AGBに記載されているコミュニティの定義は、「“A gTLD that is operated for The benefit of a clearly Delineated Community.」で、日本語に訳すと「明確な境界線のあるコミュニティに利益をもたらすために運営されるgTLD」となります。
最後に、このセッションのメイン司会者であるJothanFrakes氏の発言に注目したいと思います。Flakes氏は、「The biggestchallenge is when you don’t know what you don’t know」とおっしゃっていました。訳すると、「新gTLD申請の上で起こりうる最も大きな間違いは、知っていないということを自覚できないこと。」です。世界のインターネット運用上でもっとも基本的な「ドメイン名システム」は、ICANNとその関係者により運営されています。限られた情報の中で、新gTLD申請について、業界の裏側まで知りうることは困難であるといえるでしょう。特に日本ではgTLDレジストリ運営経験のある事業者が皆無なので、一事業社の情報だけに偏ってしまうことは特に避けなければなりません。新gTLDの申請を考えている団体は、本当に業界を理解している専門家からできるだけ多くの情報を集めることをお勧め致します。