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ReVIEWを用いた
PDFとEPUBへの
変換について
   TeXユーザの集い2011
        2011/10/22
 (株)達人出版会 高橋征義
■ 本日の言いたいこと
●
  PDFとEPUBを生成する
  ReVIEWというツールを
  使って電子出版してます
  ●
    InDesign対応はまた今度
●
  簡易記法は微妙だけど便利
●
  長生きする記述形式より変化
  させやすい記述形式
自己绍介
高橋征義
●
    http://www.flickr.com/photos/recompile_net/4932459606/
?Webアプリケーション開発者
?(株)達人出版会代表取締役
?一般社団法人日本Rubyの会
 代表理事
?『たのしいRuby第3版』  
『Rails3レシピブック』共著
?高橋メソッドのひと
      http://www.flickr.com/photos/recompile_net/4932459606/
■ 要するに何者なのか
●
  もともと出版畑の人ではない
  ●
    Webアプリ開発者
●
  読むのは好き
●
  書くこともある
■ なんで電子出版を始めたのか
●
    Pragmatic Bookshelf
    ●
      コンピュータ書を電子と紙で
      提供
      – 『Programming Ruby』
        など
    ●
      ユーザとして活用していた
    ●
      日本でもこういうのが欲しい
      – →自分でやって見ることに
■ 達人出版会について
●
  主にITエンジニア向け技術書を
  制作?販売する電子書籍専門の
  出版社(社員1人)
●
  昨年6月設立、11月発売開始
  ●
    もうすぐ一周年
●
  11ヶ月で9冊発行
  ●
    価格は1,000円が中心
    – 600円や1,600円のものも
http://tatsu-zine.com/
対応している
フォーマット
搁别痴滨贰奥を用いた笔顿贵と贰笔鲍叠への変换について
Pragmtic
Bookshelf
  の真似
同じソースから
PDFとEPUB
  を生成
そのための
 ツール
ReVIEW
手軽に使える
 電子出版
 システム
プログラマが
手軽に使える
 電子出版
 システム
青木峰郎さん
 が開発、
武藤健志さん
 が保守 
githubで
  絶賛公開中
http://github.com/kmuto/review
ReVIEW
の問題点
検索
しづらい
「kmuto  
 review」
  で検索 
組版に
ついて
EPUBは
自力で生成
PDFの
 組版
搁别痴滨贰奥を用いた笔顿贵と贰笔鲍叠への変换について
ソース   ReVIEW        EPUB
        本体




          LaTeX     PDF
         dvipdfmx
ソース   ReVIEW        EPUB
        本体




          LaTeX     PDF
         dvipdfmx
ソースの
記述形式
Wiki記法
に似た独自
簡易記法
== 環境を作る
ここでは@<kw>{/var/tmp}ディレクトリを使うこ
とにします。@<kw>{/var/tmp}ディレクトリに移
動します。

//cmd{
$ cd /var/tmp
//}

現在のディレクトリを確認します。

//cmd{
$ pwd
/var/tmp
//}
著者さんに
覚えてもらう
 のも大変
Pandoc
フォーマット
  変換器
対応入力形式:
?markdown
?reST(一部)
?textile
?HTML
?LaTeX
対応出力形式:

markdown, reST, HTML,
LaTeX, ConTeXt, PDF, RTF,
DocBook, OpenDocument,
ODT, Texinfo, MediaWiki,
textile, grof, org-mode,
EPUB, S5, Slidy
対応出力形式:

markdown, reST, HTML,
LaTeX, ConTeXt, PDF, RTF,
DocBook, OpenDocument,
ODT, Texinfo, MediaWiki,
textile, grof, org-mode,
EPUB, S5, Slidy, ReVIEW
非公式
 バージョン
http://github.com/takahashim/pandoc/
LaTeX

            ReVIEW   ReVIEW     EPUB
             ソース       本体

 HTML



            Pandoc    LaTeX     PDF
                     dvipdfmx
MediaWiki
LaTeX

            ReVIEW   ReVIEW     EPUB
             ソース       本体

 HTML



            Pandoc    LaTeX     PDF
                     dvipdfmx
MediaWiki
独自の中間
簡易記法
正直微妙な
ところも
LaTeXと
EPUBの
性格の違い
PDFと
EPUBの
性格の違い
最大公約数
的な仕様
細かい組版
制御は無理
メリット
 もある
■電子書籍を取り巻く構図


 紙書籍     電子書籍

       Web
電子書籍にはWebの
技術が使われている

電子書籍のヒントは
Web技術に(も)ある
■Web制作の二極化
●
    デザイン重視
    ●
      デザイナーが個々のページを作
      り込む(DreamWeaver等)

●
    効率重視
    ●
      ベースデザインのみをデザイ
      ナーが作り、コンテンツは後で
      流し込む(CMS利用)
■Web制作の二極化
●
    デザイン重視ボリュームが多い場合
    ●      こちらにならざるを
      デザイナーが個々のページを作
          えない(電子書籍も)
      り込む(DreamWeaver利用)

●
    効率重視
    ●
      ベースデザインのみをデザイ
      ナーが作り、コンテンツはあと
      で流し込む(CMS利用)
作り込んで
しまった場合
HTMLの
バージョン
サイト
デザインの
 見直し
どこかで
大きく変更
 しないと
 いけない
長生きする
コンテンツと
フォーマット
手を入れない
 のは現実的
  ではない
変化に
適応しやすく
 するべき
物足りない
フォーマット
 で記述する
Web
(CMS)
の場合
タグではなく
 独自記法
限られた
意味のみを
記述させる
差分の
 問題
フラットな
ソースの方が
人に優しい差分
を作りやすい
今後の
課題
?EPUB3対応
?1.0リリース
?日々の改良
?ドキュメント
ご清聴ありがとう
 ございました
【広告】 ただいま原稿絶賛
募集中です。何か電子書籍の
形で出したい技術系文書があ
ればぜひご相談ください。
 http://tatsu-zine.com/

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