,驳辞辞驳濒别别补谤迟丑上に表现し绍介していきました。左侧が教科书に载っているような,中央アジアの気候区分図,右侧は,戦国武将マップであり,この教材は年代ごとに武将の変迁を映し出すことができるため,地図上で动的にとらえることができると,歴史に兴味がある学生にも好评でした。
最后にワークショップを开催することによって,若干ですけども见出された课题および今后の展望について少しお话します
今回事後アンケートを取りましたが,社会科選修の学生においても講習会以前にGISの存在を知らなかった学生が9割ということがわかりました,これにはやはり高校地理の動向が あらわれている結果を示していると思います。 ワークショップ以後の感想を問いかけた際,今回のワークショップを一回でもおこなうことによって,参加者全員から,GISに対し教育の分野でも可能性を感じるという好意的な回答が全般的に得られました。 しかし,今後のワークショップ自体の内容を難しいと感じる学生の回答も見られました 継続的に学習機会を作っていくことはもちろん,教員志望の学生が一人でもやってみようとする意識づけをワークショップの中でもおこなっていく必要があると感じました
ここまでを踏まえ,今回の報告を簡単にまとめていくと,ICT関連への可能性もあることから,教員志望者のGIS活用に関する興味,関心は高いことが言えます また,地理教育の動向を踏まえ,教員養成,現職を含めて,GIS活用を恒常的に学ぶ場が必要です。しかし,日本の現状として,GIS活用に関する教育環境は整っているとは言い難いです,やはり手軽に活用,実践できるフリーでオープンなソフトウエアのQGISの存在は大きいと感じました。今後日本全国にQGIS活用ティ-チャーが増えていってくれることを願います(笑)大分大学でもこの取組を持続して続けていきたいです。
そして,伊能社中からのお知らせなんですけども,地理必修化を踏まえすごい地理教育というイベントを開催します。期日は今週の金曜日16日場所は,青山大学です。 詳細は,すごい地理教育で検索してみてください
最后に,大分大学地理学教室では,意欲的な学生が集まっています,今后骋滨厂に限らず様々な技术を吸収していきたいと考えていますので,未来ある教员志望の学生のため是非お声かけください,ありがとうございました。
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