SWTT2017 - Lightningアプリケーション開発現場で 実践しているノウハウ
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2017年9月27日に開催された「Salesforce World Tour Tokyo 2017」で登壇させて頂いた時の資料です。 Lightningアプリケーション開発をしている中での課題や解決方法等のノウハウについて話しました。 何かの参考になればと思います。 ※Salesforceのバージョンアップにより、最新版では適用できない可能性があるのでご確認ください。
SWTT2017 - Lightningアプリケーション開発現場で 実践しているノウハウ
- 2. 会社紹介 2
- 3. 3 クラウド運用代行 Salesforce 導入コンサルティング （九州地区） SAP クラウド マイグレーション IoT ソリューション Salesforce 導入コンサルティング （北海道地区） コンサルティング クラウド? インテグレーション クラウドサービス 運用支援 AWS クラウド インテグレーション Web電話帳 アプリケーション IBM製品 ディストリビューター 会社紹介
- 7. Lightningに対する取り組み ◇製品開発事業(ISV) ? Lightningコンポーネント - Multi-View Calendar ?2015/6 公開。Lightning開始初期時にグローバルで公開。 ? AppExchange - SkyVisualEditor ?2010/9 公開。Visualforce生成ツールだが「Lightning対応」帯 を取得済み。 - SuPICE ?2016/2 公開。React製のLightningコンポーネント生成ツール。 - mitoco ?2016/7 公開。Lightningアプリケーション。 ◇SI事業 ? 案件毎に対応 7
- 12. 「mitoco」開発での課題と対応（1/2） 課題：パフォーマンス問題 12 1. 初期ロード処理は、クリティカルパスの処理のみにする 2. コンポーネント初期化処理に多くの処理を実行し過ぎない - https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.208.0.lightning.meta/lightning/js_cb_init_handler.htm 3. クライアントキャッシュを有効活用するために、Storable Actionsをきちんと利用する - https://developer.salesforce.com/blogs/developer-relations/2017/03/lightning-components-best-practices-caching-data-storable-actions.html - https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.208.0.lightning.meta/lightning/controllers_server_storable_actions.htm 4. aura:iteration 等のループ処理時に、バインド変数は置換せずに中身の値を変更する
- 13. 「mitoco」開発での課題と対応（2/2） 13 5.コンポーネント間のデータバインドは、極力非バインド式{#expression}を使用する ? https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.lightning.meta/lightning/expr_data_binding.htm 6.マークアップの表示切り替えで<aura:if>は使ってはいけない。CSSを使用する ? https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.208.0.lightning.meta/lightning/components_conditional_markup.htm 7.HOC(Higher Order Components)パターンを使用している場合、何度も使用する値 は最上位のコンポーネントでまとめる 課題：パフォーマンス問題
- 14. SIの現状 14
- 15. SIの現状 ? Lightning(LEX) 案件はまだ少ない ? LEX化しているお客様がまだ多くはないが、相談件数は増えている ? Lightning開発をしたくても、開発できるエンジニアを集められない ? Lightning開発での苦労話は... ? mitoco開発と同様にパフォーマンス問題 ? コンポーネント化をする設計 ? SI現場で取り組んでいること ? カタログ化 15 現場で感じていること ? Lightningはイケている技術要素を使用している。エンジニアとして習得しておいた方が良い ? コンポーネント設計を上手にすることで、SIのアプローチが変わる可能性がある
- 16. まとめ
- 17. ? Lightningは新鮮な技術。 苦労するところはあるが解決策は見つけられる ? Lightning習得はエンジニアの価値向上につながる ? LEX案件の引き合いが多くなる ? コンポーネント設計によって品質向上が可能に
Editor's Notes
- #2: 残念ながら、木村さんのように綺麗な形でLightningコンポーネントを紹介できない ちょっと規模の大きい、Lightningアプリーケーション開発とSIの現場で 実際に取り組んできたことと、これからについての考えについて話したいと思います 最初に言っておきます。 『全く ディス ってないです。』
- #3: 本题ではないので、会社绍介はサクッと行きたいと思います。
- #4: コンサル?運用支援や、使用しているプラットフォームがSalesforceだったり、AWSだったりといろいろやっています。 また沢山の会社さんと協業をしています。 サーバーワークスさん、Sky365さん、、、、、とグループ会社として仕事をしています。
- #5: 製品開発とSIの両方の顔を持っています。 ですので、主に製品開発の話をしますが、SIで作ったものが製品化されることがあるため、SIの話も後半に少ししたいと思います。
- #8: Multi-View Calendar：2015/6 公開。 SVE：2010/9 公開。VFの生成ツールだが、LEX上での動作やSLDS対応によって「Lightning対応」の帯を取得。 SuPICE：2016/2 公開。Lightningコンポーネントの生成ツール。いろいろ苦労していますが、ほぼReactでできています。 mitoco：2016/7 公開。Lightningアプリーケーション
- #11: Lightningアプリケーションでできている LEX、Classicの両方で稼働することを前提としている お陰様で、大規模なお客様を始め、沢山のお客様に利用し始まっている。
- #13: １：初期ロードの速度が一番時間がかかる（実時間、体感共に）。クリティカルパス以外は非同期、またはクリティカルパス処理後に実施 ２：Component生成時の初期処理<aura:handler name=“init”>の話。初期処理でやりたいことは多いが、この中は非同期ではないので、必要最低限にする ３：クライアントキャッシュデータの話。極力サーバー通信を行わずにクライアントキャッシュを利用しないさい。 ４：配列Arrayオブジェクトの話。オブジェクト自体を置き換えずに、配列の要素を変更した方が速度効率が良い。
- #14: ５：Map等のオブジェクトを属性値に使用する場合、親階層でのデータ更新した場合、子階層からデータ更新した場合の双方向に値が反映される「バインド式」と片方向のみ反映される「非バインド式」の指定方法がある。！(ビックリマーク)で指定する＃(シャープ)を付けて指定するかの差。動作とパフォーマンスに差が出るので確認を。 ６：見た目の変更はタグの操作ではなく、CSSで行いましょう。 ７：何度も使用する値は、最上位のコンポーネントでまとめて、1回だけActionを投げる。あとはこのコンポーネントから値をもらう。
- #16: 現場で感じていること ?何だかんだ話題はありますが、今風の開発フレームワークだと思っている。なので、エンジニアとして習得しておいて良いスキルと考えています ?どの単位でコンポーネント化するのか。できるのか。は難しい。ただ、ここの工夫によって、開発の効率化や品質向上に大きく繋がる可能性を秘めている。結果として、SIが変わるかもしれません。（変わらないかもしれませんw）