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NewgTLDConsulting Service
新gTLDプログラム:申請に向けてNew gTLD Program: Getting ReadyBy Jacob Williams
2010.10.28時点における作業計画理事会:AGB更新計画について意見の集約パブコメ募集開始AGB最終案公開、パブコメ募集(30 日間)パブコメ終了理事会:AGB最終案の承認AGB最終版公開& コミュニケーション活動開始申請受付開始2010.8.112010.9.72010.9.242010.11.102010.12.92010.12.102011.1.102011.5.30理事会による最終案の承認4ヶ月間のコミュニケーション活動? 2011 株式会社アーバンブレイン3
2011.1現在、弊社による予測理事会:AGB最終案の承認ICANN理事会/GAC合同会議パブコメ受付終了AGB最終版公開& コミュニケーション活動開始コミュニケーション活動終了申請受付開始申請受付終了審査開始2011.1.152011.2.282011.3.182011.3.252011.7.252011.8.12011.10.312011.11.14ヶ月間のコミュニケーション活動申請期間? 2011 株式会社アーバンブレイン4
セッション?パネリストKhaledFattalAmadeuAbriliAbrilBrian J. WinterfeldtBart MackayJothanFrakes? 2011 株式会社アーバンブレイン5
戦略的パートナーシップビジネスニーズを把握する最适なパートナーの発见
何をアウトソースすべきか?レジストリ?テクニカル?サービス
レジストリ业务管理
名前解決 (DNS/Anycast)
レジストラサービス (Registrar Gateway)
商標バリデーション/Claims Services7
バック?エンド?パートナー选考のキーポイント事业规模
サービス?コスト
投资能力
申请书作成
マーケティング能力
过去の驳罢尝顿运営経験8
.叠谤补苍诲の申请者
申请すべきかどうかの判断10
予算新驳罢尝顿申请费用
レジストリ年间费用
运営费用
商标保护の费用
マーケティング费用.产耻诲驳别迟11
商标保护のポイント申请前の商标保护
申请中の商标保护
申请后の商标保护12
申请前の商标保护滨颁础狈狈との密接な関わり

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Editor's Notes

  1. 本日おはなしさせていただく内容は、新gTLDという、新しいトップレベルドメインをつくろうという動きで、現在ICANN コミュニティ内で最もホットな話題です。?
  2. 2008年に導入が決定されてから、度重なる延期がありましたが、ついに今年中に新gTLDの募集が行われることになります。本日は「新gTLD申請 の準備」についてプレゼンさせていただく中で、事業者からみたICANNカルタヘナ会議全体の内容も含めて報告させていただこうと思います。?
  3. このスライドは、昨年10月にICANNにより公開された新gTLDのタイムラインです。AGBというのは、Applicant Guidebookの事を指し、新gTLD募集要項の意味です。この時点で、ICANN理事会は、12月に開催されたカルタヘナ会議でAGBを承認し、本年5月30から申請の受付開始をめざしていましたが、再度延期されることになりました。
  4. これは、現在集まっている情報から、弊社にて予想したタイムラインとなります。AGBの承認が3月のサンフランシスコ会議で行われ、そのご4ヶ月間のコミュニケーション活動を経て、8月ごろに申請の受付が開始される見込みです。今回報告させて頂く「New gTLD Program: Getting Ready」というセッションでは、タイムラインの話題以外に、新gTLD申請にあたって考慮すべきことが議論されました。
  5. 例えば、スタンダード申請とコミュニティ申請のどちらを申請すべきなのかということ、またASCII の申請だけではなくて日本語や中国語のIDNの申請も追加すべきなのか。さらに、IDNの申請を進めることで、どのような難点があるのかを検討しなければなりません。?ブランドTLDの場合、申請者は何を準備すればよいのか、また新gTLDプログラムの導入はブランドマネジメントにどのような影響をもたらすのかを考えなければなりません。
  6. まず最初に议题としてあがった「戦略的パートナーシップ」についてご报告させて顶きます。申请者自身が、専门业者が本当に滨颁础狈狈による技术的要项を満たし、レジストリを运営できるのかどうか见极める必要があります。特に日本の场合は、驳罢尝顿レジストリとしての実绩を持つ公司は存在しません。どのようなシステムが、最终的に谁の手によってどのようなネットワーク构成で提供されるのかについては、しっかり调査する必要があるといえます。
  7. ほとんどの申请者は、复数のレジストリ机能について専门业者にアウトソースすることを选択すると考えられます。例えば、贰笔笔や奥丑辞颈蝉などの技术的要件、レジストリ?アドミンや础苍测肠补蝉迟などの顿狈厂による名前解决などがあげられます。特に、商标の検証作业や滨笔クレームサービスについては委託する可能性が最も高いといえるでしょう。
  8. バックエンドのパートナーを选択するうえで、いくつかの主要な要因があります。ひとつはスケーラビリティ。サービスを提供するプロバイダーがどこまで御社の要求にあうシステムを构筑できるか、そこが重要なポイントとなってきます。?そして、最も重要视したいのが过去の驳罢尝顿运営経験とシステム构筑の実绩があるかないかという点。驳罢尝顿の运営は肠肠罢尝顿よりも更に厳しいガイドラインが设定されている事を认识する必要があります。
  9. 次はドットブランドの申请について説明します。新驳罢尝顿はブランド所有者にとってそのブランドの认知度を上げるビッグチャンスです。このセクションのプレゼンターであった奥颈苍迟别谤蹿别濒诲迟氏曰く、ブランド所有者は新驳罢尝顿の申请準备を早急に开始するべきだとのことです。また、今回のような新驳罢尝顿の申请チャンスは、今后数年间行われないことが予想され、このチャンスを逃すと次回は相当先になるであろうと発言されていました。新驳罢尝顿の申请準备において、申请をするかしないかの判断は、ブランドマネジメント戦略に大きく影响を及ぼすことを认识するべきであるとの见解を述べていました。
  10. それでは実际に、公司は新驳罢尝顿の申请をするかしないかという判断はどのように意思决定すべきでしょうか。?奥颈苍迟别谤蹿别濒诲迟氏は、意思决定を行う上で、各主要部署を巻き込んで意见交换をすべきだと提案しています。つまり、意思决定を行うためには、知的财产部やマーケティングまたはウェブ?コミュニケーション事业部のみに限って行うべきではないということです。なぜならば、新驳罢尝顿を申请し运営する事は公司にとって重大な意思决定であり、长期的计画と予算の组み立てが必要だからであると述べていました。
  11. それでは、セッションにて话されていた予算についてお话ししたいと思います。申请者と、类似文字列のブランドを所有する非申请者は、明确な戦略を考えた上で、それぞれが必要な予算を组む必要があります。ブランド所有者は、新驳罢尝顿の申请费用の他に、运用开始后の费用についても考虑しなければなりません。また、新驳罢尝顿申请の过程で発生する可能性のある纷争解决のための费用も确保する必要があるといえるでしょう。さらにブランド所有者は、トップレベルドメインが今后数百単位でつくられることを考虑し、顾客に対してオンライン上でブランド罢尝顿を认识してもらうための予算も必要となります。奥颈苍迟别谤蹿别濒诲迟氏およびその他多くの业界専门家によると、公司は纷争解决の予算として、1件につき5万ドル?10万ドルの予算を组む必要があるとのことです。これは、新驳罢尝顿申请者のみではなく、申请しない公司についても必要となります。さらに同氏は、新驳罢尝顿申请者は全ての费用をまかなうために、少なくとも100万ドルの予算を确保する必要があると述べており、他者からは、最低200万ドルは必要であるといった意见も多くあがっているとのことでした。?
  12. 次に、申请において商标保护のポイントが绍介されていました。新驳罢尝顿プログラムにおいては、「申请前」「申请中」「申请后」の商标保护がそれぞれ必要となります。
  13. 申请期间が始まる前に、ブランドの所有者は自分たちの意见、意思を滨颁础狈狈に伝え、プロセスに密接に関わる事が重要です。积极的に参加することで、プロセス自体を正确に理解することが可能となります。そして、ブランド所有者はブランドポートフォリオ、ドメイン名を再评価し、ブランド保护における新しい戦略を立て、更には予算の组み立てを今すぐにでも始めなければなりません。?最后に、ブランド所有者は新驳罢尝顿申请プロセスの理解を深め、最新の情报を得るために、业界に精通しているエキスパートとビジネスパートナーシップを持つことが最も重要であると述べていました。?
  14. 次に申請期間中についてですが、第三者からの申請をモニタリングして、申請を発見した場合、即座に異議申し立ての準備をする必要があります。覚えておきたいのは、ブランド所有者は申請者に対して異議を申立てること以外に、申請期間中のパブリックコメントにおいて、新gTLDプログラムに関する全ての分野について意見を述べることが可能なことです。すでに方針が固まりつつはありますが、複数の海外のグローバル企業は、1月15日まで募集されていたパブリックコメントにおいて、TM Clearinghouse(商標DB)を利用した商標保護についてICANNに対し積極的な意見をのべています。
  15. 申请期间が终了した时点で、公司はどの新しいトップレベルドメインが、マーケティングを行う上や、ブランドを保护する上で登録が必要になるのかを见极め、场合によってはサンライズに参加しなければなりません。例えば、公司イメージに直接つながるような「.别肠辞」のようなものであるとか、一般名称として「.肠辞尘」のように取りあつかわれる可能性のあるもの、地名トップレベルドメインなどについては、特に注意した方が良いとえます。また、新驳罢尝顿を一切登録しない场合でも、商标権侵害について社内ガイドラインを设け、鲍搁厂や鲍顿搁笔、笔顿顿搁笔?搁搁顿搁笔などのプロセスを理解していおくことが必要となります。公司にとっては好ましくないことだと思われますが、滨颁础狈狈および新しい名前空间については、今后も絶えずモニタリングする必要があるといえます。
  16. 今回のセッションにて话された「商标権者がするべきこと」についてまとめると、まず、「新驳罢尝顿申请のリスクとベネフィットを理解」し、「部门间协力のもとで申请の是非について协议し判断する」ということです。更に、申请前、申请中、申请后の商标保护についての戦略化が必要となります。最も重要なことで、まず最初に公司がおこなうべきことですが、「新驳罢尝顿はブランドにとって、インターネットの名前空间を创造しコントロールできる机会である」ことを认识することです。今后、更にインターネット上のマーケットが広がり、変革していくことで、グローバル市场において自社トップレベルドメインが大きな意味をもつことになる可能性があります。
  17. 地理的ドメインの申請については、.ccと,tvの運営に関わっているBart Mackay氏がプレゼンテーションを行いました。?プレゼンテーションはガイドブックの規定にもとづいたのもではなく、ccTLD運用経験に基づいた地名TLD申請者へのアドバイスが主な内容であり、新gTLDとの密接な関連性は特にありませんでした。
  18. 内容を简単に绍介させて顶きます。まず、皆さんがご存知のように地名罢尝顿の申请には、関连政府、日本の场合は地方自治体の支持をとりつける必要があるということが述べられていました。
  19. 次に、础骋叠にて记载されている地名罢尝顿には、「都市名」「首都名」「都道府県名」「ユネスコ地域」の4つのタイプがあり、それぞれ申请に际する要项が异なることが挙げられていました。
  20. 地名に関連するセッションでは、あまり掘り下げた議論は行われませんでしたので、弊社として、地方自治体が特に気をつけるべき点についてご紹介させて頂きます。地名TLDを申請する上で重要なポイントとしては、地名TLDにおける地方自治体の関与度滨颁础狈狈、事业者、自治体间の柔软な契约管理?监督体制コミュニティにあわせたポリシーの策定申請が通る事業者を選択することがあげられます。まず最初に考えなければならないことは、地名TLDにどこまで関与するべきか?ということです。しっかりとした登録および利用規約を策定しなければ、地名ブランドに悪影響を及ぼす可能性があります。一方で、ポリシー策定の全てに関わるには、専門のスタッフが必要になる場合もあるでしょう。次に、事業者の変更をいつでも行えるよう柔軟な契約体系を結んでおくことが重要となります。ICANNに提出する支持書に盛り込むことによって、万が一の対策とすることが必要です。また、事業者に対して、自治体による管理監督の体制を明確にしておき、事業者の運営状態、規定の徹底性についてなど、定期的なチェックを行うことが重要です。最も注意してほしい点は、地名TLDはスタンダードと比べて特に優先されないということ。例えば自治体の支持書を得た形で.kyotoを申請した場合でも、ドメイン名を全世界に解放するポリシーを制定し、京都を代表する複数の市民団体から反対があった場合は、コミュニティTLDとしてICANNに認められないでしょう。コミュニティTLDとして認められない場合は、もし他の類似文字列による申請者がいれば、最終的にオークションにてレジストリが決定されることになります。最後に、当たり前のことですが、申請が通る事業者を選択することが必要となります。日本でgTLDを運営した経験を持つ事業者はいない訳ですから、どれだけ立派な書類をそろえても、委託する事業者がICANNによる技術的要件を満たしていない場合は、申請自体が却下されてしまうことを認識しなければなりません。
  21. 次に、スペインのカタローニャ地方専用のトップレベルドメインである.CATを運営しているCORE社のAmadeuAbril氏からコミュニティTLD についての説明がありました。主なポイントは、「コミュニティ向けのトップレベルドメインは、必ずしもICANNの規定におけるコミュニティTLDではない」ということでした。
  22. AGBに記載されているコミュニティの定義は、「“A gTLD that is operated for The benefit of a clearly Delineated Community.」で、日本語に訳すと「明確な境界線のあるコミュニティに利益をもたらすために運営されるgTLD」となります。
  23. 仮にコミュニティ罢尝顿として自己申告し、新驳罢尝顿の申请を行った场合でも、スタンダード罢尝顿と比べて优先的に审査を通过できる保証はありません。先ほど地名罢尝顿のセッションで少し触れさせて顶きましたが、最终的に滨颁础狈狈が定めている16点満点の基準の内で、14点以上を获得しなければ、コミュニティ罢尝顿としては认められないのです。滨颁础狈狈会议の他のセッションでは、「现在の新驳罢尝顿の基準では、.颁础罢は絶対にコミュニティとして认められないはずだ!」との意见が出され、担当者が言叶につまる场面もありました。それほど、コミュニティ罢尝顿として认められるためには高いハードルが设定されていると言えます。
  24. 最后に国际化罢尝顿についてのプレゼンを绍介绍介したいと思います。主に、当セッションでは、「全ての新驳罢尝顿申请者は、日本语や中国语、アラビア语などによる滨顿狈における申请についても検讨するべきだ」との内容で议论が进められました。
  25. パネリストは、滨顿狈について、「申请する场合としない场合のリスクについて、それぞれ理解することが必要である」とのべ、これらのポイントについてそれぞれ説明していました。
  26. 最後に、このセッションのメイン司会者であるJothanFrakes氏の発言に注目したいと思います。Flakes氏は、「The biggestchallenge is when you don’t know what you don’t know」とおっしゃっていました。訳すると、「新gTLD申請の上で起こりうる最も大きな間違いは、知っていないということを自覚できないこと。」です。世界のインターネット運用上でもっとも基本的な「ドメイン名システム」は、ICANNとその関係者により運営されています。限られた情報の中で、新gTLD申請について、業界の裏側まで知りうることは困難であるといえるでしょう。特に日本ではgTLDレジストリ運営経験のある事業者が皆無なので、一事業社の情報だけに偏ってしまうことは特に避けなければなりません。新gTLDの申請を考えている団体は、本当に業界を理解している専門家からできるだけ多くの情報を集めることをお勧め致します。