2018年12月23日、第22回AI美芸研「ザ?直感」での中ザワヒデキの小講演
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「直感计算」
中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)
直感。この、「チョッ」という瞬息の破擦音?拗音?促音の組を、「カン」という破裂音?撥音で潔く受け止める響き自体が、すでに直感的だ。こうした物言いはおよそ論理的ではないが、そもそも直感と論理は対立項だ。しかしながら直感は、計算不能な神秘ではない。最近の人工知能が直感を扱えるようになったと言われるのは、ベイズ推定や深層学習等、経験を数値化し計算処理する技術と能力が進展したからである。すなわち直感も論理もどちらも計算なわけだが、後者が方程式的なものだとするなら、前者は表計算的なものだと言えるだろう。予め表計算ソフトに経験値と経験則を仕込んでおけば、入力した途端、解が出力される。それが瞬息で潔い「チョッカン」だ。
※中ザワヒデキという表記の美術家名は医学部在籍時より使用。バカCGを経て方法主義宣言、新?方法主義宣言、人工知能美学芸術宣言。ビットマップ3D特許。著書『現代美術史日本篇』。元?文化庁メディア芸術祭審査委員。
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