新人研修 めまい 初級編
- 18. ? ENG, VNG
? 注視?非注視眼振
? Eye tracking test (pursuit)
? Saccade test
? Optokinetic nystagmus test
? Visual suppression
ENG:眼球は角膜が(+)に網膜が(-)に荷電(角膜網膜電位)。
眼球を挟んだ対称的な部位に電極を貼り、電位差を計測する。
眼球が正中だと電位差は計測されないが、回転すると角膜の近
づく側の皮膚の電位が高くなる。回転角度に応じて角膜網膜電
位の量が変化する。
VNG:ゴーグル内のビデオカメ ラで眼球の瞳孔や虹彩を目印
として撮影。
大ざっぱには、
眼球運動から
小脳?脳幹機能
障害を評価する。
- 26. ? 蝸牛症状を伴う反復するめまい発作
? 変動する感音難聴。初期は低音障害型が特徴的。
? 眼振:発作期は患側向きの水平回旋混合性眼振
? 両側性が約30%。
? 他疾患を除外。内耳梅毒など。
? 内服治療(基本):イソバイド?五苓散などの利尿
剤、ステロイド、メリスロンなどの鎮暈剤、ATP、
VitB12、トラベルミン(発作時)…。
? 外科的治療(発作のコントロール不良例):
ステロイド鼓室内投与、ゲンタマイシン鼓室内投与
迷路破壊術、前庭神経切断術、内リンパ嚢解放
(赤は機能廃絶術、下線は全麻手術)
- 27. ? 突発的な回転性めまいが1~数日間持続
? めまい発作は1回きりで反復しない
? 慢性期にふらつき感が持続することがある
? 蝸牛症状を伴わない
? 先行して上気道炎や感冒に罹患することが多い
? 他の疾患を除外。小脳梗塞は似た所見?経過。
? 眼振(急性期):方向固定性水平性(水平?回
旋混合性)眼振
? 温度眼振検査:患側CP
? 治療:薬物治療(点滴?内服)。補液、ステロ
イド、鎮暈剤、制吐剤など