狠狠撸

狠狠撸Share a Scribd company logo
第7章 土壌の温度とその影
      响
1.地温の重要性
        1)土壌養分への影响
        2)作物への影响   
? 地温上がると生物活動、有機物の分解、植物の
  養分吸収が増加。

? 植物 生育初期→地温の影响 大
         後期→         小
              ↑
      根の生育(養分吸収)が影响。
    
1.地温の重要性
         2)作物への影响
? トウモロコシの場合???
  地温に日較差があると生育が良好になる。
2.地温に影响を及ぼす各種要因
? 太陽の放射エネルギー、地熱、反応熱が地温に関与

  地温=(太陽照射エネルギー量)ー(地表からの熱放射)
   1)大気の状態
   2)緯度と土地の傾斜
   3)土壌表面に対する植物の被覆
   4)土壌の熱に関わる性質
                          などが関係
1)大気の状態
? 太陽からの放射エネルギー
  大気層で大部分が反射
  反射率(アルベド)=0.33
  ?塵や雲で50%
  ?地表面で10?20%
2)緯度と土地の傾斜
? 高緯度より低緯度地域の単位面積あたりの熱量は多い
? 北半球では???
    南斜面のほうが北斜面よりも地温が高まりやすい
3)土壌表面に対する植物の被覆
? 葉面積指数(単位面積あたりの植物の葉の割合)が
  3?4のとき
  →放射エネルギーの70?80%が吸収
? 裸地 昼:暖まりやすい
?     夜:冷えやすい   →地温の日较差大
4)土壌の熱に関わる性質
? 水(比熱:4.2J/g?K
      →温まりにくく、冷めにくい
? 岩石(比熱:0.8~0.9前後)
      →温まりやすく、冷めやすい
? 土壌も一緒。温まりやすい土壌と温まりにくい土
  壌がある。
詳しくは次で
3.土壌中での热の伝わり方と保温の
       仕組み
      1)熱伝導率と土壌
? 熱伝導率:気相<液相<固相
? 有機物:熱伝導率低い
       
2)土壌の保温と水
? 水は温まりやすく冷めにくい
 →水田の深水による冷害対策

? 黒ボク土:有機物多い、保水性大きい
 →地温上昇遅い(寒冷地は要注意)
3)植物による被覆と保温
? 植物
太陽からの放射エネルギーを吸収→地温抑制

だけど
土壌からの熱放射を抑える(保温効果)
4.地温の変化
          1)日変化
? 地表:地温の日変化大
? 地下:         小
2)季節変化
? 日射量の動きより数ヶ月遅れて気温?地温
  が変化
で、結局必要な情報は?
? 育苗時期の地温管理に心がける。
? 春先は地温を上昇させる必要
 →温床線の導入、マルチング

? 黒色マルチ:地温すこし上昇
? 透明マルチ:地温すごく上昇
? 白黒マルチ:地温抑制

More Related Content

土壌学勉强会#4