アプレッソの人事考课制度
- 13. 業績考課シート 工夫ポイント
分類 能力 評価カテゴリ
風のエンジニア 迅速な設計/実装によってチームを加速させる風のエ
ンジニア。
風のエンジニアがいない開発チームでは、他に先駆け
て新製品やサービスをリリースすることが困難になる。
技術スキル
計画性/実行性
林のエンジニア 突発的なトラブルが発生しても冷静に対処し、チーム
に乱れぬペースを提供する林のエンジニア。
林のエンジニアがいない開発チームはトラブル発生時に
何をすべきかの正確な判断を行えず、混乱に陥りやす
い。
協調性/コミュニケーション力
柔軟性/臨機応変性
火のエンジニア 新しい技術/方法/ツールの積極的な導入によって
チームやその成果物の競争力を高める火のエンジニア。
火のエンジニアがいない開発チームは同じやり方を繰り
返すことはできるが、進歩する機会が少ない。
技術スキル
革新性/先進性/改善性
山のエンジニア 厳密なエラーチェックと堅牢なプログラミングによって成
果物の安定性を高める山のエンジニア。
山のエンジニアがいない開発チームは常に品質の低さ
からくる不安にさいなまれる。
責任性/信頼性
計画性/実行性
小野和俊のブログ / プログラマー風林火山
http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50065532.html
- 17. 前年度人事考課
? 対面
? 年一回
? 30分~1時間程度
? 年度目標設定、四半期目標設定
– 本人と管理者双方で作り、擦り合わせ後決定
? 内容はGoogle Docsで共有
– 本人はメモを取らなくて良く会話に集中できる
- 18. 目標設定 工夫ポイント
? 定量目標と定性目標両方OK
– 定量目標例
? 2014/12にDSS3.2をリリース
? インシデントを100個/年対応
– 定性目標例
? 新入社員の育成
? XXXのラストマンになる
? 仕事の目標も設定するが、個人目標も設定する
– 個人目標はプラス評価はあるがマイナス評価はしない
? 資格取得、プライベートでXXXソフトを作るなど
– 個人目標達成プロセスが仕事目標達成の助けになる
- 19. フィードバックインタビュー
? 対面
? 四半期に一度
? 30分~1時間程度
? 内容
– 年間目標、四半期目標確認
? 年間目標が時間が進むにつれ変更されるので、その場合には都度修正し
ていく
– 自己評価 (S、A、B、C、D)
? 自己の振り返りがねらい
– 管理者コメント ≠ 管理者評価
? 良かったところ、改善を期待したいところ、コメント
– 次四半期目標設定
- 22. フィードバックインタビュー 工夫ポイント
? 評価ではないので「良かったところ」を多く伝える
– 具体的な事例が伝わりやすい
– 効果も説明
? 「改善を期待したいところ」は以下の流れで伝える
– 最初はやんわりと改善を期待したいところ伝える
? 事実が異なる場合には、本人から反論、コメントが出る
– 具体的な事例が伝わりやすい
– ダメ出しにならないよう、何を改善して、どのようになれば良いになるのか具体的に伝える
– 二度目以降はずばっと伝える
? 早期改善アクション実施、早期問題点摘み取り
? 目標の変更も随時行っていく
? 緊張した雰囲気を作らない
– 笑顔で話す
– 正対して座らない
– ずばっと伝えるときは難しいが???
- 24. 人事考課 工夫ポイント
? 評価した内容を影響も含め事例をもとに説明する
– 特に定性目標
? 目標にない内容も評価対象とする
– 特に良い内容
? 組織への影響が大きいものは評価への影響も大きくする
? はっきりと断定的に話す
? 伝わる、納得の行くまで何度も話す
– 特に自己評価と管理者評価との乖離が大きい場合
– 日を改めて何回も人事考課することもあります
? フィードバックインタビューよりも緊張感のある雰囲気を出す
– 冷静な表情で話す
– 正対して座る
- 34. 人事考課 工夫ポイント
? 人事考課のコンセプトを決めておく
– コンセプトからずれたときは徐々にコンセプトに合うようにしています
? 真剣に人事考課をする
– 考課を受ける人の人生の一部を担っている気持ちで人事考課をしています
? 厳しい評価をすることを恐れない
– 厳しい評価は将来のため。自分を信じようと何度も繰り返しています
? 客観は大切、でも主観はもっと大切
– 考課内容しっくりこないときは、自分の主観を優先し、制度を見直しています
? 過剰にプラス?マイナス評価しない
– 考課者評価、自己評価の両方を見ています
? 考課直前の内容に引きずられない
– 毎日考課をしています
Editor's Notes
- #3: 10年近く管理职をやっている
- #5: どれもアプレッソにとって大切な要素
- #14: 何かに特化しているのもよし、オールマイティもよし
- #21: 改善案: 品質があがらない → ペアプロ
気になること: 部屋が暑い → 空調温度を下げる、サーキュレータ
- #25: 定性目標→新入社員の育成→新入社員からXXXさんがメンターになってくれたお陰で、XXXのとき、XXXのように支援してくれ、今は独り立ちできるようになったと話している。私からみてもXXXさんは独り立ちできており、バージョンアップの際の主要メンバーの一人となっている
目標にない内容→XXXプロジェクトにおいてXXXさんが困っているところを能動的に支援しリリーススケジュールが間に合った。
組織への影響の大きなもの→大きなリリースで一人だけリリーススケジュールが守れない。ケンカをする。
- #34: 今まで説明したことが年间通してあるので、毎日考课するのが习惯になっています。