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官民连携によるオルソ画像の共有(第3部 能登半岛地震におけるドローン活用セミナー)
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Tadashi Ise
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「JUTMシンポジウム2024」(2024/4/18 東京大学山上会館大会議室)
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官民连携によるオルソ画像の共有(第3部 能登半岛地震におけるドローン活用セミナー)
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? 防災科研 2024.4.18 第3部 能登半島地震におけるドローン活用セミナー 官民連携による オルソ画像の共有 (国研)防災科学技術研究所
先進防災技術連携研究センター 研究統括 伊勢 正 1 2024年4月18日(木)JUTMシンポジウム(東京大学山上会館大会議室)
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? 防災科研 2024.4.18 2 【初動】石川県庁へ 1月1日 20:55頃 馳知事、西垣副知事、古賀副大臣とともに、ISUTの一員として、 陸自ヘリで市ヶ谷駐屯地(防衛省)から金沢駐屯地経由で石川県庁へ 16:06
最初の地震 16:10 本震 16:40 自宅出発 17:15 合同庁舎8号館 (内閣府) 20:15頃 内閣府出発 CH-47J(統合幕僚監部Xより) ※ ISUT: 災害時情報集約支援チーム
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? 防災科研 2024.4.18 3 【状況把握】知事室における会議に参加 1月1日 23:25
石川県庁到着 すぐに知事室で会議 1月1日 23:25 石川県庁到着 すぐに知事室で会議
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? 防災科研 2024.4.18 4 【調整】陸上自衛隊が主導し情報集約を開始 1月2日 05:30頃
陸上自衛隊第10師団(名古屋?守山) 副師団長が中心となり実動機関の情報集約を呼びかける 1月2日 05:30頃 陸上自衛隊第10師団(名古屋?守山) 副師団長が中心となり実動機関の情報集約を呼びかける
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? 防災科研 2024.4.18 5 【統合】各実動機関の情報統合に着手 消防 自衛隊 防災科研 警察 1月2日 08:30頃
各実動機関(消防、警察、自衛隊)の情報を紙地図に集約 ? 防災科研が電子地図化 1月2日 08:30頃 各実動機関(消防、警察、自衛隊)の情報を紙地図に集約 ? 防災科研が電子地図化
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? 防災科研 2024.4.18 6 【補足】SIP4D、ISUT-SITE、SIP4D利活用システム 内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)(2014年~)において、 災害情報を組織横断的に共有するためのシステムを研究開発 ?
ISUT(災害時情報集約支援チーム) ? 災害の現場に入って情報整理を行うチーム ? 各機関に情報を提供するサイト:ISUT-SITE ? 閲覧専用(入力不可) ? SIP4D ? 情報を共有するためのインフラ (情報パイプライン) ? 各機関の保有するシステムを連接 ※ 2024年度より SIP4D-Xedge(クロスエッジ)に改名 企業 コンソーシアム DiMAPS 気象業務支援 センター だいち防災 WEB G空間情報 センター MOWLAS J-RISQ 実効雨量 MP-PAWR 内閣府防災 総防システム 災害時 保健医療活動 支援システム ため池防災 支援システム 省庁災害情報 システム 都道府県 防災情報 システム 指定公共機関 防災情報 システム NIED-Data Lake 防災情報サービスプラットフォーム Information Pipeline 基礎自治体 防災情報システム 民間企業 防災情報システム ? SIP4D利活用システム ? 自治体等がSIP4Dへの連接するための サンプルシステム ?入力可能 ? 無償公開(オープンソース) ? 徳島県、宮崎県等が採用
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? 防災科研 2024.4.18 7 【補足】内閣府SIP第3期 「スマート防災ネットワークの構築」(2023年9月~) 【5つのサブ課題】 A:災害情報の広域かつ瞬時把握?共有 B:リスク情報による防災行動の促進 C:災害実動機関における組織横断の 情報共有?活? D:流域内の貯留機能を最大限活?した 被害軽減の実現 E:防災デジタルツインの構築 実動機関: 消防、警察、自衛隊、海上保安庁、 DMAT、TEC-FORCE (C)災害実動機関における組織横断の情報共有?活用 サブ課題Cでは、災害時情報集約支援体制の高度化として、 国難災害への対応を見据えた体制の強化?拡充、対応手順 の標準化、実効性を担保する訓練プログラム開発等を行うと ともに、実動機関の現場活動における情報収集?共有をサ ポートするAI、画像?音声認識技術等を活用した災害情報 収集?自動解析技術等の開発に取り組む。 (公募要領より抜粋) 災害現場DX 公募要領の図に加筆 従来の情報共有 (SIP4D)の領域
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? 防災科研 2024.4.18 8 【統合】各実動機関の情報統合に着手 各実動機関(消防、警察、自衛隊)の情報(道路) をISUT-SITEで統合(1/4夜の状況) 消防 警察 自衛隊 ISUT-SITE 防災関係機関が閲覧
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? 防災科研 2024.4.18 9 【直接提供】陸上自衛隊の隊員が偵察情報を直接入力 偵察車両の走行実績を、陸上自衛隊の隊員が、専用入力システム(NIED提供)に直接入力し、 県の道路情報と重畳(2024/1/6 16:30現在) ?完全な孤立地域の抽出 ?通れる可能性、優先的に啓開する道路の目安
として活用 緑:自衛隊等の実動機関の走行実績(走破性の高い車両) 青:県の道路情報(一般車も通れる道路) 自衛隊が直接入力
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? 防災科研 2024.4.18 10 【高度化】陸上自衛隊からの直接情報提供の高度化、多様化 写真左上 自衛隊の車両の通行実績と、通行可能な車両区分 偵察車両の走行実績に、施設科が区分を追加 (2023/1/9より車両区分の入力を開始) 写真右上 生活支援(給水、給食、入浴)の実施場所 (2023/1/6より入力開始) 写真左下 支援部隊の展開状況 (2023/1/2より入力) 通行可能な車両区分 給水、給食、入浴 部隊展開状況 陸上自衛隊からの専用システム(NIED提供)を介した直接情報提供の高度化
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? 防災科研 2024.4.18 11 【利活用】集約された情報を各実動機関が利活用 ISUT-SITEで集約された実動機関の情報を、各実動機関が利活用 写真左上 ISUT要員が、ISUT-SITEについて、DMAT隊員に 説明する様子(石川県庁にて) 写真右上 DMAT隊員が ?実動機関の通行実績+孤立集落位置 を閲覧している様子(石川県庁にて) 写真左下 各実動機関の集まるスペースで大型モニターに実動 機関の通行実績が投影されている様子 (石川県庁6階の災害対策本部室にて) 写真右下 中方面総監部(伊丹)で入力された情報を石川県 庁の自衛隊が確認する様子(石川県庁にて)
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? 防災科研 2024.4.18 12 【高度化】ドローンの活用 写真 石川県庁内のISUTの居室 2024/1/22撮影 運命的出会い! イームズロボティクス様(南相馬) 来訪!! 運命的出会い! イームズロボティクス様(南相馬) 来訪!! 運命的出会い! イームズロボティクス様(南相馬) 来訪!! 曽谷社長
“なんか、協力できませんか?” わたし “オルソ画像を入れてくれたら、 自動的に各機関に共有しますよ” 宇田さん “何ですか、それ!?” 従来のドローン画像の取扱 ?動画や斜め写真が中心 ?ファイルを受領 ?ISUTスタッフが処理 ? ISUT-SITEで共有 令和6年能登半島地震での新たな取組 ?オルソ画像に焦点 ?SIP4D利活?システムに登録 ? 自動タイル処理 ? 自動SIP4Dへの登録(カタログ登録) ? ワンストップで、ISUT-SITEで共有 当初は実動機関(消防、自衛隊など)による “即席Google-Earth”をイメージして構築
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? 防災科研 2024.4.18 13 【補足】オルソ画像とは 国土地理院のHPより アプリがあれば 現場でも作れる X m X
m X+α m X+α m X m X m X m X m いわば 即席Google Earth デカい画像! GISで扱いにくい 課題 防災科研が 無償システム支給 対策
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? 防災科研 2024.4.18 14 【高度な情報共有】オルソ画像の迅速な共有 民間企業の協力により、被災地域のドローン画像(オルソ画像)を迅速に共有 ? 輪島など現地の民間企業等が撮影、加工したオルソ画像を、専?システムを介して、 ISUT-SITEで各機関に共有(2024/1/17より開始) 画像左 ドローン業者に提供したパイロットシステム 現地からドローン業者自身がオルソ画像を アップロードした様子 画像右上 左のパイロットシステムを介して共有され たオルソ画像を反映したISUT-SITE 協力 イームズロボティクス株式会社 JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会) パイロットシステム(被災地に入った業者に提供) 被災地でオルソ画像を作成?登録
SIP4Dに登録 タイル処理 自動 自動 ISUT-SITE 防災関係機関が閲覧
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? 防災科研 2024.4.18 15 【高度な情報共有】オルソ画像の迅速な共有 自治体等から委託を受けた複数の民間企業が、現地から直接情報共有 ISUT-SITE 防災関係機関が閲覧
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? 防災科研 2024.4.18 16 【高度な情報共有】オルソ画像の迅速な共有 マルチローターだけでなく、固定翼のオルソ画像も共有 ? 固定翼ドローンは、マルチローターよりも広範囲 (今回:最長約6.5km)の画像を撮影可能 ?
津波被害の把握に適した撮影が可能 画像左 ドローン業者に提供したパイロットシステム 現地からドローン業者自身がオルソ画像を アップロードした様子 画像右上 左のパイロットシステムを介して共有され たオルソ画像を反映したISUT-SITE 協力 イームズロボティクス株式会社 JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会) パイロットシステム(被災地に入った業者に提供) 被災地でオルソ画像を作成?登録 SIP4Dに登録 タイル処理 自動 自動 今回使?した飛行艇型のドローン ISUT-SITE 防災関係機関が閲覧
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? 防災科研 2024.4.18 17 まとめ 【令和6年能登半島地震でできたこと】 ?官民連携により、複数の民間企業(受託業者)から、 オルソ画像が届くという運?を実現した ?これにより、迅速かつ大量のオルソ画像が、防災関係機関へ 提供できるようになった 【課題】 ?被災自治体、各実動機関からの業務委託の円滑化 ?通信途絶対策による現場からのアップロード ? オルソ画像から点群データへ ?災害対応の目的を踏まえた高度なドローン活? ?
Information から Intelligence の共有へ 例)道路リンク毎の被害状況把握、堆積土量の算出など
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? 防災科研 2024.4.18 18 【補足】参考資料 防災科学技術研究所 研究資料
No.474 SIP4Dを活?した災害情報の広域連携 に関する取り組み -実動組織との災害情報共有の強化に向けた 陸上自衛隊第5旅団との活動報告-
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? 防災科研 2024.4.18 19 【問い合わせ】 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 先進防災情報連携研究センター 研究統括
伊勢 正 TEL: 029-863-7780 携帯: 080-5932-9139 e-mail: t-ise@bosai.go.jp 御清聴ありがとうございました。
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