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T238
完全攻略マニュアル
Rev1.2
■はじめに
このマニュアルは以下を目的として作成されました。
? T238の情報共有
? 安価な電子トリガーの普及
■製品ラインナップ
2021年10月現在、T238は以下のラインナップがあります。
★T238 Ver1.1 (4,800~5,300円)
Ver3(2.5と言われるMP5kも対象)メカボックス用。
高耐久である光学センサー式。
★T238 Ver1.4 (3800~4500円)
Ver2メカボックス用。
トラブルの少ない機械式センサー式。
★T238 Ver1.7 (5,400~5,800円)
Ver2メカボックス用。
高耐久である光学センサー式。
★T238 GeneralVersion (5,600~5,800円)
汎用のT238。
センサーやスイッチ類を別途用意する必要のある上級
者向け。
★T238 Ver1.9 (3,300~3,700円)
機能廉価版。
セクターギアセンサーに新しい方式を採用し、高耐圧
MOSFETへ変更。
バイナリトリガー以外の機能を全て排除。
★T238 Ver2.0 (7,800~10,000円)
T238のブラックシップモデル。
Bluetoothを経由し、スマートフォンからの設定が可能。
高耐圧MOSFETへの変更やアクティブブレーキの強化、
プリコックやアクティブブレーキが250段階で設定可能であり、
トリガーセンサーは5段階で調整可能。
■前提条件
T238には複数の種類があり、本ドキュメントは
GeneralVersion、Ver1.1~1.7を対象とします。
Ver1.9にはバイナリトリガー以外の設定がない
ため除外(セミポジにてトリガー5秒引きで設
定)し、
Ver2.0については別途ドキュメントにて解説し
ます。
机能绍介
ダブルショット機能
トリガーを引いて1発、戻して1発撃てます。
正面同士で撃ち合いになってしまった際、
相手が1発撃つ間に2発撃ちこむ事が可能になり
HIT率向上に繋がります。
バースト機能
無駄な連射を防ぎ、
オーバーキルの抑制や、弾の無駄遣いの防
止にもなります。
プリコック機能
予めピストンを途中まで引っ張っておく機
能になります。
この設定により、
驚異的なトリガーレスポンスになり
素早く敵に弾を撃ちこむことが可能になり
ます。
◆購入方法
? AliExpress通販サイトにて購入可能
「中国通販怪しくて怖い」
という時代はもう昔の話です。
年間200以上通販していますが、未だ1件
も届かなかった事はありません。
T238に関しては
「DTU T238」
というキーワードで検索し、
色んなお店の販売ページから購入できま
す。
◆取り付けについて
? 専門的な知識は必要なし
工作に必要なパーツは一式同梱されているの
でニッパー、ペンチ、半田ごて、ドライバー
があれば誰でも取り付け可能です。
後必要なモノは「知恵と勇気」のみ?
取り付けに不安な場合は、、
Youtubeにアップロードされた動画を見なが
ら行えば大丈夫!!
T238に関するプレイリストを作成してあるの
で是非ご覧ください。
https://bit.ly/2XHBmsa
◆T238の設定
T238は非常に高精度、高機能なICチップを
用いたプログラマル型電子トリガーです。
沢山の機能がありますが、是非自分の使用
用途に合わせた設定を導き出してください。
使用シーンに合わせることで、最大限の戦
闘能力を発揮することが可能になります。
★プログラミングモード
起動方法
?Aパターン(電源を繋いだ状態)Power on the gearbox
1、セレクターをSEMIに入れる
2、トリガーを引いたまま10秒待機(一発発射されるので注意
「プープー」と2回ビープ音が鳴れば設定モード突入。
※戦闘中に設定変更をする際にもこの方法が使えます
?Bバターン(電源を抜いた状態)Power off the gerbox
1、セレクターをAUTOに入れる
2、バッテリーを繋げる
3、トリガーを引いたまま3秒待機
4、「プープー」と2回ビープ音が鳴れば設定モード突入。
プログラミングモードの際は「プ、ププ、プププ」と短いビープ音がそれぞれ9回まで
鳴り、
その後1回に戻ります。
鳴る回数が次のそれぞれの設定モードを表していて、変更したい設定モードの音の回
数が鳴った後
トリガーを引いたままにし、
「プープー」と鳴れば設定モードに突入可能です(突入したらトリガーは戻します)
Aパターン
Bパターン
★設定モード
①バッテリー保護設定(リポバッテリー使用時以外ではOff推奨
バッテリーの残量が設定したバッテリー電圧の規定値より下回ると自動停止します
使用するバッテリーの電圧に合わせて設定します。
電圧が設定値(各設定の概ね0.1v以下)以下まで落ちると動作が停止し、
トリガーをひくたびに「プププ」という音が鳴り動かなくなります。
1、7.4vバッテリー保護
デフォルトがこの設定です。
7.4vバッテリーを使用する際はこの設定で。
2、11.1vバッテリー保護
11.1vバッテリーを使用する際はこの設定で。
3、14.8vバッテリー保護
14.81vバッテリーを使用する際はこの設定で。
4、9.6vバッテリー保護
9.6vバッテリーを使用する際はこの設定で。
②セレクターSEMI動作設定
T238で特徴的で最強設定である「ダブルショット」の設定が可能です。
多用厳禁ですが、指切りをして使いこなすと戦闘力が数倍上がります。
(禁止フィールドもあるので要注意
1、単発
デフォルトでこの設定です。
2、ダブルショット(バイナリトリガー)
トリガーを引いて1発、戻して1発撃てます。
最強の設定ですが、多用するとフルオートと同等になるので
こまめな指切り必須。
3、バースト
3~6番目は各共に3,4,5,6点バーストとなります。
フルオート戦の際、セレクターのAUTOの設定を”連射”にしている時など
に使うと良いでしょう
③セレクターAUTO動作設定
弾の消費を抑えるのに効果的?
ドMな人向けの設定(AUTOなのに単発)も可能です。
1、連射
デフォルトでこの設定です。
2、単発
この設定にしておくとセミオート戦で間違えてフルに入ってしまっても
大丈夫?(M4系アルアル
3、バースト
3~6番目は各共に3,4,5,6点バーストとなります。
④プリコック設定
弾の発射前に、予めピストンを途中まで引っ張っておくことが可能になります。
本設定をすることにより、驚異的なトリガーレスポンスになり、革命が起きる!?
Ver1.5以降のT238では15段階までの設定が可能です。
バネレートやDSGなど状況によって設定が様々なのでメカボが露出し、ピストンの後退位置が目視できる状態かつ
バッテリーが満充電の際に設定されることをオススメします。
1、プリコック解除
デフォルトでこの設定です。
設定に迷ったり、トラブルが起きたらまずは解除しましょう。
2、1~15段階設定
2番目~16番目の設定でピストンの後退位置を設定できます。
おおよその目安は以下の通り。
<ノーマルセクターギヤ>
?M95スプリング→8~11
?M100スプリング→9~13
<DSG=ダブルセクターギヤ>
?M110スプリング→4~7
?M140スプリング→4~5
DSGでプリコック設定をするとほぼガスブロと同等の史上最強トリガーレスポンスを得られますが、
タペットプレートにプリコック専用チューンを施さないと弾ポロを起こしますので
あまりおすすめしません(トリガーレスポンスが0.05秒程縮む程度)
⑤発射遅延
トリガーを引いてからモーターが回り始めるまでの遅延時間を
設定できます、、が
こんな機能、誰が使うんでしょう。。。。
1、遅延なし
デフォルトでこの設定です。
2、遅延あり(5段階)
0.3、0.6、0.9、1.2、1.5秒と遅延を設定できます。
⑥サイクルレート(発火率)
元の説明では”FiringRate=発火率”とありますが、意味不な表現なのであえてココでは
「サイクルレート」
と分かりやすく表現します。
「セレクターがAUTOかつ、連射設定」時の連射サイクルを設定できます。
”DSGにして毎秒50連射になってるけどメカボの割れが心配”な時などに有効な設定です。
1、100%
デフォルトでこの設定です。
2、80%
連射サイクルが2割程減少し、メカボやピストン保護になります。
ただし、モーターの回転開始までに遅延が発生します(0.2秒ほど遅れます)
3、70%、60%、50%
70%以下に設定すると電圧不足でそもそも回らない事があるのであまりお勧めできません。
⑦トリガーモード
T238光センサーバージョンではトリガーポジションセンサーを2つ配置することで
この機能を
実現しています。
1、通常
デフォルトでこの設定です。
2、ショートストローク
トリガーを少し引いただけで発射するようになります。
3、AUGモード
トリガーを短く引くとSEMI、そのまま奥まで引くとAUTO。
恐らくステアーAUG用の設定だと思われますが、本機能を設定することにより、
セミフルを切り替えることなく発射コントロールが可能です。
かなりの変態でないと使いこなせない機能です。
⑧セレクタータイプ
主にAKなどのSEMIとAUTOの順番が逆になっている銃に対応させるための設定です。
プログラミングモード起動時の設定が変わる(逆転する)ため、必要な場合のみ
設定されることをオススメします。
1、通常
デフォルトでこの設定です。
2、AKモード
本設定を行うと、プログラミングモード起動時のセレクター位置も逆転するため
注意が必要です。
⑨オートローディングタイム
もともとT138は中国で一般的なGellBallタイプの電動ガン向けのものであり、
GelBall電動ガンにはマガジン内の弾を電動で給弾する仕組みがあります。
トリガーを引いた後、給弾時に何秒間モーターを作動させるかを設定できます。
何かに応用できるカモ?
1、6段階で設定可能
0.5、1、1,5、2、2,5、3秒と6段階で設定可能。
2、7番目にて設定Off
■補足
?設定モードを間違えた場合
意図しない設定モードに突入してしまった際は無理に設定せず、一度バッテリーを抜き
初めからやり直してください。
?AKモードを使用した際の注意
AK47などのAK銃に搭載した際は、⑧セレクタータイプの「2、AKモード」に設定する
必要があります。
設定後、再びプログラミングモードを起動する際はスイッチの役割が逆転していること
に留意しておいてください。
?プリコックでの給弾不良
プリコックはあらかじめピストンを引いておくというチート的要素のある設定ですが、
電動ガンによってはタペットプレートの動きの違い(ノズルの開放位置の違い)により、
極端な初速低下や弾ポロを引き起こす可能性があります。
?バッテリー保護設定の注意
誤って使用(所持)しているバッテリーの電圧より上の電圧に設定してしまうと
起動時からバッテリー保護モードになってしまい、二度と操作できなくなってしまうの
で安易に設定されない事をおすすめします。
?不良品が多く存在します
残念ながら恐らく質の良い生産ラインで作られたモノではありません。
それ故安価なのでしょう。
しかしながら、それらも大半は自力で対処可能です。
最後に
「電子トリガーって高いんでしょ?」
「そんな所に金かけて意味あるの?」
「最近の銃には搭載済みだから要らないでしょ」
と殆どの方は思われているでしょう。
そんなことありません?
この価格帯でこれだけの機能を搭載した電子トリガーは
市販品では恐らくT238以外存在しません。(2021年現在
搭載することにより、今までの戦い方が変わります!
アナタの指に電子の力を!!
written by HjK

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