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人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
中ザワヒデキ(美術家、人工知能美学芸術研究会代表)
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
中ザワヒデキ(美術家、人工知能美学芸術研究会代表)
「人工知能と美学と芸術」
中ザワヒデキ(美術家/人工知能美学芸術研究会代表)
人工知能が描いた絵と聞いてももはや驚かない。恐らくそれは、人間が人
工知能という道具を使って制作したものであり、人工知能が内発的に創作
したものではない。そして一方では、芸術は人間に固有の属性で、真の意
味での芸術が人工知能にできる訳がないという根強い信仰がある。では改
めて、人工知能が真に芸術を創作するとはどういうことか。私はこれを考える
にあたって「人工知能に美意識は芽生えるか」という問いを避けて通れな
かった。美学的ゾンビ問題と言い換えてもよい。さらには、それが人間には到
底芸術とは思えないものだとしても「人工知能が真に芸術を創作した」と判
定するための条件を考えるなら、コギトの発生確認も不可欠となる。
第20回AI美芸研 告知文面より
「人工知能と美学と芸術」
中ザワヒデキ(美術家/人工知能美学芸術研究会代表)
人工知能が描いた絵と聞いてももはや驚かない。恐らくそれは、人間が人
工知能という道具を使って制作したものであり、人工知能が内発的に創作
したものではない。そして一方では、芸術は人間に固有の属性で、真の意
味での芸術が人工知能にできる訳がないという根強い信仰がある。では改
めて、人工知能が真に芸術を創作するとはどういうことか。私はこれを考える
にあたって「人工知能に美意識は芽生えるか」という問いを避けて通れな
かった。美学的ゾンビ問題と言い換えてもよい。さらには、それが人間には到
底芸術とは思えないものだとしても「人工知能が真に芸術を創作した」と判
定するための条件を考えるなら、コギトの発生確認も不可欠となる。
第20回AI美芸研 告知文面より
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
人工知能が描いた絵と聞いてももはや驚かない。恐らくそれは、人間が人
工知能という道具を使って制作したものであり、人工知能が内発的に創作
したものではない。そして一方では、芸術は人間に固有の属性で、真の意
味での芸術が人工知能にできる訳がないという根強い信仰がある。では改
めて、人工知能が真に芸術を創作するとはどういうことか。私はこれを考える
にあたって「人工知能に美意識は芽生えるか」という問いを避けて通れな
かった。美学的ゾンビ問題と言い換えてもよい。さらには、それが人間には到
底芸術とは思えないものだとしても「人工知能が真に芸術を創作した」と判
定するための条件を考えるなら、コギトの発生確認も不可欠となる。
第20回AI美芸研 告知文面より
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??1. はじめに
??2. モダニズムと人工知能
??3. 人工知能に美意識は芽生えるか
??4. 人工知能は自意識を持ち得るか
??5. 人工知能は価値関数を作り出せるか
??6. 植物型人工知能というファクター
??7. おわりに
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??1. はじめに
人工知能の目的は単なる自動化プログラムではないはず
1-1. 人工知能と芸術に共通の起源
1-2. 人工知能が真に鑑賞し創造する
1-3. 人間が美学と芸術を放擲する
1-4. 人工知能と美学と芸術の問題の核心
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??2. モダニズムと人工知能
モダニズムの本性は時間軸における拡大再生産的なもの
2-1. モダニズムの権化としての人工知能
2-2. ポストモダンあるいは反モダニズム
2-3. モダニズムの美学と芸術
2-4. ポストモダンあるいは反美学と反芸術
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??3. 人工知能に美意識は芽生えるか
人工知能が真に美を鑑賞したと判定するための条件とは何か
3-1. 美意識のようなもの
3-2. 美としての美
3-3. 美学概念の整理と拡張
3-4. 人工知能は美を鑑賞するか
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??4. 人工知能は自意識を持ち得るか
人工知能が真に芸術を創作したと判定するための条件とは何か
4-1. 自意識のようなもの
4-2. 芸術としての芸術
4-3. 芸術概念の整理と拡張
4-4. 人工知能は芸術を創作するか
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??5. 人工知能は価値関数を作り出せるか
人間のプログラマーが価値関数を設定するのではなく
5-1. 価値の享受と産出
5-2. 価値としての価値
5-3. 政治形態と価値(AI君主論)
5-4. 芸術と価値(フレーム問題)
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??6. 植物型人工知能というファクター
群知能あるいはネットワーク型知能にこそ知性が創発する
6-1. 動物型と植物型
6-2. フィレンツェ派とヴェネツィア派
6-3. シンボリズムとコネクショニズム
6-4. 機械的情報と意味論的情報
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??7. おわりに
大きな物語は終焉したどころか現在進行中である
7-1. 人間と人工知能の接続
7-2. 人間と人工知能の断絶
7-3.人工知能と進化論
7-4. 超知能に向けて
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
??1. はじめに
??2. モダニズムと人工知能
??3. 人工知能に美意識は芽生えるか
??4. 人工知能は自意識を持ち得るか
??5. 人工知能は価値関数を作り出せるか
??6. 植物型人工知能というファクター
??7. おわりに
人工知能と美学と芸術
人工知能が真に鑑賞し創作し、人間が美学と芸術を放擲する
中ザワヒデキ(美術家、人工知能美学芸術研究会代表)
第20回AI美芸研
「芸術哲学的ゾンビ」
人工知能美学芸術研究会
2018年8月18日(土)
なかのZERO 西館学習室3
人工知能と美学と芸术:人工知能が真に鑑赏し创作し、人间が美学と芸术を放掷する

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Editor's Notes

  • #9: ??1. はじめに 何が問題か. 総論ではあるがバイアスがある 人工知能の目的は単なる自動化プログラムではないはず 人工知能美学芸術研究会を立ち上げる前から気にしていたことを追究 1-1. 人工知能と芸術に共通の起源 美は定義できない 芸術は開かれた概念 その一方で,芸術の起源として,「人を作る」を措定することはできる 必要は発明の母ではない???AI開発の目的
  • #10: モダニズムの終焉←→美学も芸術もモダニズムの産物 モダニズムは自己言及?同語反復 モダニズムの終焉 美学も芸術もモダニズムの産物 問題意識 2-1. モダニズムの権化としての人工知能 2-2. ポストモダンあるいは反モダニズム 動物化するポストモダン 反モダニズムはモダニズム 2-3. モダニズムの美学と芸術 2-4. ポストモダンあるいは反美学と反芸術 モダニズムの反美学と反芸術 モダニズムが同語反復に行き着く ゲーデル 同語反復と反美学と反芸術
  • #11: 芸術を考える時に避けて通れない 鑑賞の問題 美意識,美学 3-1. 美意識のようなもの 3-2. 美としての美 別に報酬があるわけではない 純粋美 美のための美 副目標の繰り上げ 3-3. 美学概念の整理と拡張 鑑賞する主体を人間に限らない 3-4. 人工知能は美を鑑賞するか 猫マタタビ問題 人間と接続する場合としない場合
  • #12: 4-2. 芸術としての芸術 純粋芸術 芸術のための芸術 副目標の繰り上げ 4-3. 芸術概念の整理と拡張 創作する主体を人間に限らない 4-4. 人工知能は芸術を創作するか アール?ブリュット 人間と接続する場合としない場合
  • #13: 5-1. 価値の享受と産出 価値の享受が美学 価値の産出が芸術 5-2. 価値としての価値 コンセプチュアルアートは感覚に依らない 副目標の繰り上げ 交換価値は報酬 報酬に依らない価値 5-3. 政治形態と価値(AI君主論) 5-4. 芸術と価値(フレーム問題) 優等生ではない 裏切りの歴史 権威としての人工知能
  • #14: 6-1. 動物型と植物型 イデア論と原子論 エイドスとヒュレー 6-2. フィレンツェ派とヴェネツィア派 形態と色彩 新旧論争 ベクターとビットマップ 6-3. シンボリズムとコネクショニズム 6-4. 機械的情報と意味論的情報 意識のハード?プロブレム 微積分(とコンピュータ)ライプニッツ
  • #15: 7-1. 人間と人工知能の接続 秀才型 美術史家型 7-2. 人間と人工知能の断絶 天才型 アール?ブリュット型 7-3. 人工知能と進化論 計算速度の進化を考えると 7-4. 超知能に向けて 超知能は他者か我々か