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东日本大震灾被灾地医疗支援活动报告
- 1. 大分大学医学部付属病院臨床セミナー/2011.6.16 东日本大震灾被灾地医疗支援活动报告 ～我々は何を学ぶべきか～ 独立行政法人国立病院機構 別府医療センター 救急科 鳴海 篤志
- 2. ?東日本大震災 ? 平成23年3月11日 ? マグニチュード 9.0 ? 人的被害（6月14日現在） ? 死 者 ：15429名 ? 行方不明 ： 7781名 ? 避 難 者 ： 83951名 ? 特徴 ? 嘗てない広域地震災害 ? 大規模津波災害 ? 壊滅的被害 ? 原子力災害
- 3. ? 国立病院機構による災害医療支援 急性期 ? DMAT： 21病院32チー ム 亜急性期 ? 医療班派遣 岩手、宮城、福島：98 チーム ? 心のケアチーム：30チー ム ? 看護師派遣 ? 在宅人工呼吸療法支援
- 4. ? 別府医療センター医療支援チーム ? 構成：医師1名、看護師2名、薬剤師1名、MSW1名 ? 期間：4月3日～8日 6日間 ? 行程 ? 4月3日 空路：大分空港→羽田空港→庄内空港 陸路：庄内空港→仙台市 宿舎：天童市(山形県) ? 4月4日～7日 天童市→宮城病院→山元町保健センター 山元町保健センター→仙台医療センター→天 童市 ? 4月8日 陸路：山形県天童市→庄内空港 空路：庄内空港→羽田空港→大分空港
- 5. ? 別府医療センター医療支援チーム ? 医師1名、看護師2名、薬剤師1名、MSW1 名
- 6. ? 別府医療センター医療支援チーム 山形から仙台へ??雪の回廊
- 7. ? 別府医療センター医療支援チーム 仙台医療センターでのミーティング
- 8. ?宫城県亘理郡山元町 福島県との県境の町 人 口：16,695人 世帯数：5,561世帯
- 9. ?宫城県亘理郡山元町 JR坂本駅前の状況 奇跡的に残った案内板
- 10. ?宫城県亘理郡山元町 国道6号线から闯搁坂本駅方向を临む
- 11. ?宫城県亘理郡山元町 渡线桥を残し全快した闯搁坂本駅
- 13. ? 国立病院機構 宮城病院 ?亘理郡唯一の病院 ?病院自体の損害は軽度 ?人的被害：1名死亡 ?通勤困難者：0名(4月5日現在） ?病床数：334床（一般） ?医師数：20名 ?看護師(含非常勤）：200名
- 14. ?山元町保健センター
- 15. ?山元町保健センター
- 16. ?山元町保健センター
- 17. ? 山元町保健センター 山元町保健センターでの医療活動
- 18. ? 山元町保健センター ? 入所者数：61名 ? 年齢：24～99歳（平均年齢：70.9歳） ? 性別：男性23名、女性38名 ? 収容基準 ? 他の避難所での収容困難?共同生活困難 ? 仮設トイレ使用困難 ? 寝たきり、在宅酸素療法、高度リウマチ、認知症など
- 19. ? 直面した?新たな医療ニーズ? ? インフルエンザ対策 ? 破傷風対策 ? ?ハイリスク高齢者?への対応 （寝たきり、認知症、在宅医療中、施設入所 者） ??老人病院化?していた避難 所 ? 重症患者の後方転送??転院調整? 集団生活になじめない ? 心のケア ? 認知症対策 ? 精神疾患対策
- 20. ? 我々のミッション 災害関連死を出さないこと。 収容者を一人でも多く?転院?さ せる
- 21. ?山元町保健センター
- 22. ?山元町保健センター
- 23. ? 診療内容 患者のべ数=124名 上気道炎 インフルエンザ 皮膚疾患 肺炎 鼻炎?花粉症 気管支炎 外傷 不眠症 感冒 扁桃炎 褥瘡 腰痛 心不全 胃炎 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
- 24. ?インフルエンザ ?簡易検査陽性 咽頭拭い液PCR検査 ?H3N2-A香港型：高齢者重症化 ?山元町では3月20日頃から急速に感染拡大
- 25. ?インフルエンザ患者動向 20 18 16 新規診断 14 隔離数 12 10 8 6 4 2 0 23 24 25 26 27 28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7
- 27. ?ケース１：90歳、女性 災害関連死 左足壊疽 震災直前、ASOにて趾切断術 凍傷、挫滅→縫合離開、感染 中足骨がすべて露出 肺炎 2日後、死亡
- 28. ?ケース2：32歳、女性 パニック発 作 ? 解離性障害 県立精神医療センター通 院中 ? もともと、?救急常習?夫（71歳）も、う 機能しない精神科救急医療 つ病 ? 4月6日夕方、救護所受診 – ?ふらふらして倒れそう? – 前夜、大量服薬 – 保健センターに入るなり、泣き叫びだす 県立精神医療センターへ救急搬送?帰宅 – ?今度の津波も私のせい??死ねばよかった? その日深夜、また避難所から救急要請
- 29. ?ケース3：78歳、女性 颁翱笔顿増悪
- 30. ?医療的視点からみた東日本大震災 ? 医療崩壊地域を襲った巨大災害 病棟閉鎖、医師不足、看護師不足?? ? 限られた医療資源の集中した沿岸地域＝壊滅的被 害 ? 内陸地域＝もともと医療過疎 ?新たな医療需要に対応できない。 ?沿岸地域の病院：被災地域からの搬入が集中 ?内陸地域の病院：受け皿になれない ?退院先となる福祉施設などが被災し、退院先がな い
- 31. 备えあれば、忧いなし？
- 32. 私たちにとっての ?次に備える? とは???
- 33. ?荒野の七人
- 34. ?ラストシーン：村の长老の言叶
- 35. ?ラストシーン：村の长老の言叶 あんた達は、風だ。 わしらを困らせるイナゴを吹き飛ばす風のように、 奴等を退治してくれた。 あんたらのお蔭で、この村は救われた。 残ったのは、痩せて荒れ果てた土地と、わしら百姓だけ だ。 わしら百姓は、この土地を耕し、作物を作りながら この土地と同じように永遠に生き続 けていく。
- 36. ?私たちにとって?次に繋げる?とは何か？ ? 「風」＝DMAT?医療支援 ? 「百姓」＝それぞれの地域での災害医療対 策 最も重要なことは?? 「風」ではなく、「百姓」として何をなす べきか? 求められているのは?? 「支援者」ではなく、「当事者」としての災害対 策
- 37. ?私たちにとって?次に繋げる?とは何か？ ? 個人として Do my best 災害が起こった時、医療人としてベストを 尽くすために、必要なスキルを身につける。 ? 病院として One for all, All for one 明確な目標（使命）を共有し、チームとし て強い結束力を持つ。 ? 地域として Tough network 様々な組織（医療機関?介護?福祉?消防 など）との連携を強化し、信頼関係を構築する 。
- 38. ? 工事中ご迷惑をおかけします?? 別府医療センター新外来管理棟 新型ER（400m2) 常設ヘリポート完成（平成24年10月完成予