![（参考：製材品）
製材品に関しては、県で表面線量率の調査を四半期毎に実
施しＨＰ等で公表。また、木材業界独自でも自主基準を定め調
査を実施。（自主基準値1,000ｃｐｍ）
②樹皮の放射性物質濃度測定
◎抽出本数
?同一林相の場合1haあたり3本を抽出し、立木から樹皮を採取
し放射性物質濃度を測定する。
◎樹皮の採取方法
?剥皮の際は、落下した樹皮が汚染されないよう地表にシート
を敷くなどの対応をとること。
?樹皮は内外樹皮を含めて試料とするが、樹木の生長に影響
を与えないよう留意すること。
?樹皮の採取量は、1検体1,000cc程度とする。
◎測定結果による判断
6,400Bq/kg以下 → 伐採?搬出実行
6,400Bq/kg超 → 搬出見合わせ
抽出本数については、きのこ原木の伐採前検査（同一林相
の森林を1ロットとして立木3本を抽出検査）に準じる。
樹皮濃
度濃度
による
伐採の
判断
樹皮の測定は、林業事業体等伐採の実施者が民間分析機
関において確認する。
樹皮の判定基準値（6,400Bq/kg）は、抽出による測定のた
め、安全率を乗じ設定。
8,000Bq/kg×0.8（安全率）＝6,400Bq/kg
注）基準値以下であっても、原木市場等の受入条件により搬入
不可の場合があるので確認が必要。
（原木市場等）
原木市場等においても、樹皮の利用がある場合は、樹皮濃
度を確認のうえ利用する。
福島県民有林の伐採木の搬出に関する指針 フロー図 確認内容 左記の考え方
①伐採予定地の空間放射線量率測定
◎測定点数
?測定点は地形や標高及び方位等を考慮し、線量が高いと想
定される地点を選定する。
?1施行地が1ha以下の場合は、2点測定する。
?1施行地が1haを超える場合は、 1haあたり1点測定する。
◎測定方法
?シンチレーション式サーベイメーターを用い、地上高１mでの
空間放射線量率を測定する。
?測定は樹木から1m離れ放射線量の影響を受けない地点で行
う。
?各地点において、指示値が安定した後に1分間隔で3回測定
し平均値を算出する。（小数点以下第2位止め）
?各地点の平均値の中から最大値をもって判断する。
◎測定結果による判断
0.50μ Sv/h以下 → 伐採?搬出可
0.50μ Sv/h超 → ②に進む
空間線
量率測
定によ
る伐採
の判断
[測定点数の例]
?伐採予定地が0.90haの場合→測定点数は2点
?伐採予定地が1.50haの場合→測定点数は2点
?伐採予定地が2.50haの場合→測定点数は3点
※面積のha未満は切り上げ整数止めとし、測定点数を設定。
県モニタリング調査結果より、空間放射線量率が0.50μ Sv/h
以下の森林からは8,000Bq/Kgを超える樹皮の発生がなかった
ことから、伐採?搬出を可とする。
また、0.50μ Sv/h超の森林について、樹皮を採取し放射性
物質濃度の確認を行う。
①空間放射線量率の測定
②樹皮の放射性物質濃度の
測定
伐採?搬出実行
原木市場?製材工場等
YES
YES
NO
NO
6,400Bq/Kg以下である。
0.50μSv/h以下である。
搬出見合わせ
伐採?搬出実行](https://image.slidesharecdn.com/random-160426081654/85/-1-320.jpg)
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福岛県民有林伐採指针フロー図
- 1. （参考：製材品） 製材品に関しては、県で表面線量率の調査を四半期毎に実 施しＨＰ等で公表。また、木材業界独自でも自主基準を定め調 査を実施。（自主基準値1,000ｃｐｍ） ②樹皮の放射性物質濃度測定 ◎抽出本数 ?同一林相の場合1haあたり3本を抽出し、立木から樹皮を採取 し放射性物質濃度を測定する。 ◎樹皮の採取方法 ?剥皮の際は、落下した樹皮が汚染されないよう地表にシート を敷くなどの対応をとること。 ?樹皮は内外樹皮を含めて試料とするが、樹木の生長に影響 を与えないよう留意すること。 ?樹皮の採取量は、1検体1,000cc程度とする。 ◎測定結果による判断 6,400Bq/kg以下 → 伐採?搬出実行 6,400Bq/kg超 → 搬出見合わせ 抽出本数については、きのこ原木の伐採前検査（同一林相 の森林を1ロットとして立木3本を抽出検査）に準じる。 樹皮濃 度濃度 による 伐採の 判断 樹皮の測定は、林業事業体等伐採の実施者が民間分析機 関において確認する。 樹皮の判定基準値（6,400Bq/kg）は、抽出による測定のた め、安全率を乗じ設定。 8,000Bq/kg×0.8（安全率）＝6,400Bq/kg 注）基準値以下であっても、原木市場等の受入条件により搬入 不可の場合があるので確認が必要。 （原木市場等） 原木市場等においても、樹皮の利用がある場合は、樹皮濃 度を確認のうえ利用する。 福島県民有林の伐採木の搬出に関する指針 フロー図 確認内容 左記の考え方 ①伐採予定地の空間放射線量率測定 ◎測定点数 ?測定点は地形や標高及び方位等を考慮し、線量が高いと想 定される地点を選定する。 ?1施行地が1ha以下の場合は、2点測定する。 ?1施行地が1haを超える場合は、 1haあたり1点測定する。 ◎測定方法 ?シンチレーション式サーベイメーターを用い、地上高１mでの 空間放射線量率を測定する。 ?測定は樹木から1m離れ放射線量の影響を受けない地点で行 う。 ?各地点において、指示値が安定した後に1分間隔で3回測定 し平均値を算出する。（小数点以下第2位止め） ?各地点の平均値の中から最大値をもって判断する。 ◎測定結果による判断 0.50μ Sv/h以下 → 伐採?搬出可 0.50μ Sv/h超 → ②に進む 空間線 量率測 定によ る伐採 の判断 [測定点数の例] ?伐採予定地が0.90haの場合→測定点数は2点 ?伐採予定地が1.50haの場合→測定点数は2点 ?伐採予定地が2.50haの場合→測定点数は3点 ※面積のha未満は切り上げ整数止めとし、測定点数を設定。 県モニタリング調査結果より、空間放射線量率が0.50μ Sv/h 以下の森林からは8,000Bq/Kgを超える樹皮の発生がなかった ことから、伐採?搬出を可とする。 また、0.50μ Sv/h超の森林について、樹皮を採取し放射性 物質濃度の確認を行う。 ①空間放射線量率の測定 ②樹皮の放射性物質濃度の 測定 伐採?搬出実行 原木市場?製材工場等 YES YES NO NO 6,400Bq/Kg以下である。 0.50μSv/h以下である。 搬出見合わせ 伐採?搬出実行