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東北大学 徳久良子
1/24
このツイートがきっかけで本日のトークが実現しました。
具現化して下さった運営のみなさんありがとうございます。
自己紹介:徳久良子
? 職歴
? 2001年4月~ (株)豊田中央研究所 研究員
? 対話システム、感情推定の研究に従事
? 2021年4月~ 東北大学大学院情報科学研究科准教授(クロスアポイントメント)
? 学会の仕事
? 言語処理学会理事
? 言語処理学会編集委員
? 対話システムシンポジウム実行委員
2/24
twitter: @rtokuhisa
3/24
https://www.nlp.ecei.tohoku.ac.jp/about-us/members/
? 東北大学知能情報科学講座(乾研)
? 東北大学データ駆動科学?AI教育研究センター(鈴木研)
? 東北大学教育学研究科言語処理研究室(松林研)
? タフ?サイバーフィジカルAI研究センター
? 理化学研究所
連携してみんなで研究しています
学部生8名 マスター14名 ドクター15名 スタッフ25名
本日のトークについて
4/24
歴史
? グループにjoinしてまだ間もないので、私に見えているのはきっとほんの一部
? これまでの歴史の中で仕組みはどんどん変わってきているし、これからもきっと変わっていく
? 変化した仕組みの裏にある「心」が見えていないかもしれない
? とはいえ、「外の人が中から見た」からこそ見えることもあるし言えることもあるだろう
? 今日の話はあくまでも「“今の私に見えている”TohokuNLPの成果を出す仕組み」です
TohokuNLPの成果を出す仕組み
本日のトークについて
5/24
歴史
? グループにjoinしてまだ間もないので、私に見えているのはきっとほんの一部
? これまでの歴史の中で仕組みはどんどん変わってきているし、これからもきっと変わっていく
? 変化した仕組みの裏にある「心」が見えていないかもしれない
? とはいえ、「外の人が中から見た」からこそ見えることもあるし言えることもあるだろう
? 今日の話はあくまでも「“今の私に見えている”TohokuNLPの成果を出す仕組み」です
TohokuNLPの成果を出す仕組み
本日の内容
?「仕組み」の背景にある心
?「環境×行動」を実現するための「仕組み」
? みなさんへのメッセージ
6/24
「仕組み」の背景にある心
7/24
すべては学生さんの成?のため
教員も、スタッフも、学生さんたちも、これを願っていると感じる。
一見、教育機関ならではの考え方のようにも思うが、社員の成?が組織の成?に
つながると思えば、一般企業においても大切な考え方だと個人的には思う。
大学における研究の位置づけ
8/24
高校までの勉強 仕事
研究
サーベイ テーマ決定 実験?評価
プレゼンテー
ション
世の中に普及
開発
営業
販売
etc…
=答えがある =答えがない
テーマも方法も結果も
はじめは何もわからない
いい感じに
やって
社会に出る前に学ぶべき要素が「研究」には凝縮されている
成?するためにはいろいろな形がある
9/24
乾さんの作成した
グループ向け発表資料より引用
「結果がすべて」ではない
10/24
自分で調べること?悩むこと
チームで協力すること
たくさんの人の前で
発表すること
どんな形を選択してもその過程で学ぶことは多い
もちろん成?するのは学生さんだけでなく、教員もスタッフも成?できる
限られた時間で最高の教育を
11/24
「学生に最高の経験、最高の学びを味わってほしい。」
研究室創立20周年パーティの時の乾さんの言葉
国際会議での発表
事業化
共同研究
国際コンペティション
人間形成
仲間づくり
助け合うこと
etc..
悩むこと
喜ぶこと
12/24
自分で調べること?悩むこと チームで協力すること
「NLPTohokuの仕組み」
言うのは簡単だけどやるのは難しい
「環境×行動」
最高の
があってはじめて実現できる
その想いを実現するのが
本日の内容
?「仕組み」の背景にある心
?「環境×行動」を実現するための「仕組み」
? みなさんへのメッセージ
13/24
テーマ選び
14/24
必要なのはテーマに対する本人の情熱
①本人がテーマを持ってくる
②スタッフがテーマプレゼンして
興味があるテーマに手を挙げる
教員が
勝手にテーマを
決める
「環境×行動」を実現する仕組み
? チーム構成の例
? ポイントは「教員とマンツーマンではなくて間に誰か入る」こと
15/24
B4 D 教員
チーム作り:メンター制度
「環境×行動」を実現する仕組み
本人の情熱を支える仕組み
チームで戦うことで
多角的に物事を見る?視野を広くする
? 係り:「環境」のための仕組み
? 勉強会?クラブ活動:「行動」のためのインプットの場
16/24
「係り」と「勉強会?クラブ活動」
「環境×行動」を実現する仕組み
教務: 教育系と論文系の色々(新人研修、論文投稿まわりの色々、など)
Educational affairs: Various educational and paper-related things (newcomer training, paper submissions, etc.)
広報: ウェブサイトの更新、Twitterでのアウトリーチなど
Public relations: updating our website, public outreach via Twitter, etc.
総務: 環境向上、衛生管理など、研究室の物理的な側面のサポート+様々なイベントの幹事
General affairs: improving our physical lab enviroment, Umezawa store, etc. + organizing events
計算機: サーバー?クライアント管理?セキュリティ管理など
Server: server and client management, security management, etc.
英語: 英語に関わるさまざまなサポート
English support: all things english like organizing paper checks and review sessions.
※ 2021年からイベント係が総務に統合、英語が新設
クラブ活動の内容詳細はこちらから→
勉強会の内容詳細はこちらから→
https://www.nlp.ecei.tohoku.ac.jp/
jsさん
クラブ活動は若い人たちで
わちゃわちゃやるのがいい
チームミーティング
? 人ごとにslackチャンネルがあり不定期に議論
? まとまった議論(典型的には 1h/1w)
? ポイントは next actionを明確にすること
? 最近はオンラインが基本なので冒頭の「1~2分雑談」も大切だと思う
17/24
B4 D 教員
#g_ando
#g_saito
#g_suzuki
#g_tanaka
#g_hattori ※あくまで例を示すことが目的のため、
このスライドではすべて仮名にしています
「環境×行動」を実現する仕組み
毎日だいたい数百ポスト、
千ポスト超えもしばしば
18/24
ミーティングを活性化するツール:Scrapbox
「環境×行動」を実現する仕組み
scrapbox導入時の横井さん(当時D2)の資料より引用
打合せではこんな風に使っています
A: 情熱大事
B: 自分で選んでくれれば楽だよね
A: 顿を育てなければ
? 執筆前に「What to say」を徹底的に議論する
? この論文で何の問題を解決したか
? それによってどんな嬉しいことがあるのか
? 解かなくても良い問題を解いていないか
? 相互査読会
? 第一回:論文の締切 3~4週間前
? 全員で集まって口頭発表
? 第二回:論文の締切 10日~2週間前
? 論文上でコメント
19/24
論文執筆
「環境×行動」を実現する仕組み
date
#1 staffC staffB staffA
#2 M1 M2 D
#3 B4 staffB staffA
#4 M2 D staffC
… B4 M1 D
… B4 M1 M2
20/24
毎週金曜日はオンライン飲み会
「環境×行動」を実現する仕組み
? 毎週グループ割り当て
? 時間は 19:30-21:00頃
? @gather town
? もちろん参加は自由
「人を知ること」は大切な時間
? 「総合研究会」の座?制度
? 「総合研究会」のスライドは英語で作成
? 「みんなの貢献」のシェア
21/24
みんなの good! が力になる
その他
「環境×行動」を実現する仕組み
座?は持ち回り
教員が司会をするのではなく学生が司会をすることで
組織をフラットにするし、学生さんの経験になる。
とても良い制度だと思う。
本日の内容
?「仕組み」の背景にある心
?「環境×行動」を実現するための「仕組み」
? みなさんへのメッセージ
22/24
?最高の「環境×行動」を作るために変わり続けよう
? 良いものはどんどん取り入れよう
? 学び続けて、環境も人も成?しよう
?すべては自分と仲間の成?のため
? 目標に向かうまでの過程の中に多くの学びがある
? 昨日できなかったことを今日できるようになるためには…?
?情熱を支えあおう
? 「助ける、助け合う」
? 仲間を信じて愛することが大切
23/24
みなさんへのメッセージ
「TohokuNLPの仕組み」から感じる
ひとりではできなくても、みんなでならきっとできる
24/24

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