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「うちの子がパルクールをやりたい!
と言い出したら親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
Vol.1 「パルクールの種類」
Vol.2 「パルクールの“精神”」
Vol.3 「パルクールから期待できること」
Vol.4 「海外と日本のパルクール」
Vol.5 「パルクールのリスク」
Vol.6 「リスク vs 可能性」
Vol.7 「パルクールの始め方」
Vol.8 「まとめ」
Vol.1 「パルクールの種類」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
分類パルクール(PARKOUR)
Art du deplacement
世界で最初につけられた名称でこの運動コンセプトを的確に
示したもの。直訳すると"移動の方法“ どんな場所にも適応
する方法であり、心身の強さを求めていく方法
移動動作を使った
トレーニング性を重視
PARKOUR
David Belleによって作られ現在では最も普及している名称。
素早い移動動作を焦点に実践しているのがDavid Belle氏
素早い移動や
移動技術を重視
Free Running 様々な動作?エッセンスを取り入れ自由に動く事を焦点に実践し
ているのが、同ドキュメンタリーに出演したSebastien Foucan氏
ダンスやアクロバットを取り入
れたパフォーマンス性を重視
Youtube等でよく観るのは
派手めなパフォーマンスが特徴の
「Free Running」だったんですね。
ちなみに、合同会社SENDAI X TRAINがこれからパルクールを始める子ども達に提供しているパルクールは
「Art du deplacement」と「PARKOUR」になります。理由はアクロバット等を含む「Free Running」を初めて実施するには相応の責任
と実績を持った指導者と安全性を確保できる環境(マット等)が必須なため、いきなり小さいお子様に提供することは危険性が高
いと考えているためです。
もちろん!順を追って適切な指導者の下、適切な段階で練習を詰めば
世界のトップアスリートの仲間入りも夢ではありません!
その他の分類
種類 説明
体操 大きく、一般向けの健康維持や肉体をほぐすための準備運動の目的、学校における体育授業の一環として行うものと、体を動かす
姿の美しさを競う競技としての体操の二つに分かれる。
前者としてはラジオ体操が代表的で、後者としては徒手または器械を用いた体操の演技を競う体操競技(器械体操)、手具を用いる
新体操などがある。似たようなものとしてはエアロビクスやトランポリン、場合によってはチアリーディングも挙げられる。
アクロバット 舞台芸術およびスポーツ競技として行われるアクロバットということばは、ギリシャ語の akros(高い)と bat(歩行)からきている。日本
語では軽業や曲芸とも言い、これを行う人物を軽業師、曲芸師と言う。
バランス、機敏さ、コーディネートの高度な技を要する全身運動(特に短時間に爆発的な動作を伴うもの)を用いた舞台芸術やス
ポーツはいずれもアクロバットとみなすことができ、ダンス、および飛込みなどの各種スポーツ、時には宗教行為にも含まれる。
トリッキング あらゆる格闘武術の要素の取りこまれたもので、格闘技というくくりよりは技を見せるという要素が強いものです。 アメリカでは、今で
もXMA(エクストリームマーシャルアーツ)という呼び方も主流で、トリッキングという呼び名が定着し始めたのは、ここ数年以内だと
言われています。
エクストリームス
ポーツ
速さや高さ、危険さや華麗さなどの「過激な(extreme)」要素を持った、離れ業を売りとするスポーツの総称。 アクションスポーツ
(action sports) とも呼ばれ、Xスポーツ(X sports) と略される事もある。
こうしてみると、パルクールと混同されやすいスポーツは様々あるみたいだけど、よく見ると定義が異なります。
子どもさんが「やりたい!」と思うものが本当にパルクールなのか、
一緒に様々なスポーツを調べてみるのも、コミュニケーションが増えて良いかもしれませんね!
Vol.2 「パルクールの“精神”」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
パルクールの“精神”
"be strong to be useful"
パワーだけの強さではなく巧緻性に優れ
他者の力にもなれる万能さを目指します。
"never give up"
強さを求める上で最も必要な、あきらめないという事。
いかなる状況でも最初に決めた事は最後までやり抜きます。
"start together, finish together"
自分が見えない領域を見てくれる仲間の存在を大切にします。
利己的にならぬよう困難な状況に居る他者の力となり、共にゴールを目指しま
す
パルクールの特徴
陸地で行われる移動運動がすべて含まれる運動方法です。
走る?跳ぶ?這う?滑る?登るなどの動きの中に、回る?転
がる?乗る?ぶら下がる?体をふる?バランスを取るなどの
姿勢制御運動も含まれます。目の前の場所を使って体を動か
すので、角度を変えるたびに動き方は無限に広がります。一
直線に進んでも回り道をして進んでも大丈夫。動き方に決ま
りはありません。
しかし動きの中で一貫するものは、様々な動きを絶え間なく
連続させる事です。実践者はそれを"Flow"と呼び、連続した
動きの中で判断力や適応力を高め、またそれそのものが移動
の象徴となります。
その人にしか見つけられない動きの追求は自己探究にも繋が
り、他者とは異なる自分の限界を広げ続けることが個人レベ
ルの実践を可能にしています。他者と競い合わず個人のオリ
ジナリティを尊重し、限界に挑む人を支える事もパルクール
の強さの一つです。
パルクールにおけるトレーニング
動きがシンプルだからこそ、課題の見え方も明白で、ほんの少しの変化さえすぐに感じ取ることがで
きます。
難しい動きには恐怖心が付きまといますが、それを乗り越えたときの達成感は格別のものがあります。
より大きな達成感を感じることで、挑戦することへの意欲を掻き立て、自立的行動を習慣化します。
考え、行動し、反省し、また考え、行動し???。
その繰り返しがパルクールをより深く実践するために最も必要なプロセスになります。楽しむことや
真似をすることはあくまでスタートラインであり、本質に辿り着くには自分と向き合い続ける必要が
あります。
弱点や欠点は何か、動きだけではなく全ての領域で考え、常に新しい自分を求め続ける事。その途上
で自分の色を見つけアイデンティティを強調しオリジナリティを豊かにします。
自己鍛錬 / 自己探究 / 自己表現
その要素をあわせもち健全で自由な心身を求めていくプロセスがパルクールなのです
Vol.3 「パルクールから期待できること」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
身体能力向上…なんて序の口!?
利便性 身体?精神?認知?知的機能向上へ効果的
安全性 怪我、肥満、生活習慣病、転倒の予防、事故の減少
娯楽性 運動が好きになる、外遊びの増加、遊び方の幅の拡大、一人でも出来る
経済性 パルクール一つで全身を使う、特別な道具は要らない、ゲームより面白い
達成感 学校体育や部活動への応用も十分可能、成功(練習して出来るようになるという)体験の増加
自尊心を満たすもの スポーツ選択肢の幅拡大、自己肯定感の増加、仲間との練習、「出来る!」という自信
身体能力は勿論、日常生活の中に立ちはだかる困難(障害)を乗り越える
精神的な強さや創意工夫する思考能力までパルクールは期待できます!
遊びとしての娯楽性よりも、実生活や将来までも役立つ実利(利便)性も要チェックだと思いますよ。
Vol.4 「海外と日本のパルクール」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
海外のパルクール①
まず一番はパルクールの実践者“数”が段違いで多いこと!
パルクールの適切な理解をしている人も、していない人も含
めて、実践者数が多く、子ども~お年寄りなど、各年代やコ
ミュニティグループの層も幅広くあるため、どこの地域でもパ
ルクールと関連したイベントやトレーニングなどを探すことも
容易です。
海外のパルクール②
屋内外?無料有料どちらでもパルクールの施設が充
実しており、安全かつ効果的な練習がいつでも出来る
んですって!イギリスだけでも
50施設もあるなんて、うらやましい!
海外のパルクール③ 海外には適切なパルクールの指導が出来る資格を
有する“コーチ“がいます!
安全管理や指導手順などに基準がある資格を取り、
適切にパルクールを指導してくれる人がいるから、
普及もしやすいんだね!
日本のパルクール
? パルクール人口
およそ500人程度とか言われてたりしていて、年齢層も10~30代が圧倒的。
40~50代での実践者は全国を見ても指でかぞえられる程度しかいません。
? ジム等の練習施設
2017年現在は東京にただ一つあるのみです。
? コーチ
2017年現在で、日本でパルクールの国際指導資格を有する人間は3名の
みです。
おいおい、マジかよ…
海外とは雲泥の差じゃん…
Vol.5 「パルクールのリスク」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
施設、設備、用具のリスク
? 日本国内にパルクールに対応する施設、設備、用具を販売している
企業はまだありません。またパルクール自体に関する適切な安全基
準を持たせる決まりや法律もありません。つまり、現行の施設、設備、
用具はいわゆるJIS規格などの安全規格や基準を通ったものではな
いということです。
? 現在のパルクール関連施設、設備、用具は、手作りやオリジナルに
よる試行錯誤の段階のものなので、不具合や予期せぬ出来事が生
じる可能性は十分に有り得ます。
日本遅れてるな…
健康管理と身体能力のリスク
? コーチが少ない日本では、適切な健康管理をしながらパルクールの
指導を実施できる場合も少なくなります。不適切な健康管理の中、
指導を継続し健康状態を悪化させたり、事故や怪我を誘発させてし
まうことも十分に有り得ます。また、応急手当や緊急時対応などの
知識や経験がないコーチでは、万が一の有事に対応はできないこと
になってしまいます。
? 外傷事故に対応できる医学的知識や緊急時対応方法など、適切な
事前リスク管理と事後リスク管理が出来る人材が少ないことが非常
に大きなリスクです。
日本にもコーチを
増やさなきゃだな!
自然条件のリスク
? 屋外で実施するパルクールは自然条件によってリスクが左右されま
す。
? 朝は気温差で地面が濡れていたり、日中は熱中症や火傷、夜間は
照明の不足による事故
? 地震、雷、津波などにおける対応などなど
自然を舐めたらいかん!!
経済的なリスク
? 誰かの人生が大きく変わってしまうかもしれないと思えばリスクを予
測し、出来る限りの対応を考え実行するべきですが、それでも事故
が起きてしまうことはあります。その場合の責任がどのようなものに
なるのかと言えば、一般的には「誠意ある態度」と「お金」だと思いま
す。
? しかしながら、日本におけるパルクールには保険はありません。
※個人で掛けるものは別 加害者、被害者のどちらも
悲惨なその後に
なっちまうのか…
Vol.6 「リスク VS 可能性」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
リスクはある!でも、可能性もある!
? 今の日本ではまだまだマイナーの中のマイナーと言えるパルクール
のため、リスク補償体制は不十分ではありますが、今後の体制改善
の余地もまた十分にあると考えられます。
? 子どもたちの運動能力や創造力が、今までのスポーツとは比べ物に
ならないくらい圧倒的に伸びていく可能性は十分にあると考えられま
す。
日本の中では怪我や事故だけじゃないリスクも大きいってことか…
でもそれでも子供たちにとってのメリットも物凄くたくさんあることも事実だとは思う!!
私たち大人は、
このギャップを十分に理解した上で子どもたちにチャレンジさせないといけない訳だね!
責任は、原則自己責任
? 規格や基準、補償体制が無いと事前に分かっているけど、それでも
「やりたい!やらせたい!」となれば、そこから先は原則自己責任に
なります。
? 海外のスポーツ界では「スポーツにリスクは付き物、それが嫌なら初
めからやらなければ良い」という格言じみた言葉があるように、ス
ポーツをやるということは、自己責任を承知しているという意味にな
る。
確かに…事前にリスクを提示されているにも関わらず、それでも
「やる!やらせる!」と決めたのは当人の意思…ってことなんだね。
やる前に、熟考する必要があるな…
Vol.7 「パルクールの始め方」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
教室
名称 地域 URL
TOKYO PARKOUR ACADEMY 東京都 https://tokyoparkouracademy.jimdo.com/
アクロバットジムホワイト 東京都 https://www.white-acrobat.com/
ジェムストーンジム 東京都 https://www.gemgymsetagaya.com/
NaGaRe 大阪府 http://nagareparkour.jp/
日本ど真ん中倶楽部 愛知県 http://ndcparkour.com/
ケントスパルクール 福岡県 http://kentosuparkour.com/
自分たちのジムではないけど、スタジオを間借り
して教室という形を取っている団体もあります。
全国でもかなり少なく、主要な都市の中でもとて
も少ないですね。
コーチ派遣?イベント出店?ワークショップ開催等
名称 地域 URL
合同会社SENDAI X TRAIN 宮城県/東京都
https://www.sendai-x-train.com/
日本で唯一パルクールを専門にしている会社
パルクールの国際指導資格を有するスタッフがいて、宮城
県と東京都中心にコーチの派遣などを実施している
自分たちで教室の開催はしないけど、コー
チを派遣したり、単発のワークショップやイ
ベントに出店するっていう形でパルクール
を指導している会社もあるんですよ。
その他
Web
? Google先生
? Youtube先生
Book
? Parkour Handbooks (by Dan Edwards)
まぁ、あとは独学でやるとなれば、
こんなところかしら…
Vol.8 「まとめ」
「うちの子がパルクールをやりたい!と言い出したら
親が1番最初に知るべきはコレ」シリーズ
合同会社SENDAI X TRAIN
代表: 石沢 憲哉
まとめ
? パルクールにもジャンル(みたいなもの)がある
? パルクールには武道みたいな“精神”がある
? パルクールは運動能力の他にもたくさんの効果がある
? 海外のパルクールは進んでいる
? 日本のパルクールは今からである(遅れているとはあえて言わない)
? パルクールには事故や怪我だけじゃないリスクがたくさんある
? リスクも原則自己責任
? リスクもあるけど、メリットも大きくある
? 教室なんかもあるにはある

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