e-Stat Junior 提案資料
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STAT-DASHグランプリ2016 総務大臣賞受賞 同コンテスト最終審査会での発表資料
e-Stat Junior 提案資料
- 1. e-Stat Junior 小中学生のための統計情報ポータルサイト 「 」の提案 関西学院高等部数理科学部 佐々木 雄司 小林 優斗 中村 紗彩 福井 昌則
- 4. 動機 e-Stat Junior ②部内での議論 小学校時代の調べ学習で何を扱ったかについて議論 e-Statを知らない, 知っていても活用できない 扱ったテーマは “エネルギー”, “地震”, “原発”, “原爆” “戦争”, “日本と他国との関係性” など そして, e-Statを使ったかという話になったが???
- 10. e-Stat Junior ①単元の範囲に絞った検索 ②地域別の情報取得 ③キーワード検索 提供する3機能 ① ② ③
- 11. e-Stat Junior得られる効果 e-Stat Junior の導入 教育への大きな効果が期待できる 統計データへの アクセスを簡単に 統計への 関心を高める アクティブ ラーニングの促進
- 19. 現場の意見(要約) e-Stat Junior 「データの利活用や, それを通じて社会問題を考えていくことは, 一朝一夕で出来るものではなく, 小学生のような初期段階から 積み重ねていくことが重要だ. それをサポートする e-Stat Juniorは利用価値がある. 」 (社会科の村田辰明先生) 「生徒自らが主体的に学ぶアクティブ?ラーニングのような 学び方によって, 授業の理解が深まると言われている. e-Stat Juniorのような, 生徒が自分で資料検索が出来る手段に よって, 探求型学習を授業に導入しやすくなる. 」 (総合的な学習の河野隆一先生) ※3 ※4
- 20. e-Stat Juniorの位置付け e-Stat Junior 情報量 年齢 e-Stat e-Stat Junior 自治体などのサイト
- 21. まとめ e-Stat Junior e-Stat Junior 導入によって変わること 小中学校などの 教育現場で 統計利用を促進 統計を用いた 論理的思考 能力の育成 アクティブ ラーニングの さらなる促進
- 31. e-Stat Junior取材結果(小学校その4) ?e-stat juniorを授業で使うとすれば？ 要らない情報が出てこない（政府が出しているから よって、PowerPointに事前に入れておく必要がないかもしれない→その場で、リアルタイムに検索する ことができるかもしれない 関連キーワードがでてくることで、それを用いて、「次にどれを検索したい？」という発問とか 大きな時間をかけずに的確に情報に当たれるなというのはある ?毎日更新した面白い統計紹介 毎日の自主学習で毎日更新されるデータを利用→実は、全く関係なさそうだけど、実は毎日見ていくと 関係のあるデータ→小学生にとって大きな発見→これが統計の面白さの発見になる ?e-stat juniorの問題点 あんまり便利になりすぎると勉強にならない？ 自分で考えなくなる 今は、グーグルとかで検索してもまとめがある。小学生にとって、e-stat juniorのほうが面白いとか そういうものがなければ、使うことにならないかもしれない→確実な情報という点では学校としては 使える（メディアリテラシーの教育としても）
- 33. e-Stat Junior 取材項目 1 現場ではどのように調べ学習を行っているか 2 第一次資料，情報源は何か 3 統計の力をつけるためには何が必要か 4 調べ学習でどんな教材，サイトを利用したいか 5 生徒がどのようなことで調べ学習に興味をもつか 6 統計を用いるときの問題点 7 統計学習のメリット
- 34. e-Stat Junior 取材結果(小学校) 1 話し合い学習→調べ学習→話し合い学習???を繰り返す 2 自治体のサイトや公的機関のサイト 3 統計を用いた学習を繰り返し行う 4 ある程度情報が限られたサイトがよい(法務省キッズなど) 5 あまり媒体を指定をしない方が興味を持つ 6 Googleなどを使わない 7 論理的思考能力が育成できる
- 35. e-Stat Junior 取材結果(中学校) 1 自治体サイトや各白書を用いて 2 自治体のサイトや公的機関のサイト，各白書 3 統計に対して疑問をもつ 4 ある程度情報が限られたサイト 5 面白い統計や新しい統計を紹介する 6 この統計を使えばこういったことが得られるという結果 7 データを提示し説得力のある説明を行えるようになる
- 36. e-Stat Junior 出典 ※1 総務省統計局「なるほど統計学園」（http://www.stat.go.jp/naruhod ※2 総務省統計局「政府統計の総合窓口 e-Stat」（http://www.e-stat.go. ※3 関西学院初等部 村田辰明氏 談（取材：佐々木雄司） ※4 関西学院中学部 河野隆一氏 談（取材：佐々木雄司）
Editor's Notes
- それでは、小中学生のための統計情報ポータルサイト「e-Stat Junior」の提案をさせていただきます。 ＜ゆっくりめに＞
- 今回の提案の動機はこの二つです。一つ目は佐々木の実体験、二つ目はクラブ活動の中での議論です。 ＜30秒＞
- まず、一つ目の動機ですが、私が中学生の時、統計グラフコンクールにポスターを出品したことがありました。このとき、e-Statを利用したのですが、いくつかの問題点がありました。 こちらの図を見てください。小中学生には難しいと思われる単語に赤色をつけています。難解な単語がとても多いということをおわかりいただけると思います。 また、情報が多すぎて目的のデータを見つけづらいという問題もありました。このような理由から、正直に言えば中学生だった私にはe-Statはとても使いにくいサービスでした。
- 二つ目の動機です。 あるとき、クラブ活動のなかで、小中学校時代にどんな調べ学習をしたか、という話になりました。 ある部員の小学校では「エネルギー問題」や「地震」などこちらに記載しているようなテーマで調べたり発表したりしていました。それらのテーマの多くは、統計を利用すればより理解が深まると考えられます。そして、そのとき、e-Statを使ったかという話になったのですが、当時は、e-Statを知らないか、知っていても活用出来なかったというのがほとんどでした。そして、現状について調べてみると、 ＜2分＞
- 现在、インターネットで政府が提供しているサービスとしては、统计学习サイトである「なるほど统计学园」、実际にデータ収集を行う「别-厂迟补迟」の２つがあることがわかりました。まず、学习サイトで统计に関心を持ち、统计の使い方を学ぶ、次に、実际に别-厂迟补迟から情报収集を行い、それを活用する、という流れがあると考えられます。しかし、実际には…
- この二つのサービスのレベルには大きなギャップがあります。小中学生にとって、e-Statなどを使うことは非常に難しいということです。 せっかく、なるほど統計学園で統計に関心を持ち、活用したいと考え始めた小中学生が、簡単に統計資料を見つける手段が存在しません。また、現場の先生に意見を聞いたのですが、同意見でした。
- 以上のことからe-Statの問題点をまとめますと、 まず、小中学生にとって使いにくい、 そもそも知られていない、 学校の先生から見ても、e-Statは使い方が難しいので勧められない。 すると、学びが狭い域を出なくなってしまう、という問題を抱えています。
- そこで、それらの問題点を解消するために私たちが提案するのは『小中学生のための統計情報ポータルサイト「e-Stat Junior」』です。
- これが、そのサイトのトップ画面です。
- このサービスでは、三つの方法で資料を見つけます。 一つ目は、こちらが用意しているよく使われる単元別の資料を見つけやすくする方法 二つ目は、地域を選択し、そこに関わる様々な資料を見ることが出来るというもの そして、三つ目は、キーワード検索によって全ての情報の中から見つけられるようにするものです。 この三つの検索方法は、利用者のスキルレベルに合わせて選べます。 小学生など、まだ統計利用の経験が少ないユーザーは、単元別の資料を利用、 馴れてきたら地域別検索、 中学生などでは、キーワード検索で全ての情報にアクセスします。 このように段階をおって資料の範囲を広げていきます。
- 得られる効果についてです。 e-Stat Juniorには、このような効果が期待できます。 統計データへのアクセスを簡単になり、先生や生徒による統計の利用チャンスが広がります。 また、生徒の統計への関心を高めることが出来ます。 それによって、生徒自らが自分で学ぶ、アクティブラーニングを促進します。 以上のような教育への大きな効果が期待できます。
- ここで、e-Stat Juniorの機能について説明します。 これは、先ほど紹介したメインページです。＜クリック＞検索バーに、キーワードを入力すると、関連するキーワードの候補が表示されます。 また、従来のシステムでは調査のタイトルしか検索していませんでしたが、このシステムでは、具体的な項目なども検索します。ここでキーワード検索を行うと、このような検索結果が表示されます。
- 検索は、「国势调査」のような政府の调査単位ではなく、その中の调査项目ごとの结果が出ます。＜クリック＞また、データの概要が表示され、タイトルだけでは理解できなくても、これを読めば意味を理解できます。＜クリック＞この右侧の部分では、データのサンプル画像や、活用例としてグラフ等も表示します。
- 検索结果をクリックすると、＜クリック＞资料の详细が表示されます。ここでは、データの详しい説明やプレビューが表示され、＜クリック＞このページからデータをダウンロードしたり、简単なデータであればそのまま表示したりすることができます。
- また、小学生タブをクリックすることでふりがなが表示され、内容も最适化されます。
- この関连项目を开くと、タグ付けされた调査、他の利用者が见た项目などを関连项目として表示します。
- またこちらでは、＜クリック＞同时に调査された别の调査项目も説明と共に提案されます。
- 活用の例としては、 まず、e-Stat Juniorを先生が授業の中で実演し、生徒と一緒にキーワードを考えます。 次に授業内で先生の指導のもと、生徒が自分で検索を行います。 生徒はそうして学んだ知識を生かし、家でも同じようにe-Stat Juniorを使った検索をしてみます。 この一連の流れによって、生徒の主体的な学習を促進します。
- この提案を行うにあたって、小学校、中学校それぞれの現場の意見を聞いたところ、 小学校の先生からは、 「データの利活用や、それを通じて社会問題を考えていくことは一朝一夕で出来るようになるものではなく、小学生のような初期の段階から積み重ねていくことが必要だ。それをサポートするe-Stat Juniorは利用価値がある」 中学校の先生からは 「生徒自らが主体的に学ぶアクティブ?ラーニングのような学びかたによって授業の理解が深まると言われている。e-Stat Juniorのような、生徒が自分で資料検索を出来るようにする手段によって探求型の学習を授業に導入しやすくなる」 といった意見をいただきました。 時間の都合上全てを話すことは出来ませんが、現場の意見を取り入れ、実際に教育現場で言われている問題の解決につながる機能を様々なところで盛り込んでいます。
- 今、教育現場では、自治体などのサイトの利用を推奨しています。自治体のサイトは情報量が地域レベルに限られているため、使いやすいといえます。しかし、情報が地域レベルに限られることで、もっと広い視野での探求を続けることが出来なくなります。＜クリック＞私たちが提案するe-Stat Juniorはe-Statを使えるようになるまでの橋渡しとして有用であると考えています。
- 最後に、まとめです。 e-Stat Juniorは、教育現場での、統計利用を促進します。 また、生徒が、自分の力で資料を活用することで、論理的思考能力を伸ばします。 このように、e-Stat Juniorを利用することで、いま、教育現場で注目されているアクティブ?ラーニングを進めていくことにつながります。
- また、この環境を政府より提供していただくことで、 小中学生も、政府が収集、提供している信頼性の高い情報を確実に得ることができるようになります。また、学習指導要領と密に連携することで、学年や単元に即したデータを提供します。 最終的に、統計学習の推進と、それを用いた人材育成が期待できます。 以上で小、中学生のための統計情報ポータルサイトであるeStat Juniorについて紹介を終わらせていただきます．e-Stat Juniorの導入によって，小中学生の統計学習、探求型学習をさらに発展させることが出来るようになれば幸いです。
- 以上のことからe-Statの問題点をまとめますと、 まず、小中学生にとって使いにくい、 そもそも知られていない、 学校の先生から見ても、e-Statは使い方が難しいので勧められない。 すると、学びが狭い域を出なくなってしまう、という問題を抱えています。
- ご静聴、ありがとうございました。 ＜１０＞
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- ご静聴、ありがとうございました。 ＜１０＞
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