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プレゼン入門
“話す”基本技術
(発展編)
久保山 健 (KUBOYAMA Takeshi)
大阪大学 附属図書館 利用支援課 (サービス企画主担当)
kuboyama@library.osaka-u.ac.jp
<March, 2014><提示用>
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①要点や話す目的を最初の段階で伝える
②構成を意識+つなぎの言葉
③声
④繰り返し、要約
⑤会議や質疑等では、なるべく短く
●”話す”時に大事なこと
(1~2回目の復習)
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大阪大学の豊中総合図書館は学生の自主学習支
援機能の充実した図書館です。
この図書館は蔵書数○○万冊と日本の大学で有
数の蔵書数を誇ります。学部学生でも書庫の図書
を自由に見ることができます。利用者の自主学習
を支援するための、職員や担当TAの開催するミニ
講習会にも行われています。
以上のことから、総合図書館は学生の自主学習を
支援する図書館だと言えます。
(「2011年 論文の書き方&文献の読み方 プチ?ゼミナール」 パラグラフを読んでみよ
う その1から 堀 一成 准教授作成の例文を口語用に一部改編)
典型例(1つのパラグラフの場合)
(1~2回目の復習)
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(2回目の復習)
1. スピーチ/プレゼンとは (1)
2. 導入と結びの技術、つなぎの言葉
3. デリバリーの技術など(声を重点に)
4. 1分間スピーチ(2回目)
5. スピーチ/プレゼンとは (2)
6. 上達のための個人的アドバイス
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(3回目のメニュー)
1. ウォーミングアップ (10min)
復習?体操?自己紹介
2. 司会の要素 (20min, 30)
3. 1分スピーチ(50min, 80)
(立ち姿勢?トピックセンテンス?構成?目線?デリバ
リー)<司会の練習>
?移動、グループ分け~一人作業 5分
?ペアで練習 5分 ?進行の説明 5分
※. ビデオ?レビュー (終了後、希望者のみ)
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(質問) これまでの司会の経験
会議や学習会の「司会」の経験
(a) 「2-3ヶ月に1回以上」の頻度であり
(b) 「4-5ヶ月に1回以下」の頻度であり
(c) ほとんどない
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自己紹介
実習:発声
「初めまして。[Your name] と申します。
[今日の目標/期待すること]
よろしくお願いします」
と、声の大きさ、速さ、間を考えて言ってみよう。
(その前に時間があれば、声を出すための
体操)
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1分間スピーチ
実習:1分間スピーチ
?1分間、立ち姿勢で
約束
?トピックセンテンス
(導入の技術)
?論拠は2個。
?結びも入れる。
?ボディランゲージ
?アイコンタクト
?声の速さ
デジカメのビデオ機能で
撮影
(台数が少ないので、希望者
の発表をずらすか、皆さんの
スマホ等で撮影するか)
※予告事項!?
?先に終わったグループから、
遅刻者役を送り込むかも?
?長く話す人、「別に~」と消
極的な人を(こそッと)作るか
も??
?一人作業
?ペアで練習
?グループ分け、移動
?進行の説明(司会の戦略)
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1分間スピーチ
役割
1. 発表者
2. 司会(全体の時間管理、スピーチのタイムキー
パー)
3. コメント(よかった点)
4. コメント(がんばろうの点)
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1分間スピーチ
司会
?進行管理
?時間管理(持ち時間は4?分。司会へのコメントは含まない)
(1)始める
「それでは○○さんのスピーチを始めます」
(司会は○○が務めます。よろしくお願いします。)
(1分間のスピーチの後に、△分の意見交換を行います。)
(2)発表を促す。
「では、○○さん、よろしくお願いします。」
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1分間スピーチ
(3)ねぎらう
「○○さん、ありがとうございます。」
(4)所定の2名+発表者からコメントをもらう。
(それでは、意見交換に移ります)
「まず、よかった点から○○さん、お願いします」
「次に、がんばろうの点を○○さん、お願いします」
「最後に、発表者から感想をお願いします」
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1分間スピーチ
(5)残り時間で、コメントを引き出す。
※目的は発表者へのフィードバック、参加者間で認識を深める
「では、残りの時間で[あと△分ありますので]、他の
方からもコメントをお願いします」
(*)適宜指名など
(6)終わる ※ここまでで持ち時間終了
「皆さん、どうもありがとうございました。
これで○○さんのスピーチを終わります。」
(7)司会に対するコメント
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1分間スピーチ
(4~5 別法) 意見交換(コメント役を決めずに)
?目標は、発表者へのフィードバック、各メンバーから
のコメントにより、実習の効果を高める。
?各メンバーから均等に、よかった点?がんばろうの点
の両方を引き出す。発表者のコメントも。
?そのために効果的な構成/順序は?
よかった点から順に?
フリー討論? フリーの後に不足を補う議論に?
参加者の分析; 時間の長さ
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1分間スピーチ
(4~5 別法) 意見交換(コメント役を決めずに)
?その構成/順序をメンバーに伝えるのは、司会の役割
?要点を先に伝える:構成を意識する(見せる);つなぎ
の言葉…といった観点で
(例)
「それでは、意見交換に移ります」
(この時点でどのように議論を進めるか明示するのもベター)
「まず、よかった点から、どなたかコメント…」
「次に、がんばろうの点についての議論に移ります」
「最後に、発表者から感想をお願いします」
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(4回目のメニュー)
1. ウォーミングアップ (5min)
復習?体操?自己紹介
2. アイデアの整理
(1) ブレインストーミングとは (15min, 20)
(2) アイデアの整理、作業シートで (20min, 40)
3. 1分スピーチ (45min, 85)
<司会も練習する>
(立ち姿勢?トピックセンテンス?構成?目線?デリバ
リー)
※. ビデオ?レビュー (終了後、希望者のみ)
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ブレインストーミング
1. 「批判をしない」
出された意見に批判は行わない。
判断?結論も慎む。
2. 「自由奔放」
ユニークな(奇抜な)アイデアを歓迎する。
3. 「質より量」 を重視する。
4. 「連想と結合」
複数のアイデアを発展させる。
(*) 参考: 川喜田二郎「続?発想法」中央新書, 1970. p.34
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ブレスト後の情報整理
1. KJ法
2. マインドマップ
出てきたアイデアのグルーピング、削除
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作業シート
○ 目的
発表準備の一つのモデルを実習
○ アイデアの整理
「世界遺産について話します」
「ペットについて話します」
→広すぎる。テーマは絞る。
要点は、広げて?絞って?つなげる。
○今回の講習会の感想、任意のテーマ
●司会編
?最低限は進行管理
?司会を中心にした議論
?議論を活発にする方法
●ブレスト編
?アイデアをまとめていく一つのやり方
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(まとめ)
●事後アンケートのお願い
?しばらくして、本講習が実際に役立ったか
伺うかもしれません。忙しければスルーし
てもらって構いません。
“If you can dream it,
you can do it.”
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?W.ディスニーの言葉です。
?「夢見れば、叶う」という意味に理解されるかもしれません。確
かに、夢を持つことは大切です。そして、「夢見れば、叶う」と
いうのは時に勇気を与えてくれる言葉です。
?しかし、私は少し違う意味に理解しています。「夢見ることが
できなければ、実現できない」という意味です。
?なぜでしょうか。 夢を実現するためには、やはり何か具体
的な手順、プロセスが必要です。夢見ることをしなければ、そ
の手順やプロセスを行うこともないと思うからです。
実現するために必要なことを習慣化する。
文字に書く。 (アンジェラ?アキの例、イチローの例)
?「話す」も一緒です。もし、上手く話したいと思うなら、その次に
具体的な手順や方法を考えてください。そして、それを実行し
てください。それを繰り返すことで、必ず!皆さんの話す力は
向上します。?言い換えれば「意識する」ことです。そうすれば
、話す力も向上します。そして、社会に貢献できる人になって
ほしいと心から期待しています。21

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