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縄文土器のつくりかた。
粘土、道具(竹ベラ、縄)、水のボウル、布を用意する。
布はボウルに浸して軽く絞っておく。
これで手を湿らせながらつくる。指が乾いたら布で水分補給。水浸しにはしない。
底からつくる。まず粘土を取って小さな団子にする。
親指で窪みをつけながら底の形をつくる。
輪積みをする。まず粘土を台の上で転がして粘土紐をつくる。
太さは器の厚みよりもっと太く。
器の縁の少し内側に粘土紐をあてがって押さえる。
形が多少崩れても気にしない。しっかり押さえて粘土同士をくっつける。
今度は外側から、つなぎ目を下から上↑に向かって押さえる。
同様に、つなぎ目を上から下↓に向かって押さえる。
これで粘土紐が確実にくっついた。
両手で粘土をつまんで粘土紐の厚みを潰すようにして、器の形と厚みを整える。
それから表面を湿らせた指でなでて整える。小さなヒビもこれで直せる。
輪積みを繰り返して、上まで形をつくる。
ここから文様を入れる。
隆線文(盛り上がった文様)の入れ方。
まずは、ずっと細い粘土紐をつくる。
粘土紐を押し当ててくっつける。
このとき、器の内側にも指をあてがって挟み込むにする。こうすれば器が崩れない。
隆線文は乾燥や焼きのときに剥がれやすい。丹念に押さえる。
それから湿らせた指でなでて形を整える。
隆線文の仕上げに、へりに竹ベラを沿わせる。竹ベラも布で拭って湿らせること。
こうすることで剥がれにくく、文様がくっきり浮き立つ。
沈線文(溝になった文様)の入れ方。
竹ベラを沿わせて線を刻む。失敗した線は指で撫でてやれば消えるので、やりなおせる。
突起文様の入れ方。
粘土粒を、隆線文と同じ要領でくっつける。それから竹ベラで形を整える。
縄目文様の入れ方。
まずは縄をボウルで濡らして、軽く水をはたく。
縄を器の表面に沿わせる。同じ所を往復するように転がせばくっきり縄目が付く。
逆側の手で、指を内側にあてがっておくと器が崩れない。

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