2013/08/24 LLまつり 天文学におけるLL利用の過去と現在4. 観測天文学って?
大雑把にいうと
– 望遠鏡 (光を集めるバケツ) で天体の光を集める
? より大口径の方がバケツの効率がいい!が、年に数日
しか使えないより占有の中口径望遠鏡がトータルでは
いいかも
– 集まった光を装置に流して加工(フィルター?分
光)
– 加工した光を検出器に入れて電子データ化する
? もっとも、大昔は眼視とか写真乾板だったわけです
? デジカメの親玉みたいなもん(サイズは桁で違います
が
– 観測で得たデータを解析ソフトで物理量に解析
? 基本的に生データは公開なので捏造できない
– たとえばすばるでは18ヵ月後から、太陽観測だと即時、と
か
? とはいえ、見えた!と思った天体を追観測したらノイ
8. 観測の電子化によるデータ解析の変化
IRAF : Image Reduction and Analysis Facilities
1980年代初頭からNOAOで開発が始まった、画像?データ処
理のためのソフトウェアパッケージ群+コマンド?スクリプ
ト機能
IDL : Interactive Data Language
1970年代後半から開発が始まった、ベクトル型数値データを
大量処理することに最適化された対話型のスクリプト実行環
境
組込?別途で配布されている、または作成したデータ
解析モジュールを呼び出す形で動作し、対話型処理と
その内容をスクリプトとして記述して自動的に処理す
る機能を持つ、のが基本。
14. astropy
astropy.time : 時間の取り扱い
UTC : 協定世界時
TT : 地球時
TAI : 国際原子時
TCG : 地心座標時
TDB : 太陽系力学時
TCB : 太陽系座標時
astropy.cosmology : 宇宙論パラメータの計算
cosmology.H(0) : デフォルトでは7year WMAPの観測結
果
FlatLambdaCDM : 曲率なしFLRWモデル
15. 観測のための装置
"In addition, changing to a 2.4-meter
mirror would lessen fabrication costs by
using manufacturing technologies
developed for military spy satellites.“
(Marshall Space Flight Center,
Power to Explore,
Chap.12 The Hubble Space Telescope)