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教育と
チームビルドの勘所
元CLOの
気まぐれ自己紹介に添えて
自己紹介
たなか ひかる
1987年生まれ(ゆとり世代)
東京出身
言語:html,css,javascript,php,perl,関西弁etc
×1子持ち
某都立高校卒業
音楽の専門学校(ドラム科)
フリーターしながら音楽活動
妊娠→結婚→就職→出産→離婚
転職転職転職???
現在に至る
本題
「教育」と「チームビルド」
「教育」とは(1)
wikipediaでは
教育(きょういく)は、教え育てることであり、ある人間を望ましい状態にさ
せるために、心と体の両面に、意図的に働きかけることである。
教育を受ける人の知識を増やしたり、技能を身につけさせたり、人間性を養っ
たりしつつ、その人が持つ能力を引き出そうとすることである。
「教育」とは(2)
ある人間を望ましい状態にさせるために
その人が持つ能力を
引き出そうとすることである。
「教育」とは(3)
望ましい姿≠定められた作業が出来る
「教育」とは(4)
望ましい姿=自走出来る
理想のチーム
自走出来るメンバーで
構成されたチーム
教育の事例(1-1)
6つ下の妹のトイレトレーニングの際に
自分でお尻を拭けない妹(当時1歳未満)
人に拭いてもらおうにも「紙」が発音出来ない
『ペーパー』と言わせる
教育の事例(1-2)
ここから学ぶべきこと
相手が持っているスキルを正確に把握する
この場合は「破裂音ならば発音出来る」ということ
実現可能な身近な目標を設定する
目標達成を褒める
繰り返して馴染んできたところで新しいステップを提示
教育の事例(2-1)
100名程度の事務センター(書類審査)ブース
30名新規受け入れ研修
業界の基礎知識は薄い
戦力として育てなくてはいけない
10個程度あるチームに振り分けなければならない
教育の事例(2-2)
実践したこと
基礎力を付ける座学
座学の理解度を確認するOJT
徹底したフィードバック(全件チェックを実施)
教育の事例(3-1)
同じブースでの話
特命部隊30名程の管理
新基準での審査のため再度研修
件数ノルマは高め
初期段階では全件フィードバックを実施
良くできている事を感謝しつつノルマの刷り込み
教育の事例(3-2)
気が付いたこと
日産件数はモチベーションに比例する
クオリティは上司との関係に比例する
良いチームを作るためには
チームにとって信頼足る上司が必要
エンジニア編
なんやかんやあってエンジニアになりました。
エンジニアになってから二回目の転職の時に
『良い組織を作るためには
教育者を育てられる組織である必要がある!』
と言ったせいでCLOに抜擢されました。
CLOとしてやったこと
会社の方向性のキャッチアップ
ボトルネックの洗い出し
メンバーのスキルによって解決出来る問題の洗い出し
メンバーに今後必要になってきそうなスキルの洗い出し
必要な勉強、モチベーション、自走方法の提案、提供
勉強会の位置づけ
独学で身に付ける事が難しい事柄について入口を提示
今後どういう発展の仕方があるのかを提示
今の世の中でどういうニーズがあるのかを提示
勉強会は参加者から会に対するFBをもらう
勉強会後の習熟度の把握をする
勉強会後も継続してその事柄に興味を持っているか確認
日々のフォロー
今何に視点が向いているか把握する
解決が難しそうな課題があれば一緒に考える
もっと良い課題があれば一緒に考える
質問は常に受け付けている事を強調
課題を持っている事、質問をする事はとにかく褒める
モチベーションはアゲ↑アゲ↑
良質な教育を実現していくために(1)
目的がぶれてはいけない
望ましい姿=自走出来る
被教育者の実力を正確に把握しなくてはいけない
無理難題ではなく近しい目標
成功体験が高いモチベーションに繋がる
被教育者のモチベーションを維持する
教育者は常に寄り添う姿勢を見せる
良質な教育を実現していくために(2)
教育を受ける側が受け身になってはならない
今思っている事を「共有」すること
今後のスキルセットについての「相談」
日々の業務に関する「報告」
これらを怠らないことによって
より精度の高い「教育」を
管理者に促していく事が必要
企業における共通のゴール
事業を通じて
1. 周りの人に幸せになってもらう
2. 対価としてお金をもらう
3. たくさんの幸せがたくさんのお金になる
4. 給料が跳ね上がってみんな幸せ
これらを実現していくチームを作り
事業を作っていく
ゴールを達成していく組織
管理者は「管理」ではなく「信頼」を
メンバーは「受け身」ではなく「発信」を
お互いに愛を持って接していく
濃い「対話」を通じて楽に仕事が出来る状況を作る
ご清聴ありがとうございました
質問タイム

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