本研究では、畳を利用した新しいディスプレイであるTataPixelを提案しています。畳の表面に織り込まれたイグサは、その繊維の方向によって光の反射具合が異なります。そのため,畳を回転させることで視覚的な色の変化が生じます。これを畳の異方性と呼びます。TataPixel は1 つの円状の畳を1 ピクセルとし、これらを並べることで様々な画像や動画を表現することができます。システムはユーザが画像を入力するソフトウェアと畳を回転させるハードウェアから構成され,容易にTataPixel を操作することができます。