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Copyright ? Susumu Yamazaki, All Rights Reserved.
zacky1972北九州市立大学山崎進
ソフトウェア开発の教育のビジョンを语ろう
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問題意識
? 平均的な学生が普通の大学教育を受けて卒業すると，際立った特徴がな
いため就職活動で苦戦する。何か好きなこと得意なことを持たせたい！
? 情報系の学科なのに，プログラミングに苦手意識を持つ学生が少なから
ず存在する。プログラミングをもっと好きになってほしい！
? 主体的に学ぶ姿勢が身についていない。?
言われなくても学ぶようになってほしい！
? 知的好奇心に乏しい。?
もっとあふれる知的好奇心を持って意欲的に学んでほしい！
? とくにプログラミングは能力の個人差が大きく，学ぶのが早い学生は退
屈し遅い学生は脱落する。学生それぞれ最適なペースで学ばせたい！
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アプローチ(1/2)
? 何か好きなこと得意なことを持たせたい！
? スキル習得を重視?
→ 教師がしゃべるより学生が頭と手を動かす
? プログラミングをもっと好きになってほしい！
? 原理や概念を理解させる?
→ 3つの統合された学習目標: 用語の暗記＋直観的な理解＋応用技能
? 自信をつけさせる?
→ 完全習得学習: 定着するまで演習する
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アプローチ(2/2)
? 言われなくても学ぶようになってほしい！
? 主体性を引き出す?
→ Scafolding & Fading: ?
?最初は足場を作る，後で足場を外して自力できるように
? もっとあふれる知的好奇心を持って意欲的に学んでほしい！
? 関連性を重視?
→ 科目間／単元間／用語間の関連，身近なメタファとの関連，?
?将来の仕事のイメージ
? 学生それぞれ最適なペースで学ばせたい！
? 自習教材で個別に学ぶ?
→ 個別化教授システム(PSI)
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結論 (1/2)
? 次の3つを教育のビジョン?ミッションとして掲げた (第3章)
? 自ら学ぶ力を持たせる (3.1節)
? 個性に合わせて長所を伸ばす (3.2節)
? 現実社会の問題解決の経験を積ませる (3.3節)
? 試行錯誤の末，2015年現在，ソフトウェア開発／システム開発の授業は
次のスタイルに落ち着いた
? 講義科目はアクティブ?ラーニング(AL)
? SQRPR アプローチ (4.2節)
? 原理や概念を理解させる3つの統合された学習目標:?
用語の暗記＋直観的な理解＋応用技能 (4.4節)
? 演習科目は個別化教授システム(PSI) (4.3節，4.5節)
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? Univ. of Kitakyushu
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結論 (2/2)
? 研究指導では次の3つに取り組んだ (4.6節)
? 学生のスタイルを見極め，人生におけるビジョンを一緒に考えて研究
テーマを設定する
? 勉強会の参加?実施を奨励する
? 共同研究型インターンシップ
? 成功のは次の3つである
? インストラクショナル?デザイン(ID) (第2章)
? ソフトウェア開発の実践経験豊富な学生TAの育成 (4.3節，4.6節)
? 教材成果物?文化の蓄積と熟成
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成功の (1/3): インストラクショナル?デザイン(ID)
? 思想の本質はソフトウェア開発と相似
? 授業を「設計」するという思想:?
ソフトウェア開発におけるアーキテクチャ設計との相似
? 改善を繰り返す: ?
アジャイルソフトウェア開発との相似
? 教育の効果／効率／魅力の最大化: ?
ソフトウェア開発におけるQCDとの相似
? 参考書は？
? 教材設計マニュアル
? インストラクショナルデザインの原理
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? K. Suzuki
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? R. Gagne et al.
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成功の (2/3): 人材育成
? ソフトウェア開発演習時に次の能力を十分持つスタッフを数多く配置す
ることを目指した
? 開発方法の個別アドバイス
? コードレビュー
? そのために人材育成を重視し，次のような方針で研究室を運営した
? 論文輪講ゼミをせず，かわりにソフトウェア開発を多くさせる
? プロフェッショナルの指導?監修を受ける
? 共同研究型インターンシップ: 企業や他の研究室からの受託開発から
学びを得る
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成功の (3/3): 教材成果物?文化の蓄積と熟成
? 不易と流行: 技術が急速に進化する時代であっても，いや，それだから
こそ，じっくり蓄積と熟成に時間をかけるべき要所が存在する
? 自習教材を中心とする教材成果物
? 自主性と向学心にあふれる組織文化
? そのために必要なこと
? 明確なビジョンを持ち，自らのミッションを定義すること
? ビジョンの実現に向かって，日々ミッションに取り組んで蓄積?熟成
していくこと
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