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シューハート管理図とは?
ク コンサルティング
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クレイン テクノ
Crane techno
サイト URL:http://crane-techno.com/
2014年10月13日
1.シューハート管理図とは
シューハート管理図とは、 統計的品質管理において、プロセスが安定している状態かどうかを判断
するために用いられるグラフの一種です。アメリカのベル研究所のウォルター?シューハート博士
によって考案されたことから、この名が付いています。
シューハート管理図の目的
異常な変動の検出: プロセスに異常な原因(例えば、機械の故障、原材料の品質低下など)が発生
した場合、データに異常な変動が現れます。シューハート管理図は、この異常な変動を早期に検出
し、問題の原因究明と対策に繋げることを目的としています。
プロセスの安定性の維持: プロセスが安定している状態を継続することで、製品の品質を安定させ、
顧客満足度を高めることができます。シューハート管理図は、この安定状態を維持するための重要
なツールです。
2.シューハート管理図の構成
管理図は、工程が管理された安定な状態になっているかを調べるため、または工程を管理し、安定
な状態を維持するために用いられる、管理線の入った折れ線グラフです。
その構造は下記のグラフのように一本の中心線(CL)とその上下に一対の管理限界線(UCL、LCL)
から構成されている。
工程の状態を表す特性値をプロットした時に管理限界線の中にあり点の並びにクセがなければ工程
は管理状態にあると判断します。
3.管理図の数理構造
管理線には中心線(CL)および上方管理限界線(UCL)と下方管理限界線(LCL)があり、
両管理限界線は一般的に標準偏差の三倍の3σを用います。
管理限界から外れる確率は3/1000(0.3%)つまり1000台生産して3個である。
中心線 CL(CenterLine) =平均値
上方管理限界線 UCL(Uper Cntrorl limt) =平均値+3×標準偏差(σ)
下方管理限界線 LCL(Lper Cntrorl limt) =平均値-3×標準偏差(σ)
4.Xbar-R 管理図 作り方
代表的なXbar-R管理図のつくり方は、次のようになっています。
①データーサンプリング
ある品質特性について、同じ工程の生産ロットの検査データを20群以上集めます。
②並べ替え&平均値Xbarと範囲R算出
集めたデータを生産順ごとに並べ、群ごとの平均値Xbarと範囲Rを計算します。
③中心線 CL 算出
データの総平均Xbarを計算します。
この総平均Xbarが、Xbar管理図の中心線(CL)となります。次に、範囲Rの平均値Rbarを計算し
ます。この平均値RbarがR管理図の中心線となります。
なお、 A?はロットごとの抜取検査数で決まる係数です。
④上方管理限界線と下方管理限界線を計算
UCL=Xbar+A?×Rbar
LCL=Xbar-A?XRbar
⑤R管理図の上方管理限界線と下方管理限界線
R管理図の上方管理限界線と下方管理限界線を計算。
UCL=D4一Rbar
LCL=D3×Rbar
なお、D4,D3はロットごとの抜取検査数で決まる
係数ですが、ロットの抜取検査数が6個以下の場合
は、D3の値はほぼゼロに近いため考慮しません。
平均値
4.管理図の見方、活用の仕方
工程が安定状態にあるかどうかの基準は次のような場合を工程に異常があると判定します。
点が管理限界線の外側にある場合 中心線に対して、一方の側に連続して7点が並んでいる
連続する7点が、上昇または下降している 一定間隔で周期性を持っている
异常判定ルール
2024年10月13日
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